初めてのベトナムのハノイ旅行で食べたい!気軽に楽しめるローカルフード6選を解説!

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ベトナムの首都ハノイへの旅を控えている方へ。この街の真の魅力は、その豊かな食文化にあります。

限られた滞在時間の中で、どの料理を優先すべきか迷われることでしょう。今回はベトナムのハノイに初めて来たという方向けに是非楽しんで欲しいローカルフードをご紹介いたします。

ハノイ料理の魅力と必食ハノイグルメ5選

ベトナム料理は地域によって大きく異なることをご存知でしょうか。

南北に細長い国土を持つベトナムでは、北部・中部・南部それぞれが独自の食文化を育んできました。

首都ハノイがある北部の料理は、醤油・塩・ヌックマム(魚醤)をベースとした上品で洗練された味付けが特徴です。日本人の繊細な味覚にも非常によく馴染む、親しみやすい風味といえるでしょう。

ベトナムの国民的スープ「フォー」の真髄

ベトナム料理の象徴的存在「フォー(Phở)」。20世紀初頭、フランス統治時代にハノイまたはナムディンで誕生したこの料理は、まさに北部の誇りとなっています。

米粉から作られる幅5mmほどの平麺は、日本の麺類と比べて驚くほど柔らかく、繊細な食感が魅力です。

鶏ガラや牛骨から丁寧に取った澄んだスープに、鶏肉(フォーガー)または牛肉(フォーボー)、そして香り高いハーブが添えられます。

オススメ店舗:Pho 10 Ly Quoc Su

ハノイ旧市街にある老舗フォー専門店で、地元でも観光客にも大人気。一杯150,000VND(約800円)とハノイ基準では高めですが、その味の価値は納得の逸品です。

濃厚で奥深いスープに選び抜かれた牛肉がたっぷり。観光中心エリアにありながら、昔ながらのフォーの魅力を味わえます。

行列ができることもあり、最大で約3時間待ちになる場合もありますが、それだけの価値あり。

観光エリア価格ながら内容充実。フォーの深い味わいと満足度を求める人に特におすすめ。

ハノイ名物つけ麺「ブンチャー」

ハノイを代表する郷土料理「ブンチャー(Bún Chả)」。

米粉麺を炭火で香ばしく焼いた豚肉入りの甘酸っぱいつけ汁で味わう、ベトナム版つけ麺です。豚のつくねと焼肉、そして山盛りの香草が織りなすハーモニーは格別です。

オススメ店舗:Bún Chả Đắc Kim

Bún Chả Đắc Kim(ブンチャー・ダックキム)は、ハノイ旧市街に数あるブンチャー店の中で、伝統的な味を守り続ける名店です。1966年創業の老舗で、ミシュランガイドにも選ばれたことがある実力派 。

ブンチャー文化を代表する名店として外せない一軒。炭火焼きの香ばしさと甘酸っぱいタレのバランス、そして老舗ならではの伝統的な味わいは、ハノイ訪問の際にぜひ体験してほしい味です。

地元レビュワーや食通からも「ハノイで一番美味しいブンチャー」と称される絶品ぶり 。

独創的な「エッグコーヒー」体験

世界第2位のコーヒー生産国ベトナムが誇るハノイ独自の創作「エッグコーヒー」。

卵とコンデンスミルクを泡立てたクリーミーなフォームが、深煎りコーヒーの苦味と絶妙に調和します。まさに「飲むティラミス」とも称される革新的な一杯です。

オススメ店舗:Cafe Giảng(カフェザン)

1946年、グエン・ヴァン・ジアン氏がハノイで創業した、今も尚「エッグコーヒー(cà phê trứng)」発祥の名店。

ハノイの伝統を感じたいコーヒー愛好者はもちろん、旅先で「カフェ時間」も楽しみたい方に。古き良きベトナムの雰囲気を味わいながら、一杯に込められた歴史と職人技をじっくり堪能できます。

空いている時間を目来タイなら朝7時開店直後がおすすめ。席を確保しやすく、素材も新鮮 。

世界最高峰のサンドイッチ「バインミー」

国際的に「世界最高のサンドイッチ」として認められた「バインミー(Bánh Mì)」。

外側はパリッと、内側はふんわりとしたフランスパンに、パテ・ハム・新鮮野菜が絶妙なバランスで挟まれています。

フランス植民地時代の文化融合から生まれたこの傑作は、ベトナムの歴史そのものを味わえる一品です。

オススメ店舗:Banh Mi 25(バインミー25)

ハノイ旧市街にある超人気バインミー店。常に行列ができており、朝から地元民と観光客で賑わっています。

Banh Mi 25は、「本場ハノイの味」を気軽に、しかも手頃に楽しめる名店。焼きたてパンと新鮮な具を一口かぶりつけば、そのおいしさに思わず笑顔がこぼれることでしょう。散歩や観光の合間にぜひどうぞ!

1本あたり約25,000‑35,000VND(約150‑200円)とリーズナブルながら、食べ応えは抜群。

朝8時〜10時台はピークタイム。ちょっと遅めの11時前を狙えば比較的並ばずに購入できます。

伝統スイーツ「チェー」の奥深さ

ベトナンの代表的デザート「チェー(Chè)」。

甘く煮た豆類・芋類・寒天・果物などを組み合わせた、日本のあんみつにも似た上品な甘味です。北部のチェーは豆や芋を中心とした素朴で深い味わいが特徴です。

おすすめ店舗:Chè 4 Mùa(チェー・ボンムア)

ハノイ旧市街で大人気の伝統スイーツ専門店で、古き良きベトナムの「あんみつ」ことチェーを提供する名店で、観光客にも地元民にも愛されています。

冷たいチェーから温かいチェー(チェー・チョイ・ヌック)まで種類豊富。季節に合わせて選べるので好きな物を選びましょう!

旧市街中心の4 Hàng Cân 通り沿い、ドンスアン市場やホアンキエム湖周辺から徒歩圏内。

美食の都ハノイを味わい尽くすグルメ旅!

今回ご紹介した厳選5品は、いずれもハノイの食文化を代表する名物料理ばかりですが、実際にこの街を歩けば、まだまだ数えきれないほどのグルメとの出会いがあなたを待っています。

ハノイの魅力は、歴史と伝統が息づく街並みとともに、通りのあちこちに広がる屋台やローカル食堂、昔ながらのカフェの中にあります。

観光客向けの有名店だけでなく、地元の人が普段使いするお店にもぜひ一歩踏み込んでみてください。そこには、ガイドブックには載っていない“とっておきの味”が隠れているかもしれません。

街ブラしながらの店探しも良い!

グルメ旅で大切なのは、完璧なスケジュールではなく、“その時その場”で感じる直感や出会い。予定に縛られすぎず、街角でふと目に留まった屋台の香りに誘われて入ってみる。そんな偶然の体験こそが、旅を一層豊かなものにしてくれるでしょう。

あなただけの「ハノイの味」を探す旅へ出かけてみてください。素朴で温かく、時に驚きをくれるローカルグルメたちが、きっと忘れられない思い出を添えてくれるはずです。