ブラジルは南半球に位置するため、日本とは季節が逆になります。国土が広大で、アマゾンの熱帯雨林から南部の温帯気候まで多様な気候帯が存在します。
旅行先や目的によってベストシーズンが異なるため、訪れる地域ごとの特徴を理解しておくことが大切です。
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ブラジルの基本的な季節
ブラジルは南半球にあるので、日本と季節がことなるのでまずは基本的な情報を抑えておきましょう。
夏(12月〜2月)

南半球の真夏にあたるこの時期は、リオデジャネイロやサンパウロなど南部都市で30℃を超える日が多く、湿度も高めです。
日差しが強く、海水浴やビーチスポーツに最適。リオの有名なカーニバルは2月頃に開催され、世界中から観光客が集まります。
地域差
北部アマゾン地方は雨季にあたり、ジャングル観光はやや難しいこともあります。南部や内陸部では、スコールや雷雨に注意が必要です。
観光ポイント:ビーチリゾート、カーニバル、ウォータースポーツ、夜の野外フェスティバルなど。
秋(3月〜5月)

夏の暑さが和らぎ、過ごしやすい気候になる季節です。雨も徐々に減り、都市観光や自然散策に適しています。
日中は暖かく、朝晩は涼しい。観光客も比較的少なく、ホテルや観光地が混雑しにくいのが魅力。
地域差
南部ではまだ温暖ですが、標高の高い地域では朝晩冷え込むことがあります。北部は乾季に向かうため、アマゾン観光に最適な時期。
観光ポイント:イグアスの滝やパンタナル湿地帯の動植物観察、都市散策や歴史的建築巡り。
冬(6月〜8月)

冬は南部ほど気温が下がり、山岳地帯や南部都市では10℃前後になる日もあります。北部アマゾンは乾季に入り、観光や探検に最適です。
南部では涼しく乾燥した日が多く、夜は肌寒いことも。山岳地帯では暖炉やチョコレートといった冬の風物詩が楽しめます。
地域差
北部は乾季のためジャングル観光や川下りに好条件。南部は涼しく、ブラジル南端のリオグランデ・ド・スル州などでは雪が降ることもあります。
観光ポイント:乾燥した気候を活かしたアマゾンツアー、南部のワイナリー訪問、都市観光、ハイキングや山岳リゾート。
春(9月〜11月)

春になると花が咲き、気温が徐々に上昇する時期です。過ごしやすい気候で、都市観光や自然散策に向いています。
昼間は温かく、夜は涼しいため快適に観光できる季節。湿度も比較的穏やかで、雨量も少なめ。
地域差
北部や中西部は乾季の終わりに近づき、野生動物観察や川沿いのアクティビティに向いています。南部では花が咲き誇り、自然景観が美しくなります。
観光ポイント:花祭り、都市の観光スポット、国立公園や自然保護区でのハイキング、野生動物ウォッチング。
地域別の気候の特徴と観光シーズン
人気の観光地ごとに季節の特徴や観光シーズンをご紹介します。
1. リオデジャネイロ・サンパウロ(南東部)

リオデジャネイロやサンパウロはブラジルでも特に人気の観光地です。
これらの都市ののベストシーズンはおすすめシーズンは秋・春(3月〜5月、9月〜11月)です。
気温・天候:昼間は25℃前後で快適、夜も涼しく過ごしやすい気候です。雨量も少なく、外でのアクティビティや街歩きに最適。
観光の特徴:観光客が少なめで、ホテルや観光地も比較的空いています。ビーチ、山岳地帯、都市散策など、さまざまな観光をストレスなく楽しめるベストシーズンです。
おすすめポイント:自然景観や文化施設巡り、街歩き、美食体験など、幅広いアクティビティが快適に楽しめます。
2. ブラジリア(中西部)

ブラジルの首都ブラジリアは、近代建築の巨匠オスカー・ニーマイヤーが設計した都市全体が世界遺産に登録されている特別な場所。
ベストシーズンは乾季の秋・冬(5月〜9月)です。この時期は降水量が少なく、晴天の日が続きます。気温は20〜25℃前後で過ごしやすく、朝晩はやや涼しいため軽めの上着があると安心です。
・気温・天候:乾季は湿度が低めで快適に過ごせますが、時に空気が乾燥するため水分補給やリップクリームなどの対策があると便利です。
・観光の特徴:他都市に比べ観光客は少なめで、世界遺産のモニュメントや政府機関をゆったり巡れます。徒歩よりも車やツアーを利用した移動が基本となります。
おすすめポイント:国会議事堂、大聖堂(カテドラル・メトロポリターナ)、三権広場など独創的な建築群を散策。
2. アマゾン(マナウス周辺)

世界最大の熱帯雨林アマゾンは、壮大な自然と生物多様性にあふれるエリア。マナウスを拠点に、ボートツアーやジャングル探検を通じて、そのスケールを体感できます。
おすすめシーズンは6〜11月(乾季)で快適な気候に加え、アクティビティの選択肢も増えるため、観光には乾季がベスト。
・雨季(12〜5月)
雨量が多く川の水位が上がる時期。熱帯特有のスコールが頻発し蒸し暑さは増しますが、水位が高いためボートで森の奥深くまで入り込み、迫力ある水上ツアーが楽しめます。
・乾季(6〜11月)
川の水位が下がり、白砂のリバー・ビーチが姿を現す季節。動植物の観察がしやすく、ジャングルウォークや釣り体験、野生動物との遭遇率も高まります。湿度も比較的落ち着き、観光に最適な時期です。
おすすめポイント:ジャングル体験や野生動物観察を存分に楽しみたい方には特におすすめです。
ブラジル旅行者へのアドバイス

都市観光(リオ、サンパウロなど)は、気温が快適で観光地も混雑しにくい春(9〜11月)や秋(3〜5月)がベスト。散策やショッピングにも適しています。
自然観光(アマゾン、パンタナール、イグアスの滝など)は乾季(6〜11月)が最適。動物が観察しやすく、移動もしやすい時期です。
旅行の目的に合わせて訪問時期を調整することで、より快適に楽しめます。
服装
夏(12月〜2月):気温30℃前後の蒸し暑い日が多いため、通気性の良いTシャツや短パン、ワンピースなど軽装が基本。サングラス・日焼け止め・帽子も必須アイテムです。
冬(6月〜8月):北部は温暖ですが、南部や高地では10℃以下になることもあります。軽いセーターやジャケット、特に夜間や早朝用に羽織れる防寒具を持参すると安心です。
雨対策
ブラジルは地域によって雨季・乾季がはっきり分かれており、特にアマゾンやリオではスコールがよく発生します。折り畳み傘や軽量レインコートは必ず携行しましょう。
街歩きやビーチ観光の際は、防水仕様のバッグやジップロックを使ってスマートフォンや貴重品を保護するのも有効です。
混雑対策
カーニバル(2月前後)や年末年始は、ブラジル国内外から旅行者が集中するため、航空券やホテルは数か月前から予約でいっぱいになります。少なくとも3〜6か月前には手配しておくのが安心です。
ビーチリゾート(リオ・バイーアなど)では特に混雑するので、郊外のホテルや事前に配車アプリを確保して移動手段を確保するのもポイントです。
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