ルクソールのカルナック神殿群と王家の谷観光とカイロからのアクセスをご紹介!

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ナイル川中流域に位置するルクソール(Luxor)は、かつて古代エジプトの首都「テーベ(Thebes)」として栄えた歴史都市。クフ王やラムセス2世など、多くのファラオたちが築いた壮大な神殿や墓が点在するこの地は、「屋外博物館」とも称されるほどのスケールと歴史的価値を誇ります。

その中でも特に見逃せないのが、東岸にあるカルナック神殿群と、西岸に広がる王家の谷(Valley of the Kings)。古代エジプトの宗教、王権、死生観を全身で感じられる、まさに歴史ロマンあふれる聖地です。

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カイロからルクソールへの行き方

エジプトの首都カイロからルクソールへは約650kmの距離があり、飛行機・列車・長距離バスなど複数の移動手段があります。旅行スタイルやスケジュールに合わせて、最適なルートを選びましょう。

飛行機(最も早くて快適)

もっともおすすめの移動手段が国内線フライトです。所要時間は短く、快適で時間を有効に使えます。

  • 所要時間:約1時間〜1時間30分
  • 運行会社:EgyptAirなどが毎日運航
  • 出発空港:カイロ国際空港(CAI)→ ルクソール国際空港(LXR)

午前便や夕方便を活用すれば、当日の観光も可能。航空券の価格は時期によりますが、片道100〜150ドル前後が目安です。空港からルクソール中心部までは車で15〜20分程度。

寝台列車(エジプトならではの体験)

列車移動はエジプトの雰囲気や旅情を感じたい方におすすめ。

  • 所要時間:約10〜12時間
  • 運行ルート:カイロ駅(Ramses Station)→ ルクソール駅
  • 利用列車:Watania Sleeping Train(外国人専用の寝台列車あり)

とくに寝台列車(スリーピングトレイン)は、夜カイロを出発して翌朝ルクソールに到着するスタイルで、ホテル代わりにもなります。

  • 個室(2人部屋):ベッド・洗面所付き、朝夕の軽食がつくプランもあり。
  • 車窓から見るナイルの風景や田舎の村々も魅力的。

※予約はWatania社の公式サイトまたは旅行代理店経由が便利です。

長距離バス(コスパ重視)

移動のコスパを重要視する格安で移動したい場合は長距離バスも選択肢に。

  • 所要時間:約9〜11時間
  • 運行会社:Go Bus、Blue Busなど
  • 出発地:カイロ中心部のバスターミナルなど

ただしエアコンやトイレの有無、車内の清潔度は会社によって大きく異なるため、できるだけ大手・VIPクラスのチケットを選ぶと安心です。

体力的にはややハードなので、時間に余裕のある方向け。

移動手段まとめ

手段所要時間料金の目安おすすめポイント
飛行機約1.5時間$100〜$150時間重視・快適さ優先
寝台列車約10〜12時間$80〜$120旅気分・ナイルの景色が楽しめる
長距離バス約10時間$20〜$40格安・節約派におすすめ

カイロからルクソールへの移動アドバイス
体力や時間に余裕があれば寝台列車はエジプトらしさを味わえる人気手段です。フライトを使えば移動に無駄がなく、限られた日程でも遺跡観光をしっかり楽しめます。夏季は移動中も暑くなるので、水分や軽食、スカーフなどの携帯がおすすめです。

ルクソールの必見ポイント

ルクソールを旅行する際に必ずチェックして欲しい観光スポットをご紹介します!

カルナック神殿群|神々への崇拝が形となった巨大聖域

ルクソールのナイル川東岸に位置するカルナック神殿群は、約2,000年以上にわたって増築が繰り返された古代エジプト最大級の神殿複合体。主要な神殿は太陽神アメン・ラーを祀ったもので、神の力とファラオの威厳を象徴するような、スケールと荘厳さに圧倒されます。

主な見どころ

  • 第一塔門(第一ピュロン)
    高さ約30mの巨大な門で、現在も未完成のまま残されています。正面には聖なるスフィンクスの参道が続きます。
  • 大列柱室(ハイポスタイル・ホール)
    高さ約20m、直径3mの石柱が134本も林立する壮麗な空間。壁や柱に刻まれたレリーフがファラオの栄光を物語ります。
  • 聖なる池
    祭司が儀式前に身を清めたとされる神聖な池。夕暮れ時には神殿のシルエットが池に映り、幻想的な風景が広がります。
  • オベリスク
    女王ハトシェプストが建立した巨大な一枚岩のオベリスク(高さ約29m)も必見。古代の建築技術の高さがうかがえます。

朝か夕方の時間帯に訪れると、光と影のコントラストで神殿がより神秘的に浮かび上がるのえオススメの時間帯です。

王家の谷|死後の世界への入口に眠るファラオたちの墓所

ナイル川の西岸、ルクソールの対岸に広がる王家の谷は、新王国時代(紀元前16〜11世紀)のファラオたちが眠る神聖な墓所です。

ピラミッドとは異なり、地下に彫り込まれた墓室は盗掘を避けるために設計され、現在までに60以上の墓が発見されています。

主な見どころ

  • ツタンカーメン王の墓(KV62)
    1922年にハワード・カーターによって発見され、世界的に有名になった墓。墓自体は小規模ながら、発掘された黄金の副葬品の輝きが圧倒的です。
  • ラムセス6世の墓(KV9)
    豪華な壁画と天井画が見どころ。エジプト神話や死者の書の物語が色鮮やかに描かれており、保存状態も優れています。
  • セティ1世の墓(KV17)
    王家の谷最大級の規模を誇る墓で、精緻な彫刻と神話的モチーフが見事に表現されています。ただし、保存のため一般公開が制限されている場合があります。

砂漠気候のルクソールでは、午前中に涼しい時間帯を狙って見学するのが快適です。複数の神殿や墓を巡る場合、セット割引が適用される「ルクソール・パス」を購入すると経済的です。

「生と死」「神と王」が交差する、エジプト観光の核心地

ルクソールは、ただの観光地ではなく、古代エジプト人の信仰や世界観が色濃く残る「生きた遺産」です。神々への崇拝が形となったカルナック神殿群と、死後の世界へと旅立った王たちの墓である王家の谷。両者を巡ることで、エジプト文明の奥深い歴史と神秘を肌で感じることができます。

さらに、カイロからのアクセスも多彩な手段で可能。飛行機や夜行列車、長距離バスなど自分の旅行スタイルやスケジュールに合わせた方法を選べるため、初めてのエジプト旅行でも安心して訪れることができるでしょう。

エジプト旅行のハイライトとして、ぜひルクソールで壮大な歴史ロマンと神秘の旅を体験してください。

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