モントリオールは、北米にいながらまるでヨーロッパにいるような街並みが魅力の、ケベック州最大の都市。
英語とフランス語が飛び交う多文化都市であり、歴史、芸術、グルメ、自然の全てを楽しめる観光地です。この記事では、モントリオールの魅力を余すことなく紹介します。
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モントリオールの定番観光スポット4選
フランス語が飛び交う街、モントリオール。ヨーロッパの雰囲気と北米の自由な空気が交差するカナダ屈指の観光都市です。
歴史ある旧市街から芸術と自然を感じられるスポットまで、見どころは盛りだくさん!初めて訪れる方にもおすすめしたい「モントリオールの定番観光スポット4選」をご紹介します。
1.モントリオール旧市街Vieux-Montréal

モントリオール観光で絶対に外せないのが、旧市街「Vieux-Montréal」。17世紀の街並みがそのまま残されたこのエリアは、まるでフランスの小さな町に迷い込んだかのような雰囲気で、石畳の通りと歴史的建造物が美しく調和しています。
街を歩くだけで、アートギャラリー、博物館、雑貨屋、カフェ、ベーカリーなどが次々に現れ、散策好き・グルメ好き・アート好きすべての人におすすめのエリアです。
主な見どころ
▶ ノートルダム聖堂(Basilique Notre-Dame de Montréal)
19世紀に建てられたネオゴシック様式の大聖堂で、モントリオールを象徴する名所のひとつ。内部は青と金を基調にした壮麗な装飾が施されており、まさに息をのむ美しさ。夜にはライト&サウンドショーも開催され、幻想的な雰囲気が楽しめます。
▶ ジャック・カルティエ広場(Place Jacques-Cartier)
旧港と旧市街をつなぐにぎやかな広場で、ストリートパフォーマー、画家、ミュージシャンなどが集まり、活気あるモントリオールらしさを体感できる場所。周辺にはテラス席のあるレストランやカフェが多く、食事や一休みにもぴったりです。
モントリオール旧市街の 基本情報
項目 | 内容 |
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所在地 | Old Montreal, Montreal, QC H2Y, Canada |
アクセス | 地下鉄「Place-d’Armes駅」または「Champ-de-Mars駅」から徒歩すぐ |
営業時間 | 散策は24時間自由 施設(聖堂・店など)は概ね9:00〜17:00前後 |
料金 | 入場無料(※ノートルダム聖堂は有料) |
2.モン・ロワイヤル公園Mount Royal Park

モントリオールという街の名前の由来にもなったモン・ロワイヤル(Mount Royal)。その中腹に広がるモン・ロワイヤル公園(Parc du Mont-Royal)は、市民や観光客に親しまれる都市のオアシスです。
設計はニューヨークのセントラルパークと同じく、造園家フレデリック・ロー・オルムステッドによるもの。最大の見どころは、ビーバー湖展望台(Chalet du Mont-Royal 展望台)。
ここからは、モントリオールの街並みとセントローレンス川を一望でき、朝も昼も夕暮れも、どの時間帯でも絵になる絶景が広がります。
モン・ロワイヤル公園の 基本情報
項目 | 内容 |
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所在地 | 1260 Remembrance Rd, Montreal, QC H3H 1A2, Canada |
アクセス | 地下鉄「Peel駅」から徒歩またはバスで約20分 |
営業時間 | 公園:24時間開放 展望台施設(Chalet):通常 8:00〜20:00 |
料金 | 無料(展望台、散策自由) |
3.モントリオール美術館Musée des beaux-arts

モントリオール美術館(Montreal Museum of Fine Arts)は、1860年に創設されたカナダ最古かつ最大級の美術館のひとつ。地元では「MBAM(エム・ベー・アー・エム)」の略称でも親しまれています。
館内は5つのパビリオンから成り、古典美術から現代アート、先住民芸術、地元ケベックの作家の作品まで多彩なコレクションを誇ります。特に、装飾芸術やデザイン、ヨーロッパ絵画、国際的な近現代美術の展示が高く評価されています。
美術館周辺はカルチャーエリアとして知られ、おしゃれなカフェやブックストア、ギャラリーも点在。アートな1日を過ごすのにぴったりのロケーションです。
モントリオール美術館の基本情報
項目 | 内容 |
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所在地 | 1380 Sherbrooke St W, Montreal, QC H3G 1J5, Canada |
アクセス | 地下鉄「Guy-Concordia駅」または「Peel駅」から徒歩約5〜10分 |
営業時間 | 火〜日:10:00〜17:00 ※水曜のみ20:00まで(※月曜定休) |
料金 | 一般:CA$24 65歳以上:CA$16 学生:CA$16 18歳未満:無料 |
4.オールドポートVieux-Port

