【スリランカ旅行】スリランカの心、キャンディ完全ガイド|文化・自然・仏教の聖地を巡る旅!

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スリランカ中部の山間に位置するキャンディ(Kandy)は、島国の文化・精神の中心とも言える街です。世界遺産にも登録されており、特に仏教徒にとっては特別な意味を持つ神聖な場所です。

今回は、そんなキャンディの魅力を歴史・自然・見どころから総合的に紹介する完全ガイドをお届けします。

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キャンディとはどんな街?

キャンディは、スリランカ最後の王朝「キャンディ王国」の首都として栄えた歴史ある街です。

現在もその伝統を色濃く残しながら、仏教文化・王朝の面影・自然の美しさが融合する、旅人にとって特別な時間を過ごせる場所となっています。

標高約500mに位置しており、年間を通じて涼しく過ごしやすい気候も魅力の一つ。緑豊かな丘陵に囲まれたロケーションで、のんびりとした時間を楽しめます。

キャンディの見どころベスト3

キャンディ観光で必ず行きたい観光地を3カ所ご紹介いたします!

1. ダラダー・マーリガーワ寺院(仏歯寺|Temple of the Tooth)

キャンディ観光のハイライトとも言える、スリランカ仏教の最も重要な聖地です。ここには、なんと釈迦の「歯」が祀られているのです!

聖なる仏歯は金の舎利容器に収められ、直接見ることはできませんが、1日に数回行われる「プージャ(礼拝)」の時間には、その舎利容器の安置室が開かれ、参拝者が祈りを捧げることができます。

開館時間:5:30~20:00(礼拝時間あり)
入場料:外国人 2000〜3000ルピー程度

毎年7〜8月には、仏歯を讃える伝統的祭典「ペラヘラ祭」が開催され、華やかな象の行進や踊り子たちのパレードが街中を彩ります。

2. キャンディ湖(Kandy Lake)

キャンディ中心部にある人工湖で、街の象徴的な存在。仏歯寺のすぐ横にあり、観光の合間に散歩やリラックスするのに最適です。

湖畔の小道をゆっくり歩くと、白鷺やペリカンなどの水鳥と出会えることも。

▶ 所要時間:湖の外周は徒歩約30分で一周可能
▶ 写真スポット:湖と仏歯寺が一緒に写るアングルはおすすめ

湖に浮かぶ小さな島や、王族が入浴したと伝わる「バス・ハウス跡」なども見どころです。のんびり散策してみて下さい。

3. ペラデニヤ植物園(Peradeniya Royal Botanic Gardens)

キャンディから車で20分ほど、広大な敷地を持つスリランカ最大の植物園です。熱帯から亜熱帯まで、4000種を超える植物が育成されています。

王族のための庭園として始まり、今では誰でも楽しめる観光地に。

営業時間:7:30~17:00
入場料:外国人 2000ルピー程度

巨大な竹林やヤシ並木、蘭の温室など見どころが豊富です。ピクニックにもぴったりな芝生エリアもあり、家族旅行にもおすすめ。

コロンボからキャンディへのアクセス

スリランカの首都コロンボから、山あいの古都キャンディまではおよそ115km。移動手段は鉄道・バス・車と複数あり、旅のスタイルに合わせて選べます。

所要時間は約3〜4時間が目安ですが、交通状況や乗車方法によって前後するため、スケジュールには余裕を持って計画するのがおすすめです。

鉄道でのアクセス|絶景とローカル感を楽しむ旅

コロンボ・フォート駅(Colombo Fort)→キャンディ駅(Kandy)

所要時間2.5~4時間
料金2等 約300ルピー~
1等(指定席) 約600〜1,000ルピー前後
本数1日6〜8本程度(朝・昼・夕方)

おすすめポイント

・ローカルな雰囲気が楽しめる
・車窓からの茶畑や山々の風景が魅力
・1等・2等の指定席は混雑を避けられる

※観光シーズンは満席になることも多いため、1等席(Observation Carなど)は事前予約推奨です。スリランカ国鉄サイトや現地の旅行代理店で予約可能。

鉄道はスリランカ旅行のハイライトともいえる移動手段のひとつ。特にキャンディ行きの列車は、山岳エリアを縫うように走るルートで、途中の緑豊かな風景はまさに絶景。カメラを片手に乗りたい旅です。

バスでのアクセス|格安&本数が豊富

コロンボ・バスターミナル → キャンディ・グッドシェパードバスターミナル

所要時間3.5~5時間(交通状況により変動)
料金ローカルバス 約150~300ルピー
エアコン付きバス 約400~600ルピー
本数15分〜30分おきに運行

おすすめポイント

・安い&頻繁に出ているので予定に合わせやすい
・車内はローカル体験感があり、旅気分アップ

※注意点:ローカルバスは冷房なし・混雑しがち。スーツケースなど大きな荷物がある人にはエアコンバスか鉄道の方が無難です。

バスは最も安価で本数が多い移動手段。特にエアコン付きの「エクスプレスバス(Intercity Bus)」や「エアコンバス(AC Bus)」は、快適で比較的スムーズに移動できます。

