海外旅行に行く際、「海外旅行保険に加入すべきか」「クレジットカード付帯の保険で十分か」と悩む方も多いでしょう。
しかし、いざという時に困らないためにも、自分の持っているクレジットカードにどのような海外旅行保険が付帯しているのかを事前にしっかり確認しておくことが大切です。
この記事では、クレジットカードの海外旅行保険の仕組みやポイント、注意点について分かりやすく解説します。海外旅行をより安心して楽しむために、ぜひ参考にしてください。
クレジットカードの保険は「自動付帯」と「利用付帯」の2種類
クレジットカードの海外旅行保険には、「自動付帯」と「利用付帯」という2つの適用条件があります。自分のカードがどちらなのかをしっかり確認しておきましょう。
自動付帯とは？
「自動付帯」は、カードを持っているだけで海外旅行保険が自動的に適用されるタイプです。航空券やツアー代金をカードで支払う必要はありません。ただし、補償内容や金額は利用付帯に比べて劣る場合があるので注意が必要です。
利用付帯とは？
「利用付帯」は、海外旅行に関連する費用（例：航空券、ホテル代、パッケージツアー代など）をそのクレジットカードで支払った場合にのみ保険が適用されるタイプです。利用付帯の保険は、自動付帯に比べて補償範囲や金額が手厚い傾向があります。
家族も保険の対象になる？家族特約の有無を確認！
クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、基本的に本人のみが対象となります。ただし、一部のカードには「家族特約」が付いており、配偶者や子どもにも保険が適用される場合があります。
家族旅行の場合は、以下に関しても出発前にカード会社に確認がオススメ！
- 家族カードの有無
- 家族特約の対象者と条件 を必ず確認しておきましょう。
クレジットカード保険のサポート内容もチェック！
クレジットカードの海外旅行保険では、金銭的な補償だけでなく、トラブル時のサポートも重要なポイントです。以下のようなサポートサービスがあるか確認しておきましょう。
キャッシュレス診療・病院紹介
海外の提携病院でキャッシュレスで診療が受けられるサービスや、日本語対応可能な病院の紹介・予約サポートなどが含まれる場合があります。
紛失・盗難時の対応
旅行中にスマホや財布などの貴重品を紛失・盗難された場合、現地での警察対応や保険金請求手続きの案内サポートが受けられます。
コンシェルジュサービス
一部のクレジットカードでは、現地のレストラン予約や交通手段の手配など、旅のサポートを行うコンシェルジュサービスも利用可能です。
海外旅行保険の補償内容を理解しよう
クレジットカード付帯の海外旅行保険では、以下のような補償項目が設けられています。どの補償が含まれているか、金額はいくらかを事前に確認しましょう。
- 傷害死亡：事故によって死亡した場合に支払われる保険金。
- 後遺障害：事故により後遺障害が残った場合の補償。
- 疾病死亡：旅行中に病気で死亡した場合の保険金。
- 治療費用：ケガや病気による診療・入院・手術費などの補償。
- 賠償責任：第三者に損害を与えた場合の損害賠償費用。
- 携行品損害：持ち物の盗難・破損・紛失時の補償。
- 救援者費用：事故や病気で救助が必要な場合の費用（救急車・移送費など）。
クレジットカードの海外旅行保険を正しく理解して、安心の旅を！
クレジットカードの海外旅行保険は、使い方次第で高額な医療費やトラブルの費用をカバーできる非常に頼もしい存在です。
旅行前には必ず、
- 自分のカードが「自動付帯」か「利用付帯」か
- 補償内容と金額
- 家族が補償対象かどうか
- 緊急時のサポート体制 を確認しておきましょう。
また、もし補償内容が十分でないと感じたら、民間の海外旅行保険に加入することも検討しましょう。
安心して海外旅行を楽しむために、事前準備としてクレジットカードの保険を賢く活用してください！