地中海に浮かぶ小国マルタは、ヨーロッパの中では「比較的物価が安い国」として知られています。
フランスやイタリア、北欧諸国に比べると、滞在コストを抑えながらヨーロッパらしい街並みやリゾートを楽しめるのが魅力です。
今回は、旅行者が気になる食事・交通・宿泊の費用感をご紹介します。
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食事の物価(マルタ)

マルタは観光地でありながら、西ヨーロッパ諸国に比べて食費が比較的リーズナブルです。特にイタリアやフランスと比べると1〜2割ほど安く、旅行者や長期滞在者にとって大きな魅力となっています。
カフェ・軽食
観光の合間に立ち寄るカフェやベーカリーは、マルタ滞在の楽しみのひとつ。エスプレッソや軽食は気軽に試せる価格帯です。
品目 | 価格(ユーロ) | 日本円換算(約160円/€) |
---|---|---|
エスプレッソ | 1〜2€ | 約160〜320円 |
カプチーノ | 2.5〜3€ | 約400〜480円 |
サンドイッチ | 3〜5€ | 約480〜800円 |
ペストリー(クロワッサン等) | 1.5〜2.5€ | 約240〜400円 |
レストラン
レストランでの食事は、日本や西欧諸国に比べるとリーズナブル。観光客向けレストランでも比較的抑えた価格で楽しめます。
種類 | 価格(ユーロ) | 日本円換算 |
---|---|---|
ローカルレストランのメイン料理 | 10〜15€ | 約1,600〜2,400円 |
観光客向け海沿いレストラン | 18〜20€ | 約2,880〜3,200円 |
3コースディナー(前菜+メイン+デザート) | 25〜35€ | 約4,000〜5,600円 |
グラスワイン | 3〜5€ | 約480〜800円 |
スーパーでの買い物
長期滞在や自炊を考えるなら、スーパーでの買い物が非常に便利。日本に比べて食材が安価なものも多く、節約しながらも豊かな食生活を楽しめます。
品目 | 価格(ユーロ) | 日本円換算 |
---|---|---|
パン(1本) | 0.8〜1€ | 約130〜160円 |
ミネラルウォーター(1.5L) | 0.6〜0.8€ | 約100〜130円 |
牛乳(1L) | 1.2〜1.5€ | 約190〜240円 |
チーズ(200g) | 2.5〜3.5€ | 約400〜560円 |
フルーツ(オレンジ1kg) | 2〜3€ | 約320〜480円 |
ビール(缶・330ml) | 1.2〜1.8€ | 約190〜290円 |
工夫次第で節約できる!
マルタの食事は「外食でも比較的安く、スーパーを活用すればさらに節約できる」というのが大きな特徴です。カフェでは数百円で気軽に本格エスプレッソを楽しめ、レストランでは2,000円前後でボリュームある地中海料理を堪能できます。
交通費の物価(マルタ)

マルタは観光地でありながら、公共交通機関や移動費もヨーロッパ主要都市に比べて安価です。島が小さいため移動距離も短く、コストを抑えて観光できるのが大きな魅力です。
バス(公共交通機関)
マルタで最も利用されるのがバス。島全体を網羅する路線があり、主要観光地をほぼカバーしています。
項目 | 価格(ユーロ) | 日本円換算(約160円/€) |
---|---|---|
通常運賃(夏季 6〜10月) | 2€ | 約320円 |
冬季運賃(11〜5月) | 1.5€ | 約240円 |
7日間乗り放題カード(Tallinja Card Explore) | 21€ | 約3,360円 |
夜行バス | 3€ | 約480円 |
タクシー・配車アプリ
タクシーは空港や観光地で簡単に利用でき、BoltやeCabsといった配車アプリも普及しており、観光客でも安心して利用できます。
移動区間 | 価格(ユーロ) | 日本円換算 |
---|---|---|
空港 → 首都バレッタ | 約15〜20€ | 約2,400〜3,200円 |
空港 → セントジュリアン | 約20〜25€ | 約3,200〜4,000円 |
市内短距離(約10分程度) | 7〜10€ | 約1,100〜1,600円 |
レンタカー
小さな島国のため、自由に観光するならレンタカーも選択肢に。イギリスと同じ左側通行で、日本人旅行者も運転しやすい環境です。
項目 | 価格(ユーロ) | 日本円換算 |
---|---|---|
レンタカー(1日) | 30〜40€ | 約4,800〜6,400円 |
ガソリン代(1L) | 約1.4〜1.6€ | 約220〜260円 |
駐車場(市内中心部) | 1〜2€/時間 | 約160〜320円 |
観光客に優しい交通費
マルタの交通費はヨーロッパ主要都市に比べて割安で、観光客に優しい料金設定になっています。短期旅行なら バス+配車アプリ、自由度を重視するなら レンタカー が便利です。
宿泊費の物価(マルタ)

マルタは観光立国で宿泊施設の選択肢が豊富ですが、西ヨーロッパ諸国に比べると宿泊費は抑えめです。
特にオフシーズン(10月〜3月)は料金が大幅に下がり、コストを抑えて滞在することが可能です。
宿泊タイプ別の目安料金
宿泊タイプ | 価格(ユーロ) | 日本円換算(約160円/€) |
---|---|---|
ゲストハウス・ホステル | 20〜40€ | 約3,200〜6,400円 |
3〜4つ星ホテル | 60〜120€ | 約9,600〜19,200円 |
リゾートホテル(5つ星含む) | 100〜200€ | 約16,000〜32,000円 |
高級ブティックホテル | 150€〜 | 約24,000円〜 |
シーズンごとの宿泊費の特徴
- ハイシーズン(6〜9月)
観光客が集中し、宿泊費が上昇。特にビーチリゾートエリアは高め。 - オフシーズン(10〜3月)
宿泊費がぐっと安くなるため、3〜4つ星ホテルでもお得に滞在可能。静かな雰囲気を楽しめる。 - イベントシーズン(クリスマス・イースター)
需要が高まるため料金も上がる傾向あり。早めの予約が安心。
旅行の目的に応じて選ぼう!
マルタの宿泊費は、イタリアやフランスなど西欧の観光都市に比べて「1〜2割安い」印象です。ゲストハウスで節約旅行も可能ですし、リゾートホテルでも比較的リーズナブルに滞在できます。
マルタはコスパの良いヨーロッパ旅行先

ヨーロッパの中で「安く滞在できる国」として近年人気を集めているのがマルタです。
首都バレッタや世界遺産に登録された街並みを歩けば、ヨーロッパらしい歴史情緒を存分に味わえますし、地中海に浮かぶ小さな島国ならではの美しいビーチやリゾート体験も楽しめます。
まとめると、マルタは「ヨーロッパらしい街並み」「美しい海リゾート」「歴史ある文化」をリーズナブルに体験できる数少ない国。
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