タヒチを旅する上で意外と盲点になりやすいのが「通貨と両替」の知識です。
現地の通貨事情をよく知らずに渡航してしまうと、不利なレートで両替してしまったり、現地で使えない通貨を持っていて困ったりというトラブルが起こることも。
この記事では、タヒチ旅行で押さえておきたい通貨や両替の基本情報から、現地でのおすすめ両替方法、注意点、クレジットカードやキャッシュレス事情までをわかりやすく解説します。
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タヒチの通貨の基本情報

- 通貨単位:CFPフラン(XPF)
- 補助単位:補助単位はなし(すべてフラン表示)
- 紙幣の種類:500、1,000、5,000、10,000 XPF
- 硬貨:1、2、5、10、20、50、100 XPF
日本では手に入らない?CFPフランは現地での両替が基本

CFPフランは日本国内ではほとんど流通しておらず、取り扱っている両替所もほとんどありません。
そのため、日本円を直接CFPフランに両替することは難しいのが現状です。
旅行者は、現地の空港やホテル、銀行などで両替するのが一般的ですが、為替レートや手数料は場所によって異なるため、事前に比較するのが安心です。
日本円は使えない?持っていくならユーロか米ドルがベター
タヒチでは日本円(JPY)は基本的に使えず、現地での両替も対応不可の場合が多いです。そのため、日本から訪れる際には、以下の国際的に流通性の高い通貨を持参するのがおすすめです。
通貨名 | 通貨コード | 備考 |
---|---|---|
ユーロ | EUR | フランス領のため、CFPフランへの両替がスムーズ |
米ドル | USD | 広く受け入れられており、一部ホテルやショップでの支払いにも対応 |
オーストラリア・ドル | AUD | 一部で両替可能だが、流通性はやや劣る |
両替ができる主な場所とおすすめエリア【タヒチ編】

ユーロや米ドルをCFPフラン(XPF)に両替する場合の主な場所と、それぞれの特徴をご紹介します。
1.タヒチ島・パペーテ市内(本島・首都)|利便性&レート◎
- タヒチ・ファアア国際空港(PPT)内の銀行カウンターや両替所
- パペーテ中心部の銀行(Banque de Polynésie、Banque Socredo など)
- 大型ホテル内のカウンターやレセプション
パペーテ市内の銀行はレートが比較的良好で、手数料も明示されているため安心。営業時間が短め(平日15時前後まで)なので、計画的に訪れるのがポイントです。
2.モーレア島・ボラボラ島など離島部|両替の難易度↑
- 一部の高級ホテルや空港カウンターで対応可能
- 銀行の支店はあるが数が少なく、営業時間も限定的
本島よりレートがやや不利で、両替対応が限られることもあるため、本島(タヒチ島)でまとめて両替しておくのが安心です。
3.空港・ホテル内の両替|利便性は◎、でもレートは△
- ファアア国際空港やホテルではいつでも両替できる反面、為替レートは市内の銀行に比べてやや不利な場合が多いです。
- 到着直後や出発前など、少額の両替や緊急時の利用にとどめるのが賢明です。
両替時の注意点【タヒチ】
✅ 手数料の有無を確認
銀行や空港の両替カウンターでは、手数料が明記されているか確認を。店舗によっては一定のパーセンテージが加算される場合もあります。
✅ 紙幣の状態に注意
破損・汚れ・書き込みのある紙幣は拒否されることがあります。できるだけ状態の良い紙幣を用意しておきましょう。
✅ パスポートの提示が必要な場合あり
一部の銀行では、本人確認としてパスポートの提示が求められることがあります。常に携帯しておくと安心です。
街中で声をかけてくる非公式な両替商には注意!
詐欺や偽札のリスクがあるため、必ず正規の銀行や両替所を利用しましょう。
タヒチのカード・ATMの利用事情

タヒチでは、高級ホテルや観光施設などではクレジットカードが広く使える一方で、ローカルな商店や市場、離島の一部地域では現金のみ対応の場所も少なくありません。とくに観光地から離れた島やローカルな屋台、バスなどでは、キャッシュレス化があまり進んでいないのが現状です。
また、離島に行くほどカード決済の普及率は下がり、ATMも限られてくるため、本島(タヒチ島)滞在中に十分な現金(CFPフラン)を用意しておくことが大切です。
カード払いが可能な場所
- 国際ブランド(VISA・MasterCard)は本島のホテル・レストラン・大型ショップで広く利用可能
- 一部の高級リゾートではAMEX(アメリカン・エキスプレス)も使用可
- JCBや銀聯カードは使えない店舗が多いため注意が必要です。
ATM事情
- パペーテ市内や空港、大型スーパーなどにATMが点在し、英語表示にも対応しています
- 海外キャッシングに対応したクレジットカードやデビットカードで、現地通貨(CFPフラン)の引き出しが可能
- 為替手数料やATM使用料がかかるため、一度にある程度まとまった金額を引き出す方が割安
出発前に、使いたいカードがCFPフラン圏(フランス領)で使えるか、カード会社に確認しておくと安心です。
タヒチでは再両替の必要なし
CFPフランは持ち出し制限などは特にないため、使い切れなかった場合は帰国後にユーロや日本円に再両替することも可能ですが、日本では再両替できる場所が極めて限られています。
そのため、現地の空港や市内の銀行で使い切るか、再両替しておくのがベター。空港の両替所は営業時間が限られる場合があるため、早めの対応がおすすめです。
空港までの移動費や軽食・お土産代として、数千フラン程度は現金を手元に残しておくと便利です。
タヒチ旅行の通貨事情まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
通貨の種類 | CFPフラン(XPF) |
持参すべき通貨 | ユーロまたは米ドル(日本円は基本不可) |
両替の場所 | タヒチ島のパペーテ市内が利便性・レートともに◎ |
現金とカードの併用 | 都市部やリゾートはカードOK、ローカルエリアは現金必須 |
ATMの活用 | タヒチ島には多く、英語表示・国際ブランド対応可 |
使い残しへの対応 | 帰国前に再両替or現地で使い切るのが安心 |
タヒチはフランス領として通貨管理がしっかりしている地域です。事前準備と現地での計画的な現金・カード管理を意識すれば、快適で安心な旅行が楽しめます。
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