モンゴルは、広大な草原と青空、素朴な遊牧民文化に出会える“非日常”の旅先として近年注目が高まっています。
日本から直行便でわずか5時間半、時差も1時間のみ。アジア圏でありながら、ヨーロッパにも似た風景や文化に触れられる国として、海外旅行初心者にもおすすめです。
本記事では、モンゴル旅行の魅力に加え、季節別の気候・服装のポイントを徹底解説。特に「何を着ればいい?」「乾燥や寒暖差はどのくらい?」といった旅行者の不安に答える内容です。
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モンゴル旅行の魅力とは?

日本からモンゴルに旅行に行く人は色々な目的がありますが、特に人気のモンゴルの魅力についてご紹介いたします。
1. 圧倒的な大自然
モンゴルの大地はどこまでも続く草原と広い空。都市の喧騒を離れ、手つかずの自然の中で過ごす旅は、心をリセットする体験になるでしょう。テレルジ国立公園やゴビ砂漠など、絶景スポットも豊富です。
2. 満点の星空とゲル宿泊体験
街の灯りが少ないため、夜空に広がる星はまるでプラネタリウム。遊牧民の伝統住居「ゲル」に宿泊することで、モンゴルならではのライフスタイルを体験できます。
3. 歴史と文化の深さ
チンギス・ハーンに象徴されるモンゴル帝国の歴史は圧巻。仏教文化や草原の生活スタイルにも触れられます。
モンゴルの気候と特徴
モンゴルは典型的な大陸性気候で、以下のような特性があります。
- 年間を通して非常に乾燥
- 日中と夜間の寒暖差が大きい
- 風が強く、体感温度が低く感じやすい
- 冬は極寒、夏は高地でも暑いが朝晩は冷える
旅行するシーズンや地域によって準備が大きく変わるため、しっかり対策しておくことが重要です。
【季節別】モンゴルの気候とおすすめの服装
春(3月〜5月):冬の名残と乾燥に注意

気候の特徴
- 気温は上昇傾向にあるが、朝晩は氷点下
- 強風や砂嵐が起こることも
- 空気の乾燥が強く、肌や喉にダメージを感じやすい
データは気象庁や気候統計をもとにしたウランバートルの数値は以下の通りです。
月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 平均気温 |
---|---|---|---|
3月 | -1℃〜3℃ | -15℃〜-10℃ | -6℃前後 |
4月 | 7℃〜12℃ | -5℃〜-1℃ | 約3℃ |
5月 | 15℃〜20℃ | 3℃〜7℃ | 約10℃ |
補足
- 3月はまだ真冬並みの寒さが続き、風が強く体感温度はさらに低く感じます。
- 4月になると徐々に気温は上がりますが、砂嵐や乾燥トラブルが増える時期です。
- 5月は日差しが強くなり観光しやすい気候になりますが、朝晩の冷え込みには注意が必要です。
服装のポイント
朝と昼と夜の気温差が大きいので、脱ぎ着しやすい重ね着スタイルが基本。フリースやウルトラライトダウン、防風ジャケットなどは持っていきましょう。また、スカーフ・手袋・保湿アイテムも必要です。
夏(6月〜8月):ベストシーズン!でも寒暖差あり

気候の特徴
- 日中は20〜30℃前後で過ごしやすい
- 紫外線が非常に強い
- 夜は10℃以下になる日もあり、体調管理が必要
データは気象庁や気候統計をもとにしたウランバートルの数値は以下の通りです。
月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 平均気温 |
---|---|---|---|
6月 | 21℃〜25℃ | 8℃〜12℃ | 約16℃ |
7月 | 23℃〜27℃ | 11℃〜14℃ | 約19℃ |
8月 | 20℃〜25℃ | 9℃〜13℃ | 約17℃ |
補足
- 6月は乾燥気味で過ごしやすく、観光の本格的シーズンがスタート。
- 7月はモンゴル最大のお祭り「ナーダム」が開催される月で、観光のピーク。にわか雨や雷雨が起きることもあります。
- 8月後半からは秋の入り口となり、朝晩が急に涼しくなります。
服装のポイント
Tシャツ+薄手長袖+羽織り(カーディガンやジャケット)など色々な気温に対応できる服装を用意しましょう。紫外線対策に帽子、サングラス、日焼け止め、リップクリームがあると良いでしょう。朝晩用に軽量ダウンがあると安心です。
秋(9月〜11月):急激に寒くなるので防寒強化を

