香港旅行が決まったら、まず確認しておきたいのが日本円から香港ドルへの両替方法。
どこで両替すれば一番お得?クレジットカードはどこまで使える?といった疑問を事前に解消しておけば、現地で慌てることなくスムーズに過ごせます。
この記事では、日本・香港の空港での両替、香港市内での両替スポット、そしてクレジットカードの使い勝手について徹底解説します!
▶ 香港ドルの基本情報
通貨名:香港ドル(HKD)
補助単位:1香港ドル=100セント
日本円との為替相場:1HKD ≒ 18.8円前後(2025年7月時点)
\ 香港旅行にeSIMがオススメ /
両替はどこがいい?それぞれのメリット・デメリット
香港ドルを用意する場所の選択はかなりありますが、それぞれのメリットがデメリットや両替のコツに関してご紹介いたします。
1.日本の銀行・空港で両替する

まずは、日本の銀行や空港で両替するという方法です。
メリット|出発前に現地通貨を用意できる
日本の主要な国際空港(成田、羽田、関空、中部など)には複数の外貨両替所があり、香港ドル(HKD)への両替にも対応しています。
出発前に現地通貨を手元に用意しておけば、到着直後にATMや両替所を探す手間が省けるため、初めての海外旅行や家族連れ、小さなお子様がいる方には特に安心な選択肢です。
デメリット|レートが悪く、手数料も高め
ただし、日本の空港での両替は利便性が高い反面、為替レートが割高で、さらに手数料も含まれていることが多いため、経済的にはあまりおすすめできません。
特に大きな金額を両替する場合、その差額が旅行予算に影響を与える可能性があります。たとえば同じ1万円を両替しても街中と比べると数百円〜千円以上の差が出ることも。
💡おすすめの使い方
日本の空港では、現地到着後すぐに必要になる分(例:交通費、飲み物代、SIMカード購入など)だけを少額両替するのが最も賢い使い方です。本格的な両替は、香港到着後に市内のレートが良い場所で行いましょう。
2.香港国際空港で両替する

次に紹介するのが、香港の空港に到着してから両替するという方法です。
メリット:到着してすぐに現地通貨を手に入れられる
香港国際空港の到着ロビーには、両替所やATMが複数設置されており、飛行機を降りたその場で香港ドルを入手できます。特に初めての香港旅行や、SIMカードの購入、交通機関への乗車など「現金がすぐ必要」な場面では非常に便利です。
空港内には銀行系の両替カウンターもあり、言葉が不安な場合でも日本語や英語の案内表示があるため比較的安心して利用できます。
デメリット:両替レートはそこまで良くない
空港の両替所は利便性が高い一方で、為替レートは街中の両替所やキャッシュレス決済に比べてやや割高です。また、手数料が上乗せされている場合もあるため、大金を両替すると損を感じる可能性があります。
空港では、市内への交通費や軽食代、SIMカード購入費など必要最低限の金額だけを両替するのがベスト。1人につき100~300香港ドル程度で良いでしょう。
💡ワンポイント
空港内の複数の両替所でレートも比較するのが良いでしょう。
空港内にも複数の両替所があるため、少し歩いてレートを見比べてから両替すると、多少なりともお得に両替できる可能性があります。
3.香港市内で両替する(重慶マンションがおすすめ)

メリット:両替レートが良く、手数料も安いか無料
香港市内には多くの両替所がありますが、特におすすめなのが尖沙咀(チムサーチョイ)にある「重慶大廈(重慶マンション)」です。
ここは、香港で最もレートが良い場所として知られており、日本円から香港ドルへの両替でも市内最安クラスのレートを提示している店が多数あります。
多くの両替所では両替手数料が無料、あるいは非常に安価に設定されています。空港と比較して1万円あたり数百円~1,000円近く得する場合もあるため、両替するなら断然お得です。
デメリット:お店によって信頼度やレートに差
ただし、重慶マンション内のすべての両替所が安全というわけではありません。中にはレートが良く見えても、実際は手数料を上乗せされていたり、計算をごまかされたりするケースも。信頼できる店舗を選ぶ目利きが必要です。
建物の雰囲気に慣れていない方には少し入りにくく感じるかもしれません。狭い通路や混雑した環境、積極的な客引きがあるため、貴重品の管理にも注意が必要です。
▶ 個人的にオススメの両替所はここ!
現在でも評判が良く、旅行者の間で信頼されている重慶マンション内の両替所です:
店名 | 特徴 |
---|---|
Singh’s Forex | レートが安定して良く、手数料なし。スタッフも親切で英語対応OK。 |
Kin Shing Money Exchange | 窓口が明るく、掲示レートと実際の金額が一致。偽札チェックも厳格。 |
必ず店頭の「掲示レート」と「実際の両替額」を確認してから両替しましょう。スマホの電卓で確認しながらのやりとりもOKです。
街中の両替なら「重慶マンション」一択!

