チリ旅行の治安|比較的安全だけど注意すべきポイントや緊急連絡先を解説!

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南米の中でも比較的治安が良いとされるチリ。美しい自然や文化を安心して楽しめる一方で、やはり観光客を狙った犯罪はゼロではありません。

ここでは、チリ旅行の治安状況や都市ごとの傾向、注意点、そして安全対策を詳しくご紹介します。

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チリの治安は?

外務省の危険情報では、チリは「レベル1:十分注意してください」に分類されています。

中南米の中では比較的安全で、ウルグアイやアルゼンチンと並び観光に適した国ですが、日本と比べればスリや盗難などの軽犯罪は多く、最低限の警戒は必要です。

都市別の治安傾向

チリは中南米の中では比較的安全ですが、都市によっても多少違いがあるので注意が必要です。

サンティアゴ

  • 首都であり、観光客が多く集まる場所。
  • 地下鉄、バスターミナル、市場周辺ではスリや置き引きが発生しやすいです。
  • 夜間の繁華街では強盗事件が報告されることもあり、地元の人でも警戒しています。

サンティアゴでは「La Pintana、La Legua、San Ramón」などの南部・郊外エリアは昼間も危険。

バルパライソ

  • カラフルな街並みで有名な港町。
  • 観光スポット周辺では子どもや若者によるスリ、または観光客狙いのひったくりが起こることがあります。
  • 夜の一人歩きは避けるのが無難です。

バルパライソでは「Montedónico、港周辺、Avenida España」は昼間も要注意。

パタゴニア地方

  • 大自然が広がる観光地でアウトドア目当てに観光客が集まる。
  • 国立公園や人気のトレイル周辺では基本的に治安は良好。
  • 夜間移動や単独行動は危険を伴う可能性があり、荷物の管理も注意。

その他の地方都市・観光地

都市部以外のアタカマ砂漠などの観光地は比較的落ち着いており、治安も良好ですが、ただし、夜間の移動や人通りの少ない場所は注意しましょう。

チリ旅行で観光客が気を付ける犯罪と対策

チリは南米の中でも比較的治安が良く、初めて南米を訪れる旅行者にも人気の国です。しかし、治安が良いといっても観光客を狙った犯罪は存在し、油断は禁物です。

特に首都サンティアゴや観光地ではスリや置き引きといった軽犯罪が日常的に発生しており、夜間には強盗事件が報告されることもあります。

1. スリ・置き引き

地下鉄やバスターミナル、混雑した市場や広場、人の出入りが多い観光スポット。特に荷物から気をそらす「ひったくりグループ」や、わざと体をぶつけて注意を逸らす手口も報告されています。

対策

  • 財布やスマホは前掛けバッグやウエストポーチに入れ、必ずファスナーを閉じる
  • リュックサックを背負う場合は、人混みでは前に抱える
  • カフェやバス停で椅子や床に荷物を置かない

2. パスポート盗難

宿泊先での盗難や外出中の置き忘れなど。パスポートを狙った窃盗は深刻で、再発行にも時間がかかるため、旅行が大きく中断されるリスクがあります。

対策

  • パスポートの原本はホテルのセーフティボックスや貴重品ロッカーに保管
  • 外出時はコピーまたはスマホにスキャンデータを保存して携帯する
  • 紛失に備え、大使館や領事館の連絡先をメモしておく

3. タクシー詐欺・交通トラブル

観光客が狙われやすいのが「非公式タクシー」。料金を水増しされたり、遠回りをされたりするケースが報告されています。最悪の場合、犯罪に巻き込まれる危険もゼロではありません。

対策

  • 路上で流しのタクシーを拾わず、UberやDiDiなどの配車アプリを活用する
  • 空港やバスターミナルでは公式のタクシー会社のカウンターを利用する
  • 乗車時に料金を事前に確認し、現金払いの場合は細かい紙幣や硬貨を用意する

4. 夜間の強盗・暴力犯罪

繁華街の裏路地や観光客が少ないエリア。酒に酔った状態の旅行者は狙われやすく、ひったくりや強盗の被害に遭うケースも報告されています。

対策

  • 夜間はできるだけ一人で歩かず、タクシーや配車アプリを利用して移動する
  • 照明の少ない道や公園には立ち入らない
  • 貴重品を身に付けすぎず、必要最低限の現金とカードのみを持ち歩く

5. デモや治安悪化に巻き込まれるリスク

チリでは社会問題や経済事情により、突発的にデモやストライキが起こることがあります。大規模な集会では交通が止まり、時には暴力的な衝突に発展することも。観光客でも巻き込まれる危険があります。

対策

  • 出発前に外務省や在チリ日本大使館の安全情報を確認
  • 滞在中は現地ニュースやSNSで治安情報を随時チェック
  • デモや人の集まりを見かけたら絶対に近づかず、速やかにその場を離れる

チリは「比較的安全」でも油断は禁物

チリは南米の中でも治安が良い国とされ、観光地も整備されているため安心して旅行できます。しかし、スリやひったくり、場合によっては強盗のリスクもあります。日本と同じ感覚ではなく、海外旅行の基本的な防犯意識を常に持つことが大切です。

しっかりと準備と対策をしておけば、チリの壮大な自然や美しい街並みを安心して満喫できるでしょう。

チリでトラブルに遭った際にどうする?

