サイパン・テニアン・ロタ旅行前に必読!ビザ・ESTA・入国手続きの注意点ガイド!

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北マリアナ諸島(サイパン・テニアン・ロタ)は、美しいビーチと大自然が魅力のアメリカ領の観光地です。

ですが、アメリカ準拠の入国管理が行われているため、グアムなどと同様にビザやESTAの取り扱いが重要になります。

この記事では2025年時点で最新の入出国情報、必要書類、未成年者の注意点、税関、医療面での対応まで、旅行前に知っておくべきことを分かりやすく解説します。

サイパン入国時の手続きは3種類

サイパンに入国する際の手続きは以下の3種類です。

  • ESTA(電子渡航認証)の取得
  • アメリカビザの取得
  • グアム・北マリアナ諸島ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)の利用

滞在日数によって変わる必要書類

滞在日数必要書類
0~44日I-736、税関申告書
45~90日税関申告書のみ(要ESTA)
91日以上税関申告書のみ(要アメリカビザ)

I-94(出入国カード)は不要です(2018年以降廃止)

\ ESTAの情報はこちら /

グアム・北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)

サイパンへ観光・短期滞在(最大45日以内)で渡航する場合、ビザは不要。

この制度を利用するには以下の条件を満たす必要があります。

  • 日本国籍であること
  • 有効なパスポートを所持していること
  • 滞在期間が45日以内
  • 滞在目的が観光・商用など短期滞在であること

注意:このプログラムを使う場合、ESTA申請は不要ですが「I-736出入国カード」の提出が必要です。

👉 I-736の日本語ガイドはこちらからダウンロード
CBP公式サイト I-736(日本語版)

参加国
オーストラリア、ブルネイ、香港、日本、マレーシア、ナウル、ニュージーランド、パプアニューギニア、韓国、シンガポール、台湾(グアム直行便のみ)、イギリス

※注意:VWP非対応の航空会社・船会社を利用する場合は、ESTAが必要です。

ESTAを使った入国がスムーズな理由とは?

ESTA(電子渡航認証システム)を使えば、アメリカ本土と同じビザ免除プログラム(VWP)でグアムにも入国できます。ESTAを取得すると以下のメリットがあります:

  • ESTA専用レーンで入国審査がスムーズ
  • I-736カードの提出が不要
  • 最大90日間まで滞在可能(ただしアメリカ本土も訪問予定の場合に便利)

ESTAはオンライン申請が可能で、申請後数分で承認されることもありますが、出発の72時間前までには申請完了しておきましょう。

未成年(18歳未満)の渡航についての注意点

以下のようなケースでは「英文の渡航同意書」と親のパスポートコピーの用意が推奨されています。

・18歳未満が単独で渡航
・18歳未満が姓の異なる親族・知人と同行

この同意書は、任意様式でOK。入国審査官から求められた場合に提示します。入国時に自主的に提出する必要はありません。

▷ 詳細情報(CBP公式)はこちら https://help.cbp.gov/app/answers/detail/a_id/3643/kw/child/

入国時の税関&持ち込み制限&注意事項

個人使用に限り、無税で持ち込み可能なもの

  • タバコ:紙巻きたばこ1カートン(200本)まで
  • 葉巻:1箱(40本まで)
  • ビール:最大8.4L(350ml×24本)
  • ワイン・日本酒:最大3.7L(750ml×5本)
  • 蒸留酒(焼酎・ウイスキー等):最大2.2L(750ml×3本)

電子タバコ(IQOS等)の持ち込みは現在可能です。

持ち込み禁止・制限品目

  • 生肉、加工肉、乳製品、調味料に含まれる肉エキス
  • 生果物・野菜類(加工品はOK)
  • 切り花(※日本出国時に検疫・入国時に申告すれば可)

機内持ち込みに注意!粉末類は350ml超NG

350ml以上の粉末(小麦粉・スパイス・インスタントコーヒーなど)は機内持ち込み不可になっています。受託手荷物として預けましょう。

医療機器使用者・体に金属がある方へ(保安検査)

  • 心臓ペースメーカー、人工関節、ボルト等を体内に装着している方は、通常の金属探知機ではなく手による接触検査が受けられます。
  • 英文の診断書などがあるとスムーズに進みます。
  • 接触検査では、股間やお尻の接触が発生することがありますので、ご了承ください。

▷ 詳しくはアメリカ運輸保安庁(TSA)
https://www.tsa.gov/

その他注意点

・日本国籍でも2011年以降にイラン、イラク、スーダン、シリア、または2021年以降にキューバに渡航歴がある場合は、ESTAが利用できずビザが必要となる場合があります。

・日本の永住権を持つ外国籍の方は、国籍によってはESTAやビザが必須です。日本在住でも要確認!