セルビア旅行を計画する際に欠かせないのが、現地通貨「セルビア・ディナール(RSD)」の準備です。
ユーロ圏ではないセルビアでは、現金を使う場面がまだ多く、「どこで両替すればお得か」「どの通貨を持って行くべきか」と迷う旅行者も少なくありません。
この記事では、日本とセルビア現地での両替方法を徹底比較し、旅行スタイル別に最適な方法をわかりやすく解説します。
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セルビアの通貨「ディナール(RSD)」とは?

セルビアの法定通貨はセルビア・ディナール(Serbian Dinar / RSD)です。
補助単位はパラ(Para)ですが、現在はほとんど使用されていません。
- 通貨記号:RSD
- 紙幣:10、20、50、100、200、500、1000、2000、5000ディナール
- 硬貨:1、2、5、10、20ディナール
セルビアはユーロ圏ではないため、ユーロは基本的に使えません。
そのため、現地到着前後でRSDを準備するのが重要です。
日本で両替する場合

フォリントやユーロと違い、ディナールは日本で入手が難しい
日本国内でセルビア・ディナール(RSD)を扱う両替所はほとんどありません。
そのため、出発前に直接ディナールを準備するのは現実的ではありません。
日本ではユーロを準備して現地で再両替するのが効率的
セルビアではユーロからの両替が最も一般的でレートも良い傾向にあります。
したがって、日本ではユーロ現金を用意し、現地でディナールに両替するのがおすすめです。
おすすめ戦略
「日本でユーロ → 現地でディナール」直接ディナールを探すより、ユーロ経由の方がトータルコストが安く、確実性が高いです。
現地で両替する場合

日本から現地に到着後に両替をする方法を簡単にご紹介いたします。
空港での両替
ベオグラード・ニコラ・テスラ国際空港には複数の両替カウンターがありますが、市内よりレートが悪いのが一般的。
そのため、空港ではタクシー代・食費分など最低限(€20〜€30程度)だけ両替し、市内で本格的に両替するのがおすすめです。
市内の両替所(Exchange Office)
ベオグラード中心部やノヴィ・サドなどの都市部には多くの両替所があります。
特に共和国広場(Trg Republike)周辺やカレメグダン要塞近くのエリアはレートが良く、旅行者にも人気です。
銀行での両替
セルビア国内の主要銀行(Komercijalna Banka、AIK Bankaなど)でも両替が可能です。
市内の両貝所と比べるとレートは悪い場合が多いですが、信頼性が高く、大口両替や安全性を重視する人にはおすすめ。ただし営業時間が短く、手数料がかかることもあります。
ATMでの現金引き出し(キャッシング)

セルビアでは都市部にATMが多く、クレジットカードやデビットカードを使った現金引き出しが非常に便利です。Visa・Mastercard・JCB・UnionPayが広く使えます。
ATM利用のコツ
- 現地通貨「RSD」で引き出す
- 「Without conversion(現地通貨建て)」を選択する
- 1回の引き出し上限は銀行により異なる(2万〜4万RSD程度)
- ATM手数料は1回200〜400RSD前後(カード会社により異なる)
空港や観光地のATMよりも、市内の銀行設置ATMの方が安全でレートも良いです。
両替・ATM利用時の注意点
- 路上で声をかけてくる両替は絶対に利用しないこと。(偽札被害あり)
- 両替レシートは出国まで保管(出国時に再両替する際に必要)
- 古い・破れたユーロ紙幣は拒否される場合があるので確認する
- ATM使用後はカードの抜き忘れに注意(数秒後に戻る機種もあり)
セルビア旅行のクレジットカード事情

ベオグラードやノヴィ・サドなどの主要都市では、ホテル・大型レストラン・スーパー・ショッピングモール・交通系アプリなどでクレジットカードが広く使えます。
対応ブランドは Visa・Mastercardが主流。
アメリカン・エキスプレス(Amex)やJCBは一部店舗では使えない場合があります。
田舎や市場では「現金必須」
地方都市や小規模店舗、タクシー、露店、市場などでは現金(RSD)しか使えないことが多いです。そのため、最低でも1万〜2万RSD程度の現金を常に携帯しておくのが安心です。
クレジットカード利用時の注意点
支払い時に「RSD払い」か「EUR払い」を聞かれたら、RSDを選択(手数料を節約)一部店舗では「最低利用額(例:500RSD〜)」が設定されている。
チップ支払いはカードではなく現金で渡すのが一般的。不正利用防止のため、レシートの控えは必ず受け取るようしましょう。
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