モントリオール旧市街のすぐ隣に広がるオールドポート(Vieux-Port de Montréal/旧港エリア)は、歴史ある港湾施設が現代的なレジャースポットとして生まれ変わった、観光とエンタメの融合エリアです。
最大のランドマークは、高さ60mを誇る「モントリオール・グラン・ルー(La Grande Roue de Montréal)」という観覧車。ゴンドラは冷暖房完備で、昼も夜もモントリオールの街並みと川の絶景が楽しめる絶好のフォトスポットです。
オールドポートの基本情報
項目 | 内容 |
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所在地 | 333 Rue de la Commune O, Montreal, QC H2Y 2E2, Canada |
アクセス | 地下鉄「Place-d’Armes駅」または「Champ-de-Mars駅」から徒歩約10分 |
営業時間 | エリアは24時間開放 観覧車や施設は10:00〜23:00(季節で変動あり) |
料金 | 入場無料(各アクティビティは有料) |
文化と歴史を感じるスポット
石造りの建物に、歴史を語る街角の彫刻。モントリオールには、時間の流れを静かに語る場所がたくさんあります。
フランス文化と北米の自由な空気が交差するこの街で、文化と歴史に触れるひとときを過ごしてみませんか?
1.ジャン・ドラポー公園Parc Jean-Drapeau

モントリオール市街から地下鉄でわずか1駅の場所に広がる「ジャン・ドラポー公園(Parc Jean-Drapeau)」は、1967年のモントリオール万博(EXPO 67)の会場跡地を活用した、都市型レジャー&文化スポットです。
セント・ローレンス川に浮かぶサンテレーヌ島とノートルダム島の2つの人工島から成り、広大な敷地内には、家族連れやカップル、アート・サイエンス好きまで楽しめる施設が点在しています。
広大な緑地でのピクニックや、ジョギング・サイクリング、SUPやカヌーなどのウォーターアクティビティも楽しめます。冬はクロスカントリースキーや雪上アクティビティも開催。
ジャン・ドラポー公園の基本情報
項目 | 内容 |
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所在地 | 1 Circuit Gilles Villeneuve, Montreal, QC H3C 1A9, Canada |
アクセス | 地下鉄「Jean-Drapeau駅」すぐ(イエローライン) |
営業時間 | 公園は年中無休・24時間開放 施設はそれぞれ異なる(例:ビオスフィア 10:00〜17:00) |
料金 | 公園は無料 ※各施設(ビオスフィア:CA$20前後、ラ・ロンデ:CA$50〜)は別料金 |
2.サン・ジョセフ礼拝堂St. Joseph’s Oratory

モントリオール観光で外せないスピリチュアルスポットのひとつが、サン・ジョセフ礼拝堂(St. Joseph’s Oratory of Mount Royal)です。モン・ロワイヤルの西斜面にそびえるこの建物は、北米最大のカトリック教会として知られ、信仰と建築美が融合した荘厳な空間です。
創設者は「聖アンドレ修道士(Brother André)」。彼の癒やしの力で奇跡が起きたとされ、多くの巡礼者がこの地を訪れるようになりました。今でも彼の遺体は礼拝堂内に安置されており、カナダの聖地として敬われています。
サン・ジョセフ礼拝堂の基本情報
項目 | 内容 |
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所在地 | 3800 Queen Mary Rd, Montreal, QC H3V 1H6, Canada |
アクセス | 地下鉄「Côte-des-Neiges駅」から徒歩約10分 |
営業時間 | 毎日 6:00〜21:00(ギフトショップや博物館は9:00〜17:00) |
料金 | 入場無料(※駐車場 CA$5、寄付歓迎、博物館入場料は別途) |
3.プレイス・デ・アーツPlace des Arts

