バクー徹底観光ガイド|古都と現代が融合するアゼルバイジャンの首都を歩こう!

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アゼルバイジャンの首都・バクー(Baku)は、カスピ海沿岸に位置し、中央アジアと中東、ヨーロッパの文化が交差するユニークな都市です。現代的な高層ビルと、千年以上の歴史を誇る旧市街が共存し、訪れる人々を魅了します。

この記事では、バクーで訪れるべき代表的な観光地を中心に、見どころや楽しみ方をたっぷりとご紹介します。

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バクーの必見観光スポット3選

コーカサス地方の真珠、アゼルバイジャンの首都「バクー」。石畳の旧市街と、未来的な建築が調和するこの街は、訪れる者を魅了してやみません。

ここでは、バクーの代表的な観光スポットを3つご紹介いたします。

フレームタワー(Flame Towers)バクーの未来と伝統が交差するランドマーク

アゼルバイジャンの首都バクーにそびえ立つフレームタワー(Flame Towers)は、近代建築と文化的象徴が融合した都市の新しい顔ともいえる存在です。

炎の形を模したこの3棟の超高層ビルは、バクーのスカイラインを一変させた近未来的ランドマークであり、アゼルバイジャンの成長とエネルギーを象徴する建造物です。

デザインの由来と象徴性

フレームタワーはその名の通り、燃え上がる炎(Flame)をモチーフにした建築デザイン。炎はアゼルバイジャンの国名「火の国(Land of Fire)」にちなんだシンボルであり、国の歴史や文化、そしてエネルギー資源(石油・天然ガス)の豊かさを象徴しています。

夜のライトアップショー|バクー屈指のビジュアル体験

フレームタワーの最大の見どころは、毎晩繰り広げられるライトアップショーです。

見どころポイント

約10,000個以上のLEDパネルがビル外壁に配置されており、超高精細な映像演出が可能。夜の20時〜23時ごろが最も見頃で、時間によって異なるテーマのアニメーションが映し出されます。

カスピ海沿いのバクー・ブルーバーレ(遊歩道)や、旧市街からの眺望が特におすすめ。

旅行者の多くが「最も感動した夜景スポット」として挙げる、バクー観光のハイライトです。

フレームタワーの中には何がある?

▶ フェアモント・バクー・ホテル(Fairmont Baku)
5つ星ホテルとして人気が高く、洗練された内装・カスピ海を望む客室・高級スパが完備。最上階にはルーフトップバーやレストランがあり、夜景を楽しみながらの食事も可能。

▶ 展望施設(宿泊者向け)
一般向けの常設展望台はありませんが、ホテル内のバーやレストラン、ラウンジからバクー市街とカスピ海を見下ろすパノラマビューが楽しめます。宿泊しない場合でも、ラウンジやバーを予約して入場することができます。

フレームタワーの基本情報

項目内容
建築年2012年完成
高さ最大182メートル(57階建て)
棟数3棟(ホテル棟、オフィス棟、レジデンス棟)
住所1A Mehdi Huseyn Street, Baku, Azerbaijan
アクセス地下鉄「İçərişəhər(イチェリ・シェヘル)」駅から徒歩15分程度

建物はそれぞれ、ホテル、オフィス、レジデンスとして使用されており、見た目の美しさだけでなく、機能面でも都市生活を支える役割を担っています。

バクー旧市街(イチェリ・シェヘル)ユネスコ世界遺産に触れる歴史の迷宮

「イチェリ・シェヘル(Icherisheher)」は、アゼルバイジャンの首都バクーの中心に位置する旧市街で、12世紀の城壁に囲まれた都市国家のようなエリア。その長い歴史と文化的価値から、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。

狭い石畳の路地が迷路のように張り巡らされ、そこに点在する数々の歴史的建造物や伝統的な暮らしの風景が、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚を呼び起こします。

シルヴァンシャー宮殿(Shirvanshahs’ Palace)

15世紀、かつてアゼルバイジャン一帯を支配していたシルヴァンシャー王朝の居城として建てられた宮殿で、アゼルバイジャン建築の最高傑作とも称されています。複合建築群として、以下のような見どころがあります。

  • 王族の居住空間
  • 儀式用のモスクと霊廟
  • 宮廷専用の浴場(ハマム)
  • 伝統的な石造建築技術の粋を集めた装飾と構造

現在は博物館として一般公開されており、当時の生活様式や文化を体感できます。

乙女の塔(Maiden Tower)

バクー旧市街の東端にそびえる、高さ29.5mの石造りの塔。建設時期や目的については7~12世紀など諸説あり、今も多くの謎に包まれています。

  • 天文台説、要塞説、礼拝施設説などがあり、観光客の好奇心をくすぐる存在。
  • 階段を登ると、塔の最上部からは旧市街とカスピ海が一望できるパノラマビューが広がります。
  • 塔の内部には、歴史資料やミニチュア展示が設置されており、塔の変遷を学ぶことも可能。

そのロマンとミステリーから、アゼルバイジャンの紙幣や記念切手にも描かれるなど、国民にとっても誇り高きランドマークとなっています。

歩くだけで楽しい!歴史の香り漂う路地と生活文化

イチェリ・シェヘルは、その街並みそのものが見どころ。

  • 石造りの住宅や建物が連なり、手工芸品や絨毯、銀細工などを扱うローカルマーケットも点在。
  • 通りにはカフェやチャイハネ(伝統的な喫茶店)があり、アゼルバイジャンならではの食文化も楽しめます。
  • 地元の人々の生活と観光が自然に融合しており、「生きている世界遺産」とも呼ばれる理由がここにあります。

