アルバニアは、近年観光地として注目を集めているバルカン半島の国です。美しいビーチ、歴史ある世界遺産、温かい人々など魅力が多く、日本人旅行者の間でも人気が上昇しています。
一方で、治安面では「比較的安全だが注意が必要な国」という位置づけにあり、旅行計画時には安全情報をしっかり把握しておくことが大切です。
本記事では、アルバニアの治安の現状、犯罪の傾向、注意すべきポイント、旅行者が取るべき安全対策まで、旅行前に知っておくべき情報を詳しくまとめています。
\ アルバニア旅行にeSIM /
アルバニアの治安状況基本は安定しているが注意は必要

アルバニアは他のバルカン諸国と同様、近年は治安が安定しています。観光地は比較的安全で、親切な人も多く旅行者への暴力事件は多くありません。
しかし、「ヨーロッパの中では治安が良いとは言えない」 という評価もあり、注意すべきポイントは明確に存在します。
特に都市部や混雑する場所ではスリ・置き引きなどの軽犯罪が報告されており、夜間は警戒が必要です。
発生しやすい犯罪の種類と傾向
アルバニア旅行で観光客が気を付けるべき犯罪の種類と傾向をご紹介いたします。
1.スリ・置き引き(最も多い)

旅行者が遭遇しやすい犯罪はスリと置き引きです。
発生しやすい場所
- ティラナ中心部(スカンデルベグ広場周辺)
- バス停や公共交通機関
- 市場やショッピングエリア
- ビーチリゾートの繁華街
特に混雑した場所では、バッグの外ポケットやズボンのお尻ポケットに貴重品を入れるのは危険です。
2.観光地でのぼったくり

タクシーや非正規ガイド、観光地周辺の売店などで発生することがあります。
対策
- 正規タクシーアプリ(UPS Taxi など)を使う
- メーターを使っているか確認
- 明朗会計のレストランを選ぶ
タクシーのボッタクリはどこの国でも定番なので、タクシーアプリを使うなど注意しましょう。
3.暴力犯罪

観光客が巻き込まれるケースは稀ですが、以下の状況では発生する場合があります。
- 夜間の寂れたエリア
- バー・クラブ周辺でのトラブル
- 地元の若者同士の揉め事
治安が極端に悪いわけではありませんが、夜の出歩きには慎重になるべき国 です。
アルバニアで注意が必要なエリア
▶ ティラナ(首都)
比較的安全ですが、夜は以下の場所に注意。
バスステーション周辺 / 裏通り / 照明が少ない公園付近
▶ ドゥラス(港町)
港周辺はスリが比較的多い
ビーチは混雑しやすく、荷物の置き引きに注意
▶ シャコ、シェンジンなど
観光客の増加に伴い、軽犯罪が増えているエリアも。
アルバニア旅行で被害に遭ったら

アルバニア旅行中、どんなに注意を払っていても、犯罪の被害に遭ってしまう可能性はゼロではありません。
万が一の事態に冷静に対応するために、事前に必要な情報を把握しておきましょう。以下では、被害に遭った際に役立つ連絡先や対応手順を詳しくご紹介します。
アルバニアの緊急連絡先一覧
もちろんです。アルバニアの主要な緊急連絡先をまとめると以下のようになります。
| 種類 | 連絡先番号 |
|---|---|
| 警察 | 129 |
| 救急(救急車) | 127 |
| 消防 | 128 |
アルバニアの日本大使館への相談
アルバニアには正式な日本大使館が設置されており、犯罪被害やパスポートの盗難・紛失といったトラブルに対して、さまざまな支援を行っています。
在アルバニア日本国大使館が提供する主な支援
・帰国のための渡航書の発給
パスポートが盗難または紛失した場合、「帰国のための渡航書」を発行してもらえます。
※申請には警察による盗難証明書(Police Report)が必要です。必ず最寄りの警察署へ届け出をしましょう。
・現地情報や助言の提供
トラブル後の対処方法や、警察・医療機関などに関する情報提供を受けられます。必要に応じて、通訳の手配や、家族への連絡サポートも行っています。
在アルバニア日本国大使館
- 住所:Rruga e Kavajës, Nd50, H1 Tiranë AL, 1023 アルバニア
- 電話番号(代表):+35544547930
パスポートの盗難に関しては、再発行の際に証明写真や帰国のための渡航書の発給手数料が必要です。現地でトラブルがあった場合には気を付けましょう。
トラブル時の旅行保険の活用
旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。
▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書
その他の対応策
地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。
クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を
アルバニア旅行は危険?注意すれば安全に楽しめる国

アルバニアは重犯罪が少なく、観光地は比較的安全です。しかし、治安が良いとは言えず、油断は禁物 です。
- スリ・置き引きに注意
- 夜間は出歩かない
- タクシーは正規を使う
- 荷物と貴重品の管理を徹底
これらの基本的なポイントを押さえておけば、安全に快適な旅行を楽しむことができます。
人気記事TOP.5|TRAVeeeNET
\ アルバニア旅行にeSIM /
アルバニア治安ガイド|FAQまとめ

- Qアルバニアは旅行して危険ではありませんか?
- A
比較的安全ですが、注意が必要な国です。
観光地で暴力事件に巻き込まれるリスクは低いものの、スリ・置き引き・ぼったくりなど軽犯罪が発生しています。夜の単独行動は避け、貴重品管理を徹底することで安全に旅行できます。
- Q特に気をつけるべきエリアはありますか?
- A
以下のエリアでは注意が必要です。
- ティラナのバスステーション・薄暗い裏路地
- ドゥラス港周辺・ビーチエリア
- シャコ・シェンジンなど混雑するリゾート地
これらはスリや交通トラブルが増えやすい場所です。
- Q夜に出歩いても大丈夫ですか?
- A
不要な夜間外出は避けるのがベストです。
特に女性の一人歩きは危険度が上がります。移動が必要な場合は、
・明るいメイン通り
・人通りの多い場所
・アプリタクシー利用
を徹底しましょう。
- Qタクシーでぼったくられないためには?
- A
正規タクシーやアプリを利用すれば安心です。
- UPS Taxi
- Speed Taxi
- Taxi Tirana
路上で声をかけてくる非正規タクシーは利用しない、料金は事前確認するなどの対策が効果的です。
- Qレンタカーでの移動は安全ですか?
- A
道路状況が悪い地域が多いため注意が必要です。
・山道はカーブが多くガードレールが少ない
・夜はほとんど街灯がない
・雨の日は滑りやすい
・運転マナーが悪く急な割り込みも多い運転に慣れていない人は、タクシーや送迎の利用が安心です。
人気記事TOP.5|TRAVeeeNET
\ アルバニア旅行にeSIM /