香港の両替スポットで最も有名なのが九龍・尖沙咀にある「重慶マンション(Chungking Mansions)」です。この複合ビルには多数の両替所が集まっており、香港で最も良いレートを提示している場所のひとつとして知られています。
- 多くの店舗が競合しているため、レートが日々更新されており、比較的お得
- 両替前に複数の店舗を見比べるのがコツ
- 通りに面した店舗は信頼性が高く、利用者も多めです
💡ポイント
重慶マンション内での両替は、レートが日々変わるので現地通貨がある程度必要になった段階かレートが良い日にまとめて行うのがベスト!
クレジットカードの利用は?キャッシュレス先進都市・香港ではクレカが大活躍!

香港はアジアでもキャッシュレス化が非常に進んだ都市で、ほとんどの観光施設やショッピングモール、ホテル、レストランなどでクレジットカードが問題なく使用できます。
対応ブランドも幅広く、以下のような主要国際ブランドでの決済が可能です。
- Visa(ビザ)
- Mastercard(マスターカード)
- JCB
- American Express(アメックス)
- UnionPay(銀聯カード)
特に中価格帯〜高級ホテル、ブランドショップ、チェーン系レストランなどではサインまたは暗証番号だけでスムーズに決済でき、香港ドルを用意しなくても旅行の大部分をカバーできます。
ただし、現金が必要なケースも!

香港は便利なキャッシュレス都市とはいえ、すべての場所でクレジットカードが使えるわけではありません。以下のようなケースでは、現金(香港ドル)が必要になることがあります:
シーン | 理由・状況 |
---|---|
ローカル屋台や食堂(大牌檔) | 現金のみ対応の店舗が多い。小規模経営でカード端末を持たないことがある。 |
ミニバスや一部の交通機関 | オクトパスカード(交通系IC)は使えるが、クレジットカードには非対応。現金でお釣りが出ない場合も。 |
ストリートマーケット・市場(ナイトマーケットなど) | 値切り交渉を楽しむ場所では現金払いが基本。小銭があると便利。 |
ローカル系お土産店や個人商店 | クレカ端末がないか、少額決済ではカード利用を断られることがある。 |
公共トイレの有料施設・チップ文化の場面 | ごく一部の有料施設で小銭が必要。ホテルでのチップも現金がスマート。 |
💡ポイント
観光中に突然「現金のみ」と言われて焦らないように、交通費・軽食・雑貨購入用に500〜1,000香港ドル程度の現金は常備しておくと安心です。
💳 モバイル決済も人気!
香港では、以下のようなモバイル決済(QRコード・NFC)も広く普及しています。
・Octopus Card(八達通)
Suicaのような交通系ICカード。コンビニやファストフード店でも使える。
・AlipayHK / WeChat Pay
中国系QRコード決済。観光客でも使えるが、登録にやや手間がある。
・Apple Pay / Google Pay
iPhoneやAndroid端末でタッチ決済。クレカと連携すれば使いやすい。
特にオクトパスカードは必携レベルで、地下鉄(MTR)やバスの支払いのほか、小売店やチェーンレストランでもスムーズに使えます。
\ オクトパスカード基本情報 /
香港では「クレカ+少額現金+オクトパスカード」を!
香港旅行ではクレジットカード中心で十分対応できますが、全てをカバーできるわけではないため、次のように使い分けるのがベストです。
- クレジットカード:宿泊費、ブランド品、レストラン、ショッピングモール
- オクトパスカード:交通機関、チェーン系コンビニ・飲食
- 現金(HKD):屋台、ローカル店、ミニバス、チップなど
事前に少し準備しておくだけで、香港滞在中の支払いがストレスなく快適になりますよ!
\ 香港旅行にeSIMがオススメ /