中国の首都・北京は、悠久の歴史とモダンな都市文化が融合する世界的な観光都市。この記事では、北京を訪れるなら絶対に押さえておきたい人気観光スポット5選をご紹介します。
世界遺産に登録されている名所や、歴史を肌で感じる皇帝の宮殿、現代アートが楽しめるエリアなど、北京の魅力をたっぷり詰め込みました。
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八達嶺長城(バーダーリンチャンチャン)世界遺産・万里の長城の代表格

万里の長城の中でも最も有名で整備されているのが「八達嶺長城」。観光インフラが整っており、初めての万里の長城体験に最適。北京市中心部からもアクセスしやすく、日帰り観光スポットとして人気です。
- 住所:北京市延慶県八達嶺特区
- アクセス:北京北駅からS2線で約1時間
- 入場料:40元~
- 所要時間:2〜3時間
万里の長城の中でも特に保存状態が良く、迫力満点!
八達嶺長城は、観光開放されている区間の中でも最も整備されており、保存状態が非常に良いのが特徴です。切り立った山の尾根に沿って築かれた石造りの城壁と、堂々たる望楼(見張り台)は圧巻。
気軽にトレッキング!観光客向けのインフラが充実
八達嶺は、ロープウェイや滑車リフトなどの設備が整っており、初心者や年配の方でも気軽に登城体験が可能。さらに、売店やトイレも要所に設けられており、安心して観光を楽しめます。
\ アクセス方法 /

天壇公園(ティエンタンゴンユェン)皇帝が祈りを捧げた宇宙の神殿

世界遺産にも登録されている「天壇」は、明・清代の皇帝が五穀豊穣を祈願した祭祀場。公園内は広く、中心にそびえる「祈念殿」は北京を象徴する建築です。
住所:北京市東城区天壇内東里7号
- アクセス:地下鉄5号線 天壇東門駅から徒歩1分
- 営業時間:6:00〜22:00(施設は8:00〜18:00)
- 入場料:10~15元(祈念殿含む通し券:34元)
圧倒的スケールと美しさを誇る「祈年殿(きねんでん)」
天壇公園のシンボルとも言える祈年殿は、明・清王朝の皇帝が五穀豊穣を天に祈った重要な祭壇建築です。三重の青い円形屋根と、釘を一切使わずに建てられた構造はまさに中国古代建築の傑作。
自然と歴史が融合する「回音壁(エコーウォール)」
回音壁は、皇穹宇(こうきゅうう)という祭祀用の建物を取り囲む丸い壁で、音が反響する不思議な構造が特徴。壁の片端で話すと、数十メートル離れた反対側にいる人に声が届くと言われています。
故宮博物院(紫禁城)600年の歴史が眠る皇帝の宮殿

明・清の歴代皇帝が居住した宮殿で、世界最大規模の木造建築群。広大な敷地の中には約1000の建物があり、美術品や歴史資料も多数展示。
- 住所:北京市東城区景山前街4号
- アクセス:地下鉄1号線 天安門東or西駅から徒歩10分
- 営業時間:8:30~17:00(月曜休館)
- 入場料:60元前後
広大なスケールと圧倒的な美しさ!世界最大級の宮殿建築
故宮は、約72万㎡・建物約8700室を有する世界最大の木造宮殿建築群。
600年近くにわたって明・清の皇帝が居住した歴史的建造物で、その壮麗な建築様式と完璧な左右対称の配置は圧巻です。
歴史的価値の高い文物が集結!中国文化の宝庫
博物館としても世界有数の規模を誇り、収蔵品は180万点以上。
書画、陶磁器、青銅器、玉器、衣装、時計、家具など、中国数千年の芸術と文化財の精華を見ることができます。
天安門広場中国の心臓部に立つ世界最大の広場

中国建国の象徴的な場所として知られる天安門広場は、歴史的にも政治的にも重要なエリア。朝の国旗掲揚式は一見の価値あり。
- 住所:北京市東城区長安街
- アクセス:地下鉄1号線 天安門東/西駅から徒歩すぐ
- 営業時間:5:00〜22:00
スケール感に圧倒される!世界最大級の広場で中国の「中心」を体感
天安門広場は縦880m×横500m、面積約40万㎡を誇る世界最大級の公共広場。
北京市の「心臓部」とされ、人民大会堂や毛主席紀念堂、国旗掲揚台など、重要施設が集まっています。広場中央に立てば、中国の壮大さや国家の威厳を肌で実感できる特別な空間です。
歴史的建造物「天安門」と一体で楽しめる!
広場北側にある「天安門(てんあんもん)」は、故宮(紫禁城)の正門にあたり、かつて皇帝の詔を読み上げる場でもありました。1949年、毛沢東がここから中華人民共和国の成立を宣言した歴史的瞬間の舞台でもあります。
頤和園(イーフーユアン)中国皇帝の避暑地、絶景の庭園

「中国庭園の傑作」と称される頤和園は、広大な敷地に湖や山、水路が配置された美しい庭園。カメラを持ってゆっくり散策するのがおすすめ。
- 住所:北京市海淀区新建宮門路19号
- アクセス:地下鉄4号線 北宮門駅から徒歩6分
- 営業時間:6:00〜20:00(季節により変動)
- 入場料:50~60元
自然と建築の絶妙な調和!北京随一の美しい庭園
頤和園は、人工湖「昆明湖(こんめいこ)」と万寿山(ばんじゅさん)を中心とした広大な庭園。
自然の景観と人工建築が見事に融合し、中国庭園美の最高傑作とも称されます。特に、湖越しに見る仏香閣(ぶっこうかく)や十七孔橋(じゅうしちこうきょう)の風景がオススメ!
全長728mの「長廊」で中国絵画の世界に浸る
頤和園の見どころのひとつが、世界最長の木造回廊「長廊(ちょうろう)」。
屋根付きの回廊が昆明湖の湖畔を沿って728メートルも続いており、風雨を避けながら快適に散策できます。特筆すべきは、天井や梁に描かれた約1万4千枚以上の精緻な彩色画。
798芸術区(チージュウバー)ミリタリーとアートが融合する北京の異空間

元・軍需工場跡を再利用した芸術エリア。ギャラリー、カフェ、雑貨店が点在し、若者や芸術家たちに人気のカルチャースポットとなっています。
- 住所:北京市朝陽区酒仙橋4号
- アクセス:地下鉄14号線 将台駅から車で約7分
- 入場料:無料(展示により別途料金)
元工場跡地が生まれ変わった“クリエイティブ・メガロポリス”
798芸術区は、かつての軍需工場(第798工場)を再開発して誕生したアートの複合カルチャーエリア。赤レンガの工場建築や廃工場らしい無骨な雰囲気を残しつつ、ギャラリー、デザインスタジオ、カフェ、雑貨店などが混在し、アートと都市生活が自然に融合する異世界空間となっています。
国内外の多彩な企画展&イベントが常時開催
798では、現代アートの企画展やインスタレーション作品、路上パフォーマンス、ワークショップなどが頻繁に開催されています。中国出身アーティストの新鋭作品に出会えるだけでなく、世界各国から集まるゲスト展示や国際的なアートフェスティバルも定期的に行われています。
北京は他にも魅力がたくさん!
北京は、悠久の歴史遺産と近代文化が見事に調和する都市です。
今回ご紹介したスポットは、どれも北京の“今と昔”を体感できる名所ばかり。限られた時間の中でも、ぜひ自分だけの「北京の魅力」を発見してみてください。
きっと、旅の記憶に深く刻まれる体験が待っているはずです。
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