モントリオールのダウンタウンに位置する「プレイス・デ・アーツ(Place des Arts)」は、演劇、音楽、舞踊、オペラ、サーカスなど多彩な公演が集う、カナダ最大級の文化施設群。1963年の開館以来、ケベック州はもちろんカナダ全体の芸術振興を担ってきた、「芸術の殿堂」です。
また、施設内にはカフェやバー、ギャラリーも併設されており、観劇前後の時間も豊かに過ごせるのが魅力。
プレイス・デ・アーツの基本情報
項目 | 内容 |
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所在地 | 175 Rue Sainte-Catherine O, Montreal, QC H2X 1Z8, Canada |
アクセス | 地下鉄「Place-des-Arts駅」直結 |
営業時間 | チケット窓口:火〜土 12:00〜18:00(公演によって変動) |
料金 | 入場無料(※公演チケットは内容によりCA$20〜200程度) |
モントリオールのグルメ絶対食べたいローカル名物とおすすめレストラン
フランス文化の影響を色濃く受けながら、独自の食文化を育んできたモントリオール。美食の街として知られ、地元ならではのローカルフードから、多国籍な本格料理まで、バラエティ豊かなグルメが楽しめます。
ここでは、モントリオールで絶対に味わいたい名物料理と、おすすめのグルメスポットをご紹介します。
スモークミート・サンドイッチ

モントリオールの代表的なソウルフードの一つ。ビーフブリスケットをスモークし、スパイスで漬け込んだ濃厚なミートをライ麦パンでサンドした一品は、地元民だけでなく観光客にも大人気。
おすすめ店:Schwartz’s Deli(シュワルツ・デリ)
行列必至の超有名老舗。塩気とスモークの香りが絶妙なバランス。クラシックスタイルのスモークミート・サンドイッチは、注文時に「ミディアムファット(脂身あり)」がおすすめ。
プーティン(Poutine)

フライドポテトにグレイビーソースとチーズカード(未熟成チーズ)をかけた、ケベック発のB級グルメ。一見ジャンキーですが、地元では「飲んだ後の締め」や「ランチの定番」として愛されています。
おすすめ店:La Banquise(ラ・バンキーズ)
24時間営業で、地元の若者や夜遊び帰りの人で賑わう人気店。クラシックから変わり種まで、30種類以上のプーティンが楽しめます。ベジタリアン対応メニューも豊富。
モントリオール式ベーグル

ニューヨークのベーグルとは違い、モントリオールのベーグルは小ぶりで密度が高く、ほんのり甘みのある味わいが特徴。ハチミツ入りのゆで汁で茹で、薪窯で焼くという伝統的な製法で作られています。
おすすめ店:St-Viateur Bagel
しっとり柔らかめでほんのり甘い味わい。プレーンやセサミが人気。もう一つの人気Fairmount Bagelとの食べ比べもオススメ!
おすすめエリア1:プラトー・モントリオール
おしゃれなカフェやベーカリー、ビストロが立ち並ぶ、地元の若者や観光客に人気のエリア。色鮮やかな街並みとともに、アートやグルメを満喫できます。
おすすめグルメ体験
・フレンチビストロL’Expressでのランチ
・オーガニック素材のパンやデザートが楽しめるカフェCafé Névé
おすすめエリア2:リトル・イタリー(Little Italy)
イタリア系移民によって形成された歴史ある地区で、ワインとイタリアンの宝庫。近くにはジャン・タロン・マーケットもあり、地元の食材も楽しめます。
・おすすめグルメ体験
本格派ナポリピッツァが食べられるPizzeria Napoletana
手打ちパスタやティラミスが絶品のトラットリアBottega
モントリオールは食の宝庫!
伝統的な名物料理から洗練されたビストロ料理まで、モントリオールはまさに“美食の街”。観光と合わせてグルメ巡りも計画すれば、より深くこの街の魅力に触れられるはず。
季節ごとの楽しみ方
季節 | 特徴とおすすめ |
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春(4〜6月) | 街に花が咲き始め、観光しやすい気候。イベントも増え始めます。 |
夏(6〜8月) | 各種フェスで大賑わい。テラス席やピクニックに最適。 |
秋(9〜11月) | 紅葉とグルメが楽しめるシーズン。芸術イベントも豊富。 |
冬(12〜3月) | 雪景色と冬イベント、室内観光が中心。防寒対策は必須! |
モントリオールは「ヨーロッパ×北米」の魅力が融合した都市

モントリオールは、旧市街の美しい街並みと近代的な都市機能が共存する、訪れる人の感性を刺激する街です。英語圏にいながら、フランス語文化を体感できるのも大きな魅力。グルメ、アート、歴史、自然、すべてが詰まった理想的な旅先です。
「ちょっと特別なカナダ旅行」をしたいなら、モントリオールがぴったりです!
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