長期の海外旅行や周遊旅行を計画する際、予定がそこまで決まっていないので「まずは片道航空券だけを予約して出発したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、片道チケットで海外旅行に行く場合の注意点や、出国・入国のルール、さらに旅先で便利なeSIMの活用法について詳しく解説します。
基本的には「往復の航空券」が原則

海外旅行では、原則として往復航空券の所持が求められるケースが多くあります。これは、入国する国が「出国の意思」を確認したいからです。したがって、片道航空券だけで搭乗・入国できるかどうかは、以下の要素によって大きく左右されます。
1. 渡航先の入国条件を確認しよう
各国にはそれぞれの入国要件があります。観光ビザや短期滞在ビザで入国する場合、多くの国が帰国便や第三国への航空券の提示を求めます。
- アメリカ、カナダ:出国予定が確認できない場合、入国拒否されるリスクがあります。
- 東南アジア諸国:90日未満の滞在であっても、出国航空券の提示を求められる場合があります。
渡航先の大使館や公式サイトで、最新の入国要件を事前に確認することが重要です。
2. 航空会社の搭乗ルールにも注意!
航空会社にも搭乗基準があります。渡航者が目的地で入国拒否された場合、責任を問われることを避けるため、片道航空券のみの搭乗者には搭乗拒否や追加の確認を行うことがあります。
3. 片道航空券でも問題ないケースとは?
以下のような場合には、片道航空券でも搭乗・入国が可能です。
長期滞在ビザや留学ビザを所持
ビザに有効な滞在期間がある場合、出国の証明が不要なケースが多いです。
周辺国へ出国するチケットを保持
例:タイ入国時に、数日後のラオスやマレーシア行きのLCCチケット(片道)を所持していればOK。
オープンチケットや変更可能な航空券を利用
帰国日が未定でも、柔軟に変更できる航空券を手配すれば問題を回避しやすくなります。
4. トラブルを回避するための対策
- 事前確認:渡航先の大使館・領事館や航空会社に連絡し、片道航空券での搭乗・入国の可否を確認しましょう。
- 帰路チケットの準備:日程変更・キャンセル可能な帰国便や第三国行きのチケットを用意。
- 証明書の用意:ホテル予約確認書や次の目的地の航空券など、旅程が分かる資料を持参しましょう。
周辺国への出国チケットも有効
往復チケットが必須というわけではなく、第三国への出国チケットでも入国条件を満たすことが可能です。
例:タイ入国時に、タイ→マレーシアのLCCチケット(7000〜1万円程度)を所持すればOK。
これにより、帰国日が未定でも、柔軟な周遊旅行のスケジューリングが可能になりますし、周遊旅行も出来るので便利です!
基本的には往復航空券を用意
片道航空券での海外渡航は、国の入国条件や航空会社の規定によっては問題ない場合も稀にあります。ただし、トラブルを防ぐためには事前の情報収集と、柔軟に変更可能な航空券の手配、さらには第三国への出国チケットの活用が重要です。
また、長期・周遊旅行に便利な通信手段としてeSIMも検討しておくと、現地での通信がスムーズに行えます。
しっかり準備を整えて、安心・快適な海外旅行を楽しんでください!