チリで万が一、犯罪の被害に遭った場合は焦らずに落ち着いて手続きを進めて行きましょう。

以下にて犯罪に巻き込まれた際に重要な連絡先などをご紹介いたします。

チリの緊急連絡先一覧

用途電話番号
警察133
救急131
消防132
緊急通報(一般・携帯からも可)112

在チリ日本国大使館へ相談

チリでトラブルがあった場合には、チリ日本国大使館への連絡・相談が必要となり、大使館では、下記のようなサポートを受けることが可能です。

帰国のための渡航書の発給:盗難や紛失によりパスポートが手元にない場合、総領事館にて「帰国のための渡航書」を発行してもらうことができます。この渡航書は日本への一時帰国に限り有効です。申請には、現地警察の「盗難証明書」が必要になるので、必ず警察署で届け出を行いましょう。

現地情報や助言:必要に応じて、被害後の行動について適切なアドバイスを受けることができます。

在チリ日本国大使館

住所:D P 01, Av. Ricardo Lyon 520, Providencia, Región Metropolitana, チリ
電話番号(代表):+56222321809

トラブル時の旅行保険の活用

旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。

▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書


その他の対応策

地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。

クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を受けられる場合もあります。

海外旅行ではスマホが重要!

海外旅行中、思わぬトラブルに遭遇する可能性は誰にでもあります。パスポートや荷物の紛失、体調不良、道に迷ったりと、さまざまなリスクがつきものです。

そんなときに頼りになるのが、手元にあるスマートフォンです。旅行中の安全対策としてスマホを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。

緊急時の連絡手段としてスマホを活用

スマホがあれば、緊急連絡先にすぐに電話やメッセージを送ることができます。事前に以下の情報をスマホに保存しておくと安心です。

・現地の緊急番号
・日本大使館や領事館の連絡先
・旅行保険会社の緊急連絡先

さらに、無料の通話アプリ(例:LINEやWhatsApp)を活用すれば、Wi-Fi環境やモバイル環境さえあれば通信費を抑えつつ迅速な対応が可能です。

GPSで迷子知らず

初めての土地では、迷子になるリスクがあります。スマホの地図アプリ(Google MapsやApple Mapsなど)を活用すれば、現在地の確認や目的地への最短ルートを瞬時に検索可能です。

オフラインマップを事前にダウンロードしておけば、通信環境が悪い場所でも安心です。

翻訳アプリで言葉の壁を克服

海外旅行中、言語が通じず困る場面は意外と多いものです。翻訳アプリ(Google翻訳やiTranslateなど)を使えば、簡単な会話や文章をその場で翻訳できます。

カメラ翻訳機能を使えば、メニューや看板の文字もすぐに理解できるため、トラブルを未然に防げます。

情報収集と共有がスムーズ

現地での観光情報や交通手段、緊急ニュースなど、必要な情報はスマホで簡単に検索できます。また、トラブルが発生した際、家族や友人に状況を共有してアドバイスをもらうことも可能です。

特に、現地の公式アプリやサービスを事前にインストールしておくと便利です。

配車アプリで移動もスムーズ

最近は海外旅行の際の安全な移動手段として、タクシーではなく配車アプリを利用する旅行者が増加しています。目的地にピンを立てて正確に立てられたり、価格もアプリで事前に分かるといメリットもありますが、一番はドライバーの身元が確かという点でしょう。

海外旅行の際には目的地で利用されている配車アプリをチェックしましょう。

モバイル決済で安全な支払いを

最近は観光客でも使えるモバイル決済サービスを取り入れる国も増えてきています。

現金を持ち歩くリスクを減らすため、スマホを使ったモバイル決済(Apple Pay、Google Pay、PayPalなど)を活用しましょう。特にスリや盗難が多い地域では、現金を最小限にしてスマホで支払うのが安全です。

・海外旅行が決まったら通信環境の準備を
スマホは単なる便利なガジェットではなく、海外旅行中の安全を守る強力なツールです。出発前には、現地のSIMカードやeSIMを用意して通信環境を整え、必要なアプリをインストールしておきましょう。スマホを上手に活用すれば、トラブルを最小限に抑えつつ、安心して旅行を楽しむことができます!

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