ブラジル旅行を計画するときに気になるのが「現地通貨レアルの入手方法」です。
日本や空港で両替しておくべきか、それともブラジル到着後に両替した方がお得なのか迷う方も多いでしょう。実は、両替の方法やタイミングによって手数料やレートに大きな差が出ることがあります。
本記事では、ブラジルでの両替事情を徹底解説し、旅行者が安心してレアルを入手できるように、お得な方法や注意点をご紹介します。
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ブラジルの通貨「レアル」について

ブラジルの通貨は レアル(Real) で、表記は「R$」または「BRL」となります。補助通貨は センターボ(Centavo) で、1レアル=100センターボです。
- 紙幣(全6種類):2、5、10、20、50、100レアル
- 硬貨(全6種類):1、5、10、25、50センターボ、1レアル
ただし、1センターボや5センターボ硬貨はほとんど流通していません。実際の買い物では切り捨てられることが多いため、お釣りが細かく戻らないケースもあります。
日本でレアルに両替できる?

結論として、日本国内でレアルに直接両替できる場所は非常に少ないです。
- 取扱い銀行(限定的)
- 成田空港や羽田空港の外貨両替所(レートはかなり不利)
- 金券ショップや宅配サービス(扱いが限られる)
そのため、日本で直接レアルに両替するのは レートが悪く、効率が良くないのが現状です。
日本で米ドルを準備がオススメ!
ラジル旅行でレアルを手に入れる際は、まず 日本で米ドルを用意しておく 方法が賢明です。
理由は以下の通りです。
- 日本でレアルを扱う両替所は少なく、レートが不利になりやすい
- 米ドルは日本国内でも簡単に入手でき、比較的有利なレートで両替可能
- ブラジル国内には米ドルをレアルに両替できる両替所が豊富にある
結果として、日本円から直接レアルに両替するよりも、日本円 から米ドルを介して、ブラジル現地でレアルに両替という流れのほうが、最終的にお得になるケースが多いのです。
特に長期滞在や観光でまとまった現金を必要とする場合は、出発前に米ドルを準備しておくと安心です。
ブラジルで両替できる場所と注意点
ブラジルに米ドルを持っていってから、現地で両替する場所についてご紹介いたします。
空港

到着してすぐに両替できるのが空港のメリットです。特に深夜到着や初めてのブラジル旅行で不安な方には便利な選択肢となります。
ただし、空港の両替所はレートが割高で、手数料も上乗せされるケースが多いのがデメリット。
空港では 「ホテルまでの交通費+初日の食事代」程度の必要最低限の金額だけを両替する のがおすすめです。
銀行

ブラジル国内の銀行でも両替は可能で、信頼性や安全性は高いです。
ただし、銀行によっては外国人旅行者に対して両替サービスを提供していない場合もあります。また、手続きに時間がかかるので注意。
営業時間も限られているため、スケジュールに余裕があるときに利用すると良いでしょう。
街中の両替所(Casa de Câmbio)

一般的に最も良いレートを提供しているのが街中の両替所です。特に大都市(リオデジャネイロやサンパウロなど)では数多くの両替所があり、競争が激しいためレートも有利なことが多いです。
信頼できる大手両替所としては、Confidence(コンフィデンス) や Ourominas(オウロミナス) が有名で、旅行者にも広く利用されています。
大手であれば偽札やセキュリティ面でも安心感があるので、近くに大手がある場合はs大手を使うのがオススメ。
ホテルや旅行会社

宿泊先のホテルやツアー会社でも両替サービスを利用できます。利便性が高い一方で、レートは不利になりやすいのが特徴。
緊急時には便利ですが、通常は空港や銀行、両替所を利用した方がお得です。
両替の注意点と安全対策
・複数の両替所を比較する
同じ街でも両替所によってレートが異なるため、いくつかチェックしてから両替するのがおすすめです。
・路上での両替は絶対に避ける
路上で「両替しないか」と声をかけてくる人もいますが、偽札や詐欺のリスクが高いため危険です。必ず正規の両替所を利用しましょう。
・小額紙幣をもらう
100レアル札などの高額紙幣はお店によっては受け取りを嫌がられる場合があります。両替時に小額紙幣を混ぜてもらうよう依頼すると便利です。
・地方都市や観光拠点(マナウス・フロリアノポリスなど)
両替所が少ないため、事前に米ドルを用意して大都市でレアルに両替しておくのがおすすめ。
日本に戻ってからレアルを再両替するとレートが非常に悪いため、帰国前にお土産や食事などで使い切るのがおすすめです。
ブラジルのクレジットカード事情

都市部(リオ、サンパウロ、ブラジリアなど)や主要観光地では、Visa・Mastercardを中心にクレジットカードがほとんどのレストラン、ホテル、ショッピングモールで利用可能です。
高級店だけでなく、一般的なスーパーやファストフード店でもカード決済に対応しているため、現金を使う機会は少なめです。
少額決済にも対応
ブラジルではカード利用が生活に根付いているため、カフェでのコーヒー1杯やコンビニでのお菓子など、少額の支払いでも気軽にクレジットカードが使えます。
現金が必要な場面もある
タクシー(特にアプリ未対応車)、ローカル市場、屋台、田舎町の小さな商店ではカードが使えないことがあります。
そのため、1,000円〜3,000円分程度の現金(小額紙幣)を常に持っておくと安心です。
国際ブランドの対応状況
VisaとMastercardは圧倒的に普及しており安心して利用できます。一方で、JCBやアメックスは対応店舗が限られるため、メインカードはVisaかMastercardを持参するのがおすすめです。
キャッシング利用も可能
一部のATMでは海外発行のクレジットカードで現地通貨をキャッシングできます。ただし、ATMによっては日本のカードを受け付けない場合もあるため、空港や大手銀行のATMを利用するのが安全です。
クレジットカード犯罪(スキミングや不正利用)は観光客を狙って発生することもあるため、支払い時には目を離さないように注意。
ブラジル旅行前にしっかりと準備を

ブラジル旅行で日本円からレアルに両替するなら、日本で米ドルを用意して現地でレアルに両替するのがもっとも効率的です。
日本で直接レアルを手に入れるのはレートが悪く、取り扱いも少ないためおすすめできません。
主要都市の両替所や空港でも米ドルからの両替はスムーズにできますし、都市部ではクレジットカードが広く使えるため、大きな支払いはカード、小額や屋台・ローカル市場では現金と使い分けるのが賢い方法です。
旅行前には米ドルをしっかり準備しておき、現地では必要に応じてレアルに両替、そしてカードも上手に活用する。このスタイルが、安心でお得なブラジル旅行のポイントです。
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