2021年末、ラオスで画期的な交通手段が誕生しました。それが 「中国ラオス鉄道(China-Laos Railway)」。
今まで飛行機や乗り合いバンに頼るしかなかったラオス北部の都市間移動が、この鉄道の開通により、ぐっと快適かつ時短に。今回は、ルアンパバーンからバンビエンまで実際に乗車した様子をレポートします!
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中国ラオス鉄道とは?
その名の通り、中国・雲南省の昆明からラオスの首都ビエンチャンまでを結ぶ大型プロジェクト。ルアンパバーンやバンビエンといった人気観光地を縦断しており、今ではラオス旅行の新たな移動手段として注目されています。
- 最高時速160km
- ルアンパバーン〜バンビエン:約1時間半(従来はバンで約3時間)
- チケットは安価で、利便性抜群!
ラオス中国鉄道チケットの購入方法と料金は?

ラオス中国鉄道に乗車するには、事前のチケット確保が必須です。
便数が1日5本前後と限られているうえに、観光シーズンや週末は満席になることもしばしば。ここでは、具体的な購入方法と注意点、各座席クラスの料金相場まで、詳しく解説します。
方法①:駅の窓口で直接購入(当日〜前日)
ルアンパバーン駅には、出入口すぐ右側にチケット売り場があります。現地で直接購入したい場合はここで購入可能です。
- メリット:手数料なし/確実に正規料金で買える
- デメリット:駅が市街地から車で約30分かかる/人気の便は満席の可能性あり
特に観光シーズン中や週末、午前中・夕方の便は早い段階で埋まることがあるため、最低でも前日までに購入しておくのが安全です。
方法②:市内の旅行代理店で予約(おすすめ!)
ルアンパバーン市内には、チケット手配を代行してくれる旅行会社やツアー会社が多数あります。宿泊先のホテルやゲストハウスで紹介してもらうのも◎。
- メリット
- 市内で簡単に購入できる
- 駅まで行かずにチケット確保可能
- 英語や簡単な日本語が通じる店舗もある
- チケットと一緒に駅までの送迎も頼める場合がある
- デメリット
- 手数料が数万キープ(数百円)程度かかることがある
駅まで行く手間や予約の確実性などを考えると、代理店の予約の方が簡単だと思います。手間をかけたくない方はコチラ!
チケットの価格(2025年7月時点)
クラス | 価格(キープ) | 価格(日本円換算) | 特徴 |
---|---|---|---|
2等車 | 約185,000キープ | 約1,500円 | 指定席、快適な座席、コスパ重視の旅行者に人気 |
1等車 | 約270,000キープ | 約2,300円 | ゆとりある座席、より静かな車内、荷物スペースも広め |
価格は変動する可能性があるので、直接ご確認ください。
電子チケット(QRコード)で乗車可能
旅行代理店や駅でチケットを予約すると、QRコード付きの乗車券が発行されます。これが乗車券の代わりになります。
- スマホのスクリーンショット or 印刷して紙で持参が安心
- 乗車時のチェックイン・改札・車内検札の際に提示が必要
- パスポートとの照合もあるため、必ず持参を忘れずに!
ひと昔前のラオスではQRコード付きの乗車券は考えられませんでしたが、どんどん進化していますね!
どちらの方法でも「早めの予約」がカギ!
鉄道開通からまだ数年ですが、国内外の旅行者から大人気。出発当日の購入では座席が取れない可能性が高いため、遅くとも前日には予約を完了させておくと安心です。
特に2人以上で旅行する場合は、早めに予約しないと座席が離れてしまう可能性も。座席指定が可能なうちに押さえておきましょう。
ルアンパバーン駅の様子

- ルアンパバーン駅は市内中心部から車で約30分
- 駅舎は大きくて新しく、空港のような印象
- 駅前には売店もあり飲み物やスナックが購入可能
⚠ 注意点
早く駅に到着しすぎると、前の便の乗客が出発するまで構内に入れません。発車の 40分前〜30分前 を目安に到着を。
セキュリティチェックもある
入口でQRコードとパスポートを見せてチェックイン、空港のような要領でそのまま簡単なX線荷物検査を受けます。(飛行機同様、スプレー缶やライター類など、持ち込み禁止のアイテムがあるのえで注意。)
- QRコードとパスポートでチェックイン
- 手荷物検査あり(スプレー缶・ライター持ち込み不可)
- ホームへは出発の20〜30分前に案内開始
ラオス中国鉄道に乗車

車体は日によって異なりますが、今回は緑色の車両でした。2等車でも座席は新幹線のような造りでとても快適です。車両端には荷物置き場も完備しており、大きな荷物はそこにおきましょう。
乗車後しばらくすると、切符点検があるので、その時もチェックイン時に使ったQRを用意しておきましょう。
乗り心地ですが、ガタガタするかと思いましたが、走行はとてもスムーズで、風景を眺めながらゆったり過ごせました。
到着までの所要時間
約1時間半でバンビエン駅に到着。途中数回の停車がありますが、ほぼ定刻通りの運行でした。
バンビエン駅到着時も市街地から少し離れた場所にありますが、タクシーやトゥクトゥクが待機しているので中心部までの移動も問題ありませんでした。
ラオス旅行でぜひ一度体験してみて!
中国ラオス鉄道は、快適・速い・安いの三拍子が揃った、ラオス国内旅行の新たなスタンダード。
観光都市間を短時間で移動でき、車酔いもしないので、旅のストレスも大幅に軽減されます。旅行の移動も「楽しみ」の一つに変わるはず。
ルアンパバーンやバンビエンを訪れる予定の方は、ぜひ一度、中国ラオス鉄道の旅を体験してみてください!
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