ニュージーランドへ観光・ビジネス・トランジット目的で渡航する際、日本人は 最大3ヶ月までビザ不要 で入国できます。
しかし、2019年以降は NZeTA(電子渡航認証) と IVL(国際観光税) の支払いが義務化され、短期滞在でも事前手続きが必須になりました。
この記事では、日本人旅行者が知っておくべき入国条件から、NZeTAの申請方法、長期滞在者向けのビザ情報まで、わかりやすく網羅的に解説します。
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日本人は3ヶ月以内の滞在ならビザ不要

日本のパスポート保持者は、以下の目的で 3ヶ月以内の滞在ならビザは不要 です。
観光・短期ビジネス・経由(トランジット)に対応しています。
- 観光
- 出張・短期ビジネス
- トランジット(乗り継ぎ)
- 親族・友人訪問
ただし、ビザは不要でも 渡航前にNZeTA申請が必須。これを忘れると航空機への搭乗ができません。
ニュージーランド入国に必須の NZeTA(電子渡航認証)

NZeTA(New Zealand Electronic Travel Authority)は、ビザ免除国の旅行者向けの電子渡航認証。
アメリカのESTA、オーストラリアのETAに近い制度です。
NZeTAが必要なのは?
- 日本国籍を含む「ビザ免除国」から入国する旅行者
- トランジット(経由)でニュージーランドを利用する旅行者
- クルーズ船で入国する旅行者
不要なケース
すでに有効な 学生ビザ・就労ビザ・ワーキングホリデービザ などを持っている場合
→ この場合、ビザ自体に入国許可が付帯しているためNZeTA不要
※ただし、ビザ申請時にIVLが徴収されていることが多い
NZeTAの申請方法と詳細(重要ポイントまとめ)

NZeTAの申請方法と詳細のポイントを以下にてご紹介いたします。
申請方法
NZeTAは以下のいずれかで申請できます。
1.スマホアプリ(最も安くて簡単)
2.ニュージーランド移民局公式サイト
申請費用
1.アプリ申請:NZD 17
2.Web申請:NZD 23
※IVL(国際観光税)NZD 35 が同時に発生
申請に必要なもの
- 有効なパスポート(滞在期間+3ヶ月の残存有効期間を推奨)
- 顔写真(アプリならスマホで撮影可能)
- クレジットカード(デビットカード可)
承認までの時間
- 通常:10分〜数時間
- 最大:72時間(3日)
通常3日以内に発行されますが、余裕をもって航空券を買ったらすぐ申請が安全。
IVL(国際観光税)
ニュージーランド政府が観光客による環境保全・観光インフラ整備のために導入した税金です。
NZeTA申請時に自動的に徴収 され、金額は NZD 35 です。
支払いのタイミング
- NZeTA申請と同時に1回のみ支払い
- 有効期間の2年間は追加徴収なし
入国時に必要なその他の条件

ニュージーランドに入国する際に必要な条件等を簡単にご紹介します。
必須条件
- パスポートの残存有効期間
→ 滞在日数+3ヶ月以上 - 出国用航空券(復路チケット)の所持
→ 帰国便や第三国への航空券が必要 - 滞在費用を賄える資金の証明(求められる場合あり)
注意ポイント
ニュージーランドは 生鮮食品・植物・アウトドア用品 に対して世界トップクラスの検疫規制があります。申告漏れは高額罰金の対象となるため、必ず正直に申告してください。
3ヶ月を超える滞在特定目的がある場合のビザ種類

日本人でも3ヵ月を超える滞在の場合には、目的に応じたビザを準備する事が必要です。
① 学生ビザ(Student Visa)
- 14週間以上のフルタイム就学が対象
- 語学学校・専門学校・大学などに通う場合
- 就労が一部認められるケースあり(コースや学校による)
② ワーキングホリデービザ(Working Holiday Visa)
- 日本人は18〜30歳まで申請可能
- 滞在は最大1年
- 就労・就学(最長6ヶ月)も可能
- 毎年人気で定員制(埋まりやすい)
③ 就労ビザ(Work Visa)
- 特定の雇用主のスポンサーが必要
- 職種・技能条件などが細かく設定
④ 長期観光ビザ(Visitor Visa)
- 最大9ヶ月まで滞在可能
- 就労は不可
- 長期滞在したい旅行者・家族訪問者向け
各種ビザの問い合わせ先
- 在日ニュージーランド大使館(ビザセクション)
- ニュージーランド移民局(INZ)公式ページ
※移民局サイトは最新情報の反映が早いため、常に確認するのがおすすめ。
ニュージーランド旅行者向けQ&A(よくある質問)

- QNZeTAはいつまで有効?
- A
発行日から2年間有効、複数回入国可能。
- Qパスポートを更新したら?
- A
新しいパスポートでもう一度NZeTA申請が必要。
- QNZeTAを忘れた場合どうなる?
- A
飛行機に搭乗できない。空港での申請は不可。
- Qトランジットだけでも必要?
- A
はい、乗り継ぎだけでもNZeTAが必要。
日本人のニュージーランド旅行には「NZeTA+IVL」が絶対必要!

- 3ヶ月以内の滞在はビザ不要
- しかし NZeTAの事前取得とIVL支払いは必須
- 承認まで最大72時間かかるため早めに申請を
- 学生・就労・ワーホリなど、3ヶ月超や特定目的はビザ申請が必要
- パスポート残存期間や出国航空券などの条件も確認必須
ニュージーランドはルールがシンプルな一方、検疫が非常に厳しい国です。
事前準備をしっかり行えば、美しい自然と魅力的な観光地を安心して満喫できます。
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