ボリビアは南半球に位置しているため、日本とは季節が逆になります。つまり、日本が夏のときはボリビアは冬、日本が冬のときはボリビアは夏です。
さらに、ボリビアはアンデス山脈の高地からアマゾンの熱帯地域まで、標高差が非常に大きい国。標高3,500mを超えるラパスやウユニのような高地もあれば、100m台のサンタクルスやアマゾン地域もあります。そのため、同じ時期でも訪れる地域によって気候が全く異なるのが特徴です。
旅行前には「季節」と「訪問地域」の両方を考慮した服装の準備が欠かせません。
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ボリビアの季節ごとの特徴
ボリビアの季節は雨季、乾季、季節の変わり目の3つです。
雨季(11月〜3月)

この時期は気温が比較的高く、特に低地では蒸し暑さを感じやすい季節です。
降水量が増えるため、都市部でも道路がぬかるんだり、一部エリアでは洪水のリスクが高まります。アマゾン地域では、短時間に激しい雨が降るスコールが頻発するので注意が必要です
- 特徴:気温が高め、特に低地では蒸し暑さを感じやすい
- 降水量が増え、道路がぬかるみ洪水のリスクもあり
- アマゾン地域ではスコールのような激しい雨に注意
👉 旅行の注意点
防水性のある靴やレインジャケット必須。移動時間には余裕を持ちましょう。
乾季(5月〜8月)

この時期は空気が乾燥しており、雨が少ないため観光には最適なシーズンです。特に遺跡巡りや自然観光を楽しむのに向いています。
ただし、高地では朝晩に氷点下近くまで冷え込むことがあり、日中との寒暖差が大きい点に注意が必要です。一方で低地は比較的過ごしやすく、湿度も下がるため快適に滞在できます。
- 特徴:空気が乾燥し、観光には最適なシーズン
- 高地は朝晩に氷点下近くまで冷え込むことも
- 一方、低地は過ごしやすく、湿度も下がる
👉 旅行の注意点
高地を訪れるならダウンジャケット必須。乾燥対策にリップクリームや保湿剤もあると安心。
季節の変わり目(4月、9月〜10月)

この時期は雨季と乾季の間にあたり、比較的穏やかで過ごしやすい季節です。観光にも向いており、大雨や極端な乾燥が少ないため快適に移動できます。
ただし、高地では昼夜の寒暖差が大きくなることがあり、日中は暖かくても朝晩は肌寒く感じることがあります。
- 特徴:比較的穏やかで過ごしやすい
- ただし高地では昼夜の寒暖差が大きくなることがある
👉 旅行の注意点
重ね着しやすい服装を用意して温度差に対応しましょう。
地域ごとの気候と服装
ボリビアの都市は標高の高さもかなり違うので、地域ごとに季節の情報をしっかり確認しておくことも重要です。
アンデス高地(ラパス・ウユニ・ポトシ)

- 標高:3,500〜4,000m以上
- 気候:昼夜の寒暖差が大きい。乾季には氷点下も。
服装のポイント
- 乾季(5〜8月):ダウンジャケット、フリース、手袋・帽子など本格的な防寒具が必要
- 雨季(11〜3月):日中は比較的暖かいが、朝晩冷え込むため軽めのジャケットを用意
- 通年:紫外線対策(サングラス・日焼け止め・帽子)は必須
ウユニ塩湖を訪れるなら?
・雨季(11〜4月):「天空の鏡」の絶景が見られるシーズン
・乾季(5〜10月):一面真っ白な塩原が広がり、星空観賞に最適
低地(サンタクルス・アマゾン地域)

- 標高:100〜500m
- 気候:年間を通して高温多湿。蒸し暑さが強い。
服装のポイント
- 雨季(11〜3月):レインジャケットや折りたたみ傘、速乾性の服が役立つ
- 乾季(5〜8月):日中は暑いが朝晩涼しいことも。軽い羽織りものを持参
- 通年:通気性の良い長袖・長ズボンで、虫刺され対策も兼ねるのがおすすめ
中間地域(スクレ・コチャバンバ)

- 標高:2,500m前後
- 気候:年間を通して温暖で「常春」とも呼ばれる
服装のポイント
- 雨季(11〜3月):スコールに備えてレインジャケットを準備
- 乾季(5〜8月):朝晩は冷えるため、薄手のジャケットがあると便利
- 通年:日中はTシャツや薄手のシャツで快適、夜はカーディガンやパーカーを羽織ると安心
ボリビア旅行の服装チェックリスト地域・季節別の準備ガイド

南米ボリビアは、アンデス高地からアマゾン低地まで多彩な気候が広がる国。そのため、訪れる地域や季節によって服装の準備が大きく変わります。
基本の服装アイテム
・ダウンジャケット(高地・乾季向け)
ラパスやウユニ塩湖など標高3,500m以上の都市では、昼は強い日差しでも朝晩は氷点下まで冷え込むことがあります。軽量でコンパクトに収納できるダウンが便利。
・レインジャケット(雨季・低地向け)
雨季(12〜3月)のウユニやアマゾンでは必須。防水性と透湿性を兼ね備えたものを選びましょう。ウユニ塩湖の「鏡張り」を楽しむ場合、急な雨や風にも対応できます。
・通気性の良い長袖・長ズボン
紫外線が強い高地や蚊の多いアマゾンでは必須。コットンよりも速乾性のあるアウトドア素材がおすすめ。
・サングラス・日焼け止め・帽子
標高3,000m以上では紫外線が日本の約2倍。雪原のようなウユニ塩湖では、サングラスなしだと目を痛めるほどです。広いつばの帽子も活躍します。
・速乾性のインナーやシャツ
アマゾンやサンタクルスなど高温多湿地帯では、すぐに乾く素材が快適。雨季には洗濯後の乾きやすさも重要です。
・重ね着できる服
高地から低地へ移動する旅行者に必須。フリース、薄手のダウン、パーカーなどを組み合わせることで気温差に対応できます。
・履きやすい靴
ウユニ塩湖やティワナク遺跡では歩きやすいトレッキングシューズがおすすめ。都市部ではスニーカーで十分。雨季は防水性がある靴だと安心です。
・小物類
蚊よけスプレー、折りたたみ傘、ネックゲイター(防寒・砂埃対策)、速乾タオルなども役立ちます。
渡航地域によって準備をしよう

ボリビアは標高差が大きく、同じ国でも地域によって「真冬」と「真夏」を同時に体験できる国です。
- 高地(ラパス・ウユニ):寒暖差と紫外線対策を徹底
- 低地(アマゾン・サンタクルス):蒸し暑さと虫対策を重視
- 中間地域(スクレ・コチャバンバ):春服を中心に軽装+羽織りで快適
訪問する場所と季節に応じて服装をしっかり準備すれば、ウユニ塩湖の絶景やアマゾン探検、古都スクレ散策などを存分に楽しむことができます。
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