車(タクシー・チャーター)でのアクセス|快適&自由度高め

コロンボ市内のホテルや空港から、タクシーや専用車で直接キャンディまで行くことも可能です。

所要時間3時間(渋滞なしの場合)
料金片道 約12,000~20,000ルピー
※車種や交渉次第
本数配車アプリ(PickMe/Uber)やホテル手配

おすすめポイント

・空港→ホテルまでドア・ツー・ドアで楽
・グループや家族旅行に最適
・観光しながら立ち寄り可能(例:象の孤児院やスパイスガーデン)

※注意点:複数人で乗れば1人当たりの価格が安くなるので複数人で旅行したいという方は良い選択肢。事前にしっかりと価格を交渉しましょう。

空港からそのままキャンディに向かう場合は、専用車チャーター(事前予約)が便利。観光案内付きドライバーを手配することで、英語ガイド兼運転手として活躍してくれることもあります。

どのアクセス方法がおすすめ?

移動手段こんな人におすすめ所要時間快適さ料金(目安)
鉄道景色も楽しみたい人、写真好き2.5~4時間★★★約300〜1,000LKR
バスコスパ重視、現地感を味わいたい人3.5~5時間★★約150〜600LKR
車・タクシー快適さ重視、家族・荷物多めの人約3時間★★★★約12,000〜20,000LKR

コロンボからキャンディまでの移動も旅の一部!あなたの旅のスタイルに合わせて、最適な手段を選んでくださいね。

キャンディ滞在中に体験したい3つの楽しみ方

キャンディは「見る」だけの観光地ではなく、五感で味わい、心で感じる体験型の旅ができる街。

ここでは、訪れた人にぜひ楽しんでほしい文化・食・小旅行の3つの視点から、体験を深掘りしてご紹介します。

▶ キャンディ観光の基本情報

項目詳細
所在地スリランカ中部州キャンディ県
アクセスコロンボからバスまたは鉄道で約3〜4時間
ベストシーズン1〜3月(乾季)、7〜8月(ペラヘラ祭)
言語シンハラ語/英語通用
通貨スリランカルピー(LKR)

1.文化体験を深める|心に残る伝統と歴史に触れる旅

キャンディーでは文化体験も楽しみです!

キャンディ伝統舞踊ショー(Kandyan Dance)

スリランカの伝統芸能「キャンディアン・ダンス」は、太鼓のリズムと躍動的な舞が特徴の古典舞踊。王宮時代から受け継がれる神聖な踊りで、舞台では人間離れしたジャンプや回転、火の上を歩くパフォーマンスも!

  • 公演場所:仏歯寺近くの文化ホール(「キャンディカルチャルセンター」など)
  • 公演時間:毎晩17:30頃から(約1時間)
  • チケット:500〜1,000ルピー(座席は自由席が多い)

プチ情報:ショーの最後に見られる「火の儀式(fire walking)」は、スリランカ伝統儀式の象徴。迫力満点!

博物館めぐり|歴史を知ると街歩きがもっと楽しくなる

キャンディには、文化や仏教に関する博物館が点在しています。以下の2つが特におすすめ。

キャンディ国立博物館(National Museum of Kandy)
王族の遺品や武具、工芸品を展示。旧王宮の一部を利用した建物で、雰囲気も抜群。

仏教博物館(International Buddhist Museum)
仏教がスリランカのみならず世界に広がった過程を紹介。各国の仏教文化の違いにも触れられます。

入場料はいずれも外国人300〜500ルピー程度。

2.ローカルフードを味わう|カレーと紅茶の本場でグルメ体験

キャンディ旅行では是非グルメも楽しんでみてください。

キャンディの食の魅力=「カレー×紅茶」

スリランカ料理の代名詞とも言えるのが「ライス&カリー」。数種類の副菜と一緒に盛られたスパイス香るプレートは、見た目も味も彩り豊かです。スパイスは辛めですが、観光客向けレストランではマイルドに調整してくれることも。

・魚のカレー(フィッシュカリー)、豆のカレー(ダル)、ジャックフルーツのカレーなど、日替わりで味が変わる楽しさも魅力。

一緒に味わいたいのが「キャンディ紅茶(Kandy Tea)」
標高が比較的低いため、味にコクと深みがあり、ストレートでもミルクでも美味。街中のカフェでは、ティータイムとスリランカスイーツのセットも楽しめます。

3.ローカルマーケットも探索してみよう

キャンディマーケットは、地元の人々の活気を感じられるスポット。果物、スパイス、野菜、衣料品などが所狭しと並び、観光客も気軽に立ち寄れる雰囲気です。

  • スリランカ特産の「シナモン」や「カレーリーフ」はお土産にも◎
  • 食堂でチャイを飲みながら、地元の人とのふれあいも楽しい!

キャンディは心を癒す聖なる街

スリランカ旅行で「自然・文化・祈り」を同時に体験できる街、キャンディ。

仏歯寺の荘厳な空気、キャンディ湖の穏やかな景色、植物園の多様な生命…。どれも訪れる価値のあるスポットばかりです。

歴史を感じながら、深呼吸したくなるような旅をしたい方に、キャンディは最適な目的地です。

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