ネパール旅行に出かける際、現地通貨「ネパール・ルピー(NPR)」の両替方法を事前に把握しておくことはとても大切です。
両替のタイミングや場所によってレートや手数料が大きく異なるため、適切に準備すれば旅先での出費を抑えることができます。
本記事では、「日本での両替(空港・銀行・宅配)」、「現地ネパールでの両替(空港・市内・ATM)」、「両替時の注意点とおすすめの方法」などを徹底的に解説します。
あなたの旅行スタイルに合った両替方法を選び、ネパールで快適な滞在を楽しみましょう!
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ネパール通貨の基本情報

まずは、ネパールで使われる通貨の基本を押さえておきましょう。
ネパールの通貨単位
- 通貨名:ネパール・ルピー(Nepalese Rupee)
- 通貨コード:NPR
- 補助単位:1ルピー = 100パイサ(※現在はパイサ硬貨はほとんど流通していません)
紙幣と硬貨の種類
- 硬貨:1、2、5、10ルピー
- 紙幣:1、5、10、20、50、100、500、1,000ルピー
特に10ルピー・20ルピーなどの小額紙幣は、交通機関・ローカルマーケット・屋台などで非常に重宝します。
日本での両替方法

残念ながら、日本国内ではネパール・ルピー(NPR)を直接取り扱っている銀行や両替所はほとんどありません。
また、仮に扱っていてもレートがかなり不利なことが多いです。
そのため、米ドル(USD)またはユーロ(EUR)を日本で準備し、現地でネパール・ルピーに両替するのが一般的です。
▶ 外貨宅配サービスを利用する
外貨宅配サービス(例:外貨両替マネーバンク、トラベレックスオンラインなど)を利用すれば、自宅で簡単に米ドルやユーロを受け取ることができます。
宅配両替のメリット
- 空港で両替するよりもレートが良い
- 両替の待ち時間がない
- 出発前に安心して外貨を用意できる
\ 日本での両替を詳しく見る /
現地(ネパール)での両替方法
ネパール到着後に両替する方法をご紹介いたします。
トリブバン国際空港での両替

カトマンズの玄関口であるトリブバン国際空港(Tribhuvan International Airport)には、入国ロビーや荷物受け取りエリアに複数の両替カウンターがあります。
メリット
- 到着直後からネパール・ルピーを入手できる
- 銀行系カウンターも多く、安全性が高い
デメリット
- 空港レートは市内よりやや割高(数%程度)
街中の方がレートが良いので、到着時間にもよりますがタクシー代や軽食分(2,000〜3,000NPR程度)だけ両替しておくのが賢明です。
市内の銀行・両替所で両替

カトマンズやポカラの中心街(タメル地区やレイクサイド周辺)には、公式両替所(Money Exchange)や銀行(Nabil Bank、Everest Bankなど)が多くあります。
メリット
- 空港よりも良いレートで両替できる
- 銀行は安全で信頼性が高い
- 両替証明書が発行される(再両替時に必要)
デメリット
- 銀行は営業時間が短い(通常は10:00〜15:00頃まで)
- 両替所によって手数料が異なるため、複数店舗でレートを比較するのがポイント
タメル地区の「Money Exchange」看板のある公式両替所では、ほとんどが正規レート表示・レシート発行ありのため安心です。
ホテルでの両替

中級〜高級ホテルではフロントで両替サービスを提供している場合もあります。
ただし、レートは市中より悪く、手数料も上乗せされていることが多いため、
急ぎのとき以外は銀行や両替所を利用する方が良いでしょう。
レートを考えると銀行や両替所が営業していない時間帯の緊急の両替方法として利用するのがオススメです。
ネパール旅行の両替は「現地で米ドル→ルピー」が最もお得!

ネパール旅行では、日本でネパール・ルピーを入手するのはほぼ不可能です。
そのため、日本で米ドル(またはユーロ)を準備しておき、現地の銀行・公式両替所で両替するのがベストです。
両替のポイントまとめ
- 日本ではネパール・ルピーの両替不可 → 米ドルまたはユーロを準備
- 到着時は空港で最低限(約2,000〜3,000NPR)だけ両替
- 市内の銀行や公式両替所で本格的に両替
- ATMやクレジットカードの海外キャッシングも併用可能
賢く両替を行えば、ネパール滞在中の支払いもスムーズで安心。
ぜひ事前に準備を整えて、壮大なヒマラヤの国・ネパール旅行を思う存分楽しんでください!
ネパール旅行でクレジットカードは使える?

ネパール旅行では、クレジットカードが使える場所が徐々に増えているものの、まだまだ現金が主流です。
特に地方やローカルエリアではカードが通用しないケースが多く、旅行前に「どこで使えるのか」を把握しておくことが大切です。
クレジットカードが使える場所
ネパールでも都市部を中心にカード決済が普及してきました。
ただし、利用できるのは限られた場所のみで、「都市部の観光客向け施設」に集中しています。
カードが使える主な場所
- 高級ホテル・リゾートホテル(特にカトマンズ、ポカラなど)
- 大手レストランやカフェチェーン
- ショッピングモール・大型スーパーマーケット
- 一部の旅行代理店(トレッキングツアー・航空券手配など)
- 観光客向けの土産物店やブティック
都市部ではカード決済端末(POSマシン)の導入が進んでおり、VISA・Mastercard対応であれば比較的スムーズに決済できます。
クレジットカードが使えない/使いにくい場所
一方で、地方都市やローカルエリアではカードが使えないのが現実です。
特にヒマラヤ山岳地帯などでは、電力や通信環境の制約からカード決済がほぼ不可能な場所も多くあります。
カードが使えない場所の例
- 小規模ゲストハウスやホームステイ
- ローカルレストラン・屋台
- 市場・バザール・露店
- 地方の観光地やトレッキングルート上の村
- タクシー・バスなどの交通機関
これらの場所では、現金(ネパール・ルピー)での支払いが必須です。特に少額決済ではカードを使える場所がほとんどないため、10ルピー・20ルピーなどの小額紙幣を多めに用意しておくと便利です。
対応しているカードブランド
ネパールで使えるカードブランドには偏りがあります。
- VISA:最も広く利用可能。主要都市では問題なく使用できる。
- MasterCard:VISAに次いで対応店舗が多い。
- American Express(アメックス):一部の高級ホテルを除き、ほとんど使えない。
- JCB:加盟店が非常に少なく、基本的に使用不可。
VISAまたはMasterCardをメインに携帯するのが安心です。
ネパールでは「現金メイン+カード補助」が安心!

ネパールではクレジットカードの普及が進んでいるとはいえ、まだまだ現金主義の国です。
観光都市ではカードが使えても、地方やトレッキングルートでは現金が唯一の支払い手段となります。
そのため、以下のポイントを意識して準備をするのがオススメです。
- 日本で米ドルまたは日本円を用意し、
- 現地でネパール・ルピーに両替、
- カードは都市部での宿泊・買い物・キャッシング用に活用、
現金とカードを上手に使い分けて、ネパールの旅を安心・快適に楽しみましょう!
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