気候の特徴
- 9月は穏やかだが、10月以降は一気に冷え込む
- 11月は氷点下が当たり前の寒さに
以下に、ウランバートルの9月〜11月の平均気温を表にまとめました。
月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 平均気温 |
---|---|---|---|
9月 | 16℃〜20℃ | 2℃〜6℃ | 約10℃ |
10月 | 7℃〜12℃ | -4℃〜0℃ | 約3℃ |
11月 | -2℃〜3℃ | -15℃〜-8℃ | 約-5℃ |
補足
- 9月は紅葉が美しい季節で、日中は比較的過ごしやすいですが、朝晩は冷え込みます。
- 10月は一気に冬の入り口。フリースや中綿ジャケットが必要になってきます。
- 11月は本格的な寒さが到来し、ダウンジャケットなど冬装備が必要です。
服装のポイント
基本はフリース、セーター、厚手ジャケット更に、防寒靴、防風性のあるアウターが便利です。手袋・帽子などの冬小物もしっかりと準備しておくと安心です。
冬(12月〜2月):極寒のモンゴルを体験

▶ 気候の特徴
- ウランバートルでは-30℃以下になることも
- 空気は澄んで美しいが、乾燥と寒さは過酷
以下に、ウランバートルの12月〜2月の平均気温を表形式でまとめました。
月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 平均気温 |
---|---|---|---|
12月 | -13℃〜-8℃ | -25℃〜-20℃ | 約-16℃ |
1月 | -15℃〜-10℃ | -30℃〜-22℃ | 約-20℃ |
2月 | -10℃〜-5℃ | -25℃〜-18℃ | 約-15℃ |
補足
- 極寒かつ乾燥した気候。ウランバートルは「世界一寒い首都」として知られています。
- 日差しがあり晴天率は高いものの、放射冷却で夜間は氷点下30℃以下になることも珍しくありません。
- 雪は少なく、積雪も浅いですが、地面が凍結しているため滑りやすい状況が続きます。
服装のポイント
極寒対応のダウンジャケットは絶対に必要です。さらにヒートテック、フリース、セーターなど3層重ね着がマストです。防寒ブーツ、厚手靴下、耳付き帽子、マフラーも必須アイテムです。
地域別の気候と注意点
🏙 ウランバートル(首都)
- 標高約1,350mと高地に位置し、モンゴルでも特に寒い
- 夏も朝晩は10℃以下に冷える
- 冬は-40℃を記録する日もあるため、都市滞在でも完全防寒が必要
🏜 ゴビ砂漠エリア
- 夏は40℃近くまで気温が上がることもあるが、夜間は冷え込む
- 非常に乾燥しており、保湿と水分補給が重要
- 砂埃・直射日光対策として、スカーフ・サングラス・帽子は必須
モンゴル旅行で役立つ持ち物リスト

カテゴリ | 持ち物 |
---|---|
防寒対策 | ダウン、手袋、マフラー、ヒートテック、帽子 |
紫外線対策 | サングラス、日焼け止め、UVリップ、帽子 |
保湿・乾燥対策 | ハンドクリーム、フェイスパック、加湿マスク |
風・砂対策 | スカーフ、防風アウター、目薬 |
緊急用 | 懐中電灯、薬(腹痛・風邪・酔い止め) |
その他 | 折りたたみバッグ、水筒、モバイルバッテリー |
時期にもよりますが、しっかりと防寒や紫外線の対策を行って、快適に現地で過ごせるようにしましょう!
モンゴル旅行は「寒暖差・乾燥・風」対策がカギ!
モンゴルは自然・文化・人の魅力が詰まった旅先ですが、気候対策を怠ると体調を崩しかねません。
「寒暖差」「乾燥」「風」の3つのキーワードを軸に服装や持ち物を準備することで、快適で思い出深い旅が実現します。
ベストシーズンは夏(6〜8月)ですが、春や秋でも十分に魅力的。気候に合わせた装備を整え、モンゴルの大自然と遊牧文化を満喫してください!
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