小道を歩いていると、思いがけずオリエンタルな扉やアーチ、壁面の装飾タイルに出会えるなど、写真スポットも豊富。ガイド付きツアーに参加すれば、建物の背景や都市の発展の過程も深く知ることができます。

バクー・プロムナード(Baku Boulevard)カスピ海沿いの開放的な散策ルート

バクーの象徴的な海沿いの遊歩道「バクー・プロムナード(正式名称:ナショナル・パーク)」は、カスピ海に沿って約3.5kmにわたって続く、美しい都市公園です。

1909年に整備が始まり、現在では歴史とモダンが融合する憩いの空間として、市民と観光客の両方から親しまれています。

自然と都市が調和した景観

広々とした緑地、整備された歩道、噴水や彫刻が点在するこのエリアでは、カスピ海の風を感じながらのんびりとした時間を過ごせます。

晴れた日には、海に反射する光と青空が織りなす風景が美しく、写真スポットとしても人気です。ベンチに腰掛けて読書やピクニックを楽しむ人々の姿もよく見られます。

アクティビティと見どころが満載

バクー・プロムナードには、文化・エンタメ・レジャーが融合したスポットが点在しており、観光の拠点としても見逃せません。

▶ レンタルサイクルで風を感じよう
プロムナードには自転車道も整備されており、レンタルサイクルで海辺をサイクリングするのも爽快。短時間利用のサービスもあるため、気軽に楽しめます。

▶ ミニ・ヴェネツィア(Mini Venice)
イタリアの水の都をモチーフにした人工運河とゴンドラ体験ができるユニークなスポット。小さな橋や水路が張り巡らされた景観は、デートスポットや家族連れにも大人気です。

▶ アゼルバイジャン・カーペット博物館
プロムナード沿いにあるユニークな外観の博物館。巻かれた絨毯の形をした建物の中には、アゼルバイジャン各地の伝統的な絨毯が展示されており、その技術と歴史の深さに驚かされます。芸術好きや文化に興味のある方は必見!

プロムナード周辺には、近代的なショッピングモールやシーサイドレストランも多数。カスピ海を眺めながら地元料理やカフェタイムを楽しむのもおすすめです。

バクーの宿泊&アクセス情報どこに泊まる?どうやって行く?

アゼルバイジャンの首都バクーは、観光名所がコンパクトにまとまっており、旅行者にとって非常に周遊しやすい都市です。

ここでは、エリア別の宿泊事情と、空港から市内へのアクセス手段について詳しくご紹介します。

▶ 旧市街(イチェリシェヘル)
バクーの歴史的な顔が残る、情緒あふれるエリア。観光スポットまで徒歩圏内で、街歩きにも最適です。

▶ フレームタワー周辺
バクーの近未来的な象徴ともいえる高層ビル群が立ち並ぶエリア。高級ホテルが集中し、カスピ海のパノラマビューも堪能できます。

▶ ナシミ地区(Nasimi)
地元住民の暮らしに溶け込んだローカルな雰囲気を楽しめるエリア。比較的リーズナブルな宿が多く、長期滞在や節約派にもおすすめ。

空港からバクー市内へのアクセス方法

バクー・ヘイダル・アリエフ国際空港(GYD)は市内中心部から約25〜30kmの場所にあり、移動時間は約30分です。以下の交通手段が主に利用されています。

空港バス(H1路線)

  • 料金: 約0.30マナト(交通カード使用)
  • 所要時間: 約30〜40分
  • 特徴: 安価で快適。空港から28 May駅(市内中心部の主要駅)まで直行。メトロやバスへの乗り換えも便利。
  • 運行時間: 早朝〜深夜までほぼ終日運行(30分〜1時間間隔)

タクシーまたは配車アプリ(Bolt / Uber)

  • 料金: 15〜25マナト(アプリ利用時は事前表示)
  • 所要時間: 約25〜35分
  • 特徴: 深夜の到着や荷物が多い場合に便利。空港内の正規タクシーカウンターや、配車アプリを利用することでぼったくりの心配もなし。
  • 注意点: 一部非公式タクシーは割高になる可能性があるため、アプリ利用推奨。

バクーはエリアごとに異なる魅力を持つ都市。旧市街の歴史を肌で感じたい人も、近未来的なホテルで優雅な時間を過ごしたい人も、自分のスタイルに合った宿泊場所を選ぶことができます。また、空港からのアクセスも非常にスムーズで、到着初日から安心して旅をスタートできるのが魅力です。

バクー観光のベストシーズンは?

バクーの気候は年間を通して比較的乾燥しており、暑さや寒さのピークを避ければ快適に旅行が楽しめます。

季節特徴
🌸 春(4月〜6月)花が咲き誇り、気候も穏やかでベストシーズン!
🍂 秋(9月〜10月)観光しやすい気温。混雑も少なく、写真撮影にも最適。
夏(7月〜8月)非常に暑く乾燥。強い日差しに注意し、日焼け対策を忘れずに。
冬(12月〜2月)雪は少ないが冷たい風が強く、室内観光が中心に。

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歩けば感じる、時を超える街「バクー」

バクーは、古代の歴史が色濃く残る旧市街と、現代的でスタイリッシュな新市街が調和した、唯一無二の都市です。
歴史ファンにも、建築好きにも、都市散策好きにもおすすめのバクー。世界遺産と近未来的建築が同居するこの地で、時間を超えるような旅を体験してみませんか?

アゼルバイジャンの旅は、ぜひ首都バクーから始めてみてください。

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