パプアニューギニア旅行を計画しているなら、現地通貨キナ(PGK)の両替方法を事前にしっかり確認しておくことがとても重要です。特に、日本円からキナへの両替は、日本国内では取り扱っている場所が限られており、対応に苦労するケースも少なくありません。
この記事では、「日本で両替する方法」「現地での両替方法」それぞれのメリット・デメリットを解説し、旅行スタイルに合わせた最適な方法をご紹介します。
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パプアニューギニアの通貨事情キナ(PGK)について知っておこう

まずは現地通貨の基本情報をおさえておきましょう。
- 通貨単位:キナ(PGK)
- 補助単位:1キナ=100トヤ(Toea)
※日常的には主にキナ単位で取引されます。 - 紙幣:2 / 5 / 10 / 20 / 50 / 100 キナ
- 硬貨:5 / 10 / 20 / 50 トヤ、1 / 2 キナ
※小額紙幣(2PGK、5PGK)はローカルマーケットや交通機関で便利です。
日本での両替は非常に困難、事前準備が必要

パプアニューギニア・キナ(PGK)はマイナー通貨のため、日本国内の銀行や空港両替所ではほとんど取り扱いがありません。
仮に扱っている場合でも、事前予約が必要であったり、レートが非常に悪かったりすることが多いです。
日本でのおすすめ対応策
米ドル(USD)やオーストラリアドル(AUD)を日本で両替して持参するのがおすすめ。
→ パプアニューギニアではこれらの通貨からキナへの両替が比較的容易です。
外貨宅配サービスを利用して、米ドル/AUDを事前に自宅で受け取ることも検討しましょう。
現地での両替は主要都市なら可能日本円は非対応のことも

ポートモレスビーなどの主要都市には銀行や一部の両替商がありますが、日本円は対応していない場合が多いです。仮に両替可能であっても、限られた場所でしか対応しておらず、レートも良くありません。
一方、米ドルやオーストラリアドルは両替しやすく、一般的に好条件で扱われています。
両替可能な場所
- 空港の銀行カウンター(国際線到着エリア)
- 市内の大手銀行(BSP, ANZ, Westpac)
- 一部のホテル(ただしレートは不利)
街中での両替でも、ホテルでの両替でも日本円ではなく、米ドルやオーストラリアドルからの両替が簡単なので日本で米ドルやオーストラリアドルを用意しましょう。
ATMで現金引き出しという選択肢もあり

都市部では、海外でキャッシングが出来るクレジットカードを持っていれば国際ブランド対応のATMが利用可能です(VISA, MasterCardなど)。
主な対応銀行
BSP(Bank South Pacific)
ANZ
Westpac
注意点
都市部では見かけるATMですが、地方ではATMがほとんどないので注意が必要です。また、手数料が高めな場合や、ATMの故障や現金切れも珍しくありません。
セキュリティリスクを避けるため、夜間利用は控えましょう
現地では現金が基本!クレジットカードは限定的

パプアニューギニアでは、日常的な支払い手段として現金(キナ)が広く使われており、クレジットカードが利用できる場所は限定的です。
たとえば、首都ポートモレスビーやラエなどの都市部にある大型ホテル、国際的なチェーンスーパー、一部のレストランなどでは、VISAやMasterCardといったクレジットカードが使用可能な場合があります。
しかしながら、地方の観光地や村落、市場、ローカルレストラン、タクシー、小規模な個人商店ではカードが使えないことがほとんどです。また、カード端末があっても「機械の不具合で使えない」と言われることも少なくありません。
さらに、ATMも都市部以外では数が限られており、場所によっては現金の引き出しに長時間かかる、もしくは現金切れの可能性もあります。旅行者にとっては非常に不便な状況になりかねません。
両替は「日本で豪ドルを用意 し現地でキナに交換」がベスト
両替方法 | 難易度 | レート | 利便性 |
---|---|---|---|
日本でキナに両替 | 非常に困難 | 悪い | × |
日本でUSD/AUDに両替 → 現地でPGKに両替 | ◎ | 良好 | ◎ |
日本円を現地でPGKに両替 | △ | やや不利 | △ |
ATMで現地通貨引き出し | ○ | 普通(手数料注意) | ○ |
事前準備が、旅を左右します!
日本で米ドルまたはオーストラリアドルを準備する事で、現地での両替が簡単で効率よくなります。現地の空港や銀行でキナに両替できるので、滞在先の近くで両替出来そうな場所をチェックしておきましょう。
また、地方に行く前に都市部で十分な現金を確保しておくことがオススメです。
安心・安全にパプアニューギニア旅行を楽しむためにも、両替方法は早めに計画しておきましょう。
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