海外旅行では、ホテルのデポジット、交通手段の支払い、レストランでの決済、オンラインでのチケット購入など、クレジットカードが欠かせません。
しかし、「海外で使えなかった…」 というトラブルは意外と多く、原因の多くは“出発前の準備不足”。
この記事では、海外旅行に行く前に必ずやっておきたい、クレジットカードの事前チェックと準備方法 を詳しく解説します。
これらを押さえておけば、現地での支払いトラブルは大幅に防げます!
暗証番号(PINコード)を必ず確認しておく

海外では、クレジットカード支払い時に署名ではなく暗証番号の入力が必須となることが多いです。
特にヨーロッパや北欧、オセアニア、アジアの一部地域では、暗証番号入力が標準。
暗証番号が必要なケース
日本ではPINコードの入力をしなくても良い場合もありますが、海外では色々な場面でPINの入力を求められるケースがあります。
- レストラン・カフェでの支払い
- ショッピングモールでの決済
- 駅や自動券売機での購入
- ホテルの支払い
- ガソリンスタンドのセルフ給油機
暗証番号を忘れたまま行くと…
- 支払いができない
- 別のカードに切り替える必要がある
- ホテルのデポジットが通らない
旅行先で困らないために、出発前に必ず PIN を確認しておきましょう。
使っているカード会社にもよりますが、暗証番号が分からない場合、照会手続きが必要で、郵送の場合、約1週間程度かかる場合があります。
クレジットカードは必ず複数枚持っていく

海外では、日本以上に「使える国際ブランドが限定されている」ケースが多くあります。特にJCBは使える場所が少ないです。
よくある例
- VISA は使えるが、Mastercard が使えない
- 逆に Master のみ対応の店舗もある
- 地方の店舗は Amex・JCB が使えないことが多い
最低でもこの2枚は必須!
- VISAとMastercard をそれぞれ1枚
- 別ブランドを1枚(Amex / JCB など)
どこかのカードが使えなくても、別ブランドで決済できるため安心です。1枚しか無いと支払い不能になる危険あり。海外旅行では最低2〜3枚持ち歩くのが常識です。
海外でもJCBが加盟店を増やすために頑張っていますが、ハワイやタイなどの一部の国以外はあまり使えないので、