ミャンマー情勢、タイとカンボジアの摩擦、中東の不安定化、そして長期化するロシアとウクライナの戦争など、近年の世界情勢を見ると「海外旅行は危ないのでは?」と感じる人も少なくありません。
旅行業界では、政治や治安の影響を受けて旅行者が別の安全な地域へ移動する「観光需要のシフト」が起きています。
この記事では、最近の国際情勢を踏まえながら、日本人におすすめの海外旅行先をわかりやすく解説します。
ミャンマー内戦は観光に大きな影響

2021年の軍事クーデター以降、内戦状態が続いている
ミャンマー は、現在観光がほぼ停止状態となっています。
主な影響
- 外務省の渡航危険情報が高レベル
- 航空路線が大幅減少
- 観光客がほとんどいない
かつては「バガン遺跡」「ヤンゴン」など人気観光地がありましたが、現在は旅行先として選ぶ人はほとんどいません。
しかし、ここで重要なのは観光客が消えるのではなく別の国へ流れることです。
ミャンマーの代替旅行先として人気が高いのは「タイ」「ベトナム」「ラオス」などの東南アジア諸国です。
ロシア・ウクライナ戦争が欧州旅行に与えた影響

2022年に始まったロシアによるウクライナ侵攻。この戦争は、欧州旅行にも一定の影響を与えました。
主な影響
- ロシア上空の飛行ルートが使用できない
- 欧州便の飛行時間が長くなる
- 航空券価格が高騰
特にロシア 上空を通れないため、ヨーロッパ行きの飛行機は中央アジアや中東経由のルートを使うケースが増えています。
ただし重要なのは、戦場となっているウクライナ 周辺以外のヨーロッパは通常通り観光可能という点です。
人気の欧州の旅行先である「パリ」「ローマ」「バルセロナ」などは、現在も多くの日本人が訪れています。
タイとカンボジアの摩擦の影響は限定的

最近ニュースで取り上げられることがあるタイ と カンボジア の関係ですが、観光への影響はほとんどありません。
影響が少ない理由
- 紛争は国境地域
- 観光都市は遠い
- 観光が国家経済の柱
国境にあるカンボジアの街は詐欺組織の拠点になっているなどの理由からも立ち寄らない方が無難でしょう。
例えば、「バンコク」「プーケット」「アンコールワット」などの観光地は通常通り多くの観光客が訪れています。
中東情勢は「空路」に影響

近年不安定な状況が続く中東。ここでの緊張は観光よりも航空ルートに影響することがあります。
中東の情勢不安による影響
- 欧州行きの飛行ルート
- 航空券価格
- 航空会社の安全対策
例えば航空会社は「イラン」「イラク」の上空を避けることがあり、飛行時間が長くなることもあります。
現状は危険なエリアの上空を避けて飛行できるケースが多いため、欧州への旅行自体が停止するケースはほとんどありません。
台湾と中国の緊張関係は旅行に影響する?

近年注目されているのが台湾 と 中国 の関係です。中国は台湾を自国の一部と主張しており、軍事演習や政治的な緊張がたびたび報じられています。
現状はまだ影響は少ない
- 台湾は治安が非常に良い
- 観光インフラが整っている
- 日本との交流が活発
実際、日本人旅行者にとって台湾は今でも非常に人気の旅行先です。
日本からの飛行時間も約3〜4時間と短く、週末旅行でも行ける海外旅行先として人気が続いていますが旅行前は情勢をチェックしましょう。
日本人におすすめの海外旅行先
世界情勢を踏まえたおすすめ旅行先はこちらです。
ベトナム

ベトナムは日本から比較的近い東南アジアの国で、物価も安いので特に近年注目されています。
▶ おすすめ理由
- 治安が非常に良い
- 日本から約5〜6時間
- 食文化が豊富
▶ 人気スポット
- ハノイ
- ダナン
ホーチミンは空港が混んでいるので個人的にはあまりお勧めできません。
韓国

韓国は日本から最も近い海外旅行先で旅費も抑えられ、短い休みでも旅行しやすい国です。
▶ おすすめ理由
- 日本から最短2時間
- グルメとショッピング
- 週末旅行が可能
▶ 人気都市
- ソウル
- 釜山
タイ

タイはグルメやリゾート、寺院、ショッピングなど色々な楽しみ方があり、日本からも比較的アクセスしやすいためおススメです。
▶ おすすめ理由
- 物価が安い
- リゾートと都市が両方楽しめる
▶ 人気観光地
- バンコク
- プーケット
海外旅行は減らないが「行き先」が変わる

コロナ後の旅行需要の爆発や、LCCの普及、世界的な観光回復などの明るいニュースが多くあり、海外旅行市場は拡大しています。
ただし、今後は安全で安定した国に旅行者が集中する時代になると言われています。
そのため海外旅行を計画する際は、最新の情勢をチェックしながら安全な旅行先を選ぶことが大切です。

