2019年に開業した 「ドーハ・メトロ(Doha Metro)」 は、カタールの首都ドーハ市内とその周辺を結ぶ最新鋭の地下鉄。観光やビジネスに訪れる旅行者にとっても、渋滞を避けて快適に移動できる便利な交通手段です。
近未来的なデザインの駅や自動運転システムも見どころで、「世界でも最先端の都市鉄道」と称されています。ここでは、路線、料金、利用方法から観光への活用法まで徹底解説します。
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ドーハ・メトロの特徴

最新鋭の自動運転システムが導入されており、無人運転で安全性も高い。
広々とした車内は冷房完備、Wi-Fi完備、清潔で快適です。道路渋滞を気にせず、観光地まで短時間でアクセス可能なので観光客の方にも便利。
タクシーや配車アプリに比べ格安で移動できるので、目的地によっては使ってみても良いでしょう。
ドーハ・メトロの路線

ドーハ・メトロは2025年時点で現在 3路線 が運行中。
主要観光地や空港へのアクセスもカバーしています。
レッドライン(Red Line)
ルサイル(Lusail)~アル・ワクラ(Al Wakra)を結ぶ幹線。
ドーハ国際空港(Hamad International Airport) や コーニッシュ(Corniche)、カタラ文化村(Katara Cultural Village) にアクセス可能。
グリーンライン(Green Line)
教育都市(Education City)方面へ行く際に便利。
カタール国立博物館や カタール国立図書館、大学エリアにアクセス可能。
ゴールドライン(Gold Line)
ドーハの歴史地区を通る路線で観光の際にも利用可能。
スーク・ワーキフ(Souq Waqif)、イスラム美術博物館 など主要観光地へのアクセスに便利。
運賃・チケット情報

- シングルライド(1回乗車):2 QAR(約60円)
- 1日パス:6 QAR(約180円)で乗り放題
- ゴールドクラブ(ファーストクラス席):10 QAR/1回
支払いは「Travel Card」を利用。駅の券売機やカウンターで購入・チャージ可能。
ドーハ・メトロの乗り方
- 切符購入:駅の自動券売機で「Travel Card」を購入(リユーザブルタイプ)。
- 改札を通過:カードをタッチして入場。
- 乗車:列車は自動運転、3分~6分間隔で運行。
- 降車:目的地の駅で下車し、再度カードをタッチして退場。
観光に便利な駅とアクセススポット
- スーク・ワーキフ駅(Gold Line):伝統市場やローカルグルメを楽しむならここ。
- カタラ駅(Red Line):文化芸術やビーチを楽しめる「カタラ文化村」。
- コーニッシュ駅(Red Line):美しい湾岸エリアの散策に。
- 教育都市駅(Green Line):大学キャンパスや博物館めぐり。
- 空港T1駅(Red Line):ハマド国際空港直結で、旅行者にとって最重要。
利用時の注意点
- スーツケースOK:大きめ荷物も持ち込み可。ただし混雑時は控えめに。
- 飲食禁止:車内での飲食は厳禁。水分補給程度は可。
- 女性・ファミリー専用車両あり:安心して利用可能。
- 終電は0時頃まで:夜遅くの移動には注意。
ドーハ空港から中心部までのメトロアクセス

ハマド国際空港には 「Airport T1駅(Red Line)」 が直結しており、到着後すぐにメトロを利用できます。
- 所要時間:空港駅から中心部(例:Msheireb駅)まで 約20分前後
- 運行間隔:およそ 6分ごと に列車が運行
- 料金:通常席は 2 QAR(約60円) と格安
主なルート例
- Airport T1駅 → Msheireb駅(乗換ハブ): 約20分
- Airport T1駅 → Souq Waqif駅(伝統市場へ): 約22分
- Airport T1駅 → West Bay駅(高層ビル群・ビジネス街): 約25分
ポイント
Msheireb駅は 3路線(Red/Gold/Green)が交差するハブ駅 なので、どの観光地にもアクセスしやすい。
渋滞が多いドーハ市内でも、メトロなら快適&定時運行。
空港からタクシーやUberを利用すると20〜40分(渋滞次第)+料金も30〜50 QARほどかかるため、コストを抑えたい旅行者にはメトロが断然おすすめ。
ドーハ旅行で使ってみよう!
ドーハ・メトロは、観光スポットや空港までをスムーズに結ぶ、旅行者必携の移動手段。
料金も安く、清潔で安全なので、初めてのドーハ旅行でも安心して利用できます。
タクシーやレンタカーと併用すれば、より効率的にドーハを楽しめるでしょう。
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