アルメニア旅行の治安ガイド:安全に観光を楽しむための注意点

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コーカサス地方の小国・アルメニアは、歴史的建造物や美しい自然が魅力の観光地です。

治安は比較的安定しており、旅行先としても人気が高まっていますが、一部地域では注意が必要です。

この記事では、アルメニアで治安が悪いとされる要注意エリアや、観光客が被害に遭いやすい犯罪の手口、そして安全に旅行を楽しむためのポイントを詳しく解説します。

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アルメニアの治安は比較的良好

アルメニアは、東欧・中東地域の中でも治安が良い国のひとつです。夜でも人通りのあるエレバン中心部では、女性の一人歩きも比較的安全とされています。

ただし、軽犯罪や詐欺などの被害はゼロではありません。また、一部の地域では軍事的緊張が続いているため、事前の情報収集が大切です。

アゼルバイジャン国境周辺は立ち入り厳禁

アルメニアとアゼルバイジャンの国境付近(ナゴルノ・カラバフ地域など)では、軍事衝突が発生しており、外務省も「レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)」を発出しています。

この地域は非常に危険ですので、絶対に近づかないようにしてください。

観光客が被害に遭いやすい犯罪と対策

アルメニアを旅行する際に観光客が被害に遭いやすい犯罪とその対策をご紹介いたします。

1. スリ・ひったくり

観光地や市場、バス停などではスリやひったくりが発生しています。
体の前でバッグを持ち、ポケットには貴重品を入れないようにしましょう。

もし被害に遭った場合は、抵抗せず身の安全を最優先にしてください。
その後、すぐに警察(電話:102)に通報し、ホテルや大使館にも連絡を取りましょう。

2. ニセ警官による詐欺

観光客に近づき、「身分証を見せて」「罰金を払え」などと言ってくる偽警官が報告されています。

正規の警官は必ず身分証明書を提示します。疑わしい場合は、「警察署で手続きしたいと伝える」「現金をその場で渡さない」など気を付けてください。

3. タクシー詐欺

タクシーでのトラブルも少なくありません。メーター未使用や遠回り、高額請求などに注意が必要です。

安全に利用するためには、「配車アプリ(GG、Yandex Goなど)を利用」「料金を事前に確認」「ホテルやレストランで呼んでもらう」のがおすすめです。

特にズヴァルトノッツ空港のニセタクシーに注意

エレバン中心部から約12kmに位置するズヴァルトノッツ国際空港(Zvartnots International Airport)では、正規タクシーを装った「ニセタクシー」による詐欺被害が発生しているので注意。

4.夜間の一人歩きは避けよう

昼間は安全な場所でも夜は治安が悪化する場所も多いです。

特にエレバン北部のゲタシェン地区(Getashen)は、治安がやや不安定な地域です。
日中は問題ありませんが、夜間はひったくりや強盗などの軽犯罪が発生することがあります。

やむを得ず訪れる場合は、「グループで行動する」「暗い路地に入らない」「目立つ服装を避ける」などの対策を取りましょう。

アルメニア旅行で被害に遭ったら

アルメニア旅行中、どんなに注意を払っていても、犯罪の被害に遭ってしまう可能性はゼロではありません。

万が一の事態に冷静に対応するために、事前に必要な情報を把握しておきましょう。以下では、被害に遭った際に役立つ連絡先や対応手順を詳しくご紹介します。

アルメニアの緊急連絡先一覧

もちろんです。アルメニアの主要な緊急連絡先をまとめると以下のようになります。

種類連絡先番号
警察102
救急103
消防101
緊急総合番号112

アルメニアの日本大使館への相談

アルメニアには正式な日本大使館が設置されており、犯罪被害やパスポートの盗難・紛失といったトラブルに対して、さまざまな支援を行っています。

在アルメニア日本国大使館が提供する主な支援

帰国のための渡航書の発給

パスポートが盗難または紛失した場合、「帰国のための渡航書」を発行してもらえます。
※申請には警察による盗難証明書(Police Report)が必要です。必ず最寄りの警察署へ届け出をしましょう。

・現地情報や助言の提供

トラブル後の対処方法や、警察・医療機関などに関する情報提供を受けられます。必要に応じて、通訳の手配や、家族への連絡サポートも行っています。

在アルメニア日本国大使館

  • 住所:23, 4 General Babayan St, Yerevan 0037 アルメニア
  • 電話番号(代表):+37411523010

パスポートの盗難に関しては、再発行の際に証明写真や帰国のための渡航書の発給手数料が必要です。現地でトラブルがあった場合には気を付けましょう。

トラブル時の旅行保険の活用

旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。

▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書

その他の対応策

地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。

クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を受けられる場合もあります。

アルメニアで安全に旅行するためのポイント

  • 夜間の一人歩きを避ける
  • 貴重品を一か所にまとめない(財布・スマホ・パスポートを分散)
  • 人通りの多い場所を選んで行動
  • 知らない人からの誘いには乗らない
  • 最新の外務省海外安全情報をチェックする

エレバン市内や主要観光地では警察の巡回も多く、基本的に落ち着いて観光できます。ただし油断せず、日本よりは治安が悪いという意識を持って行動することが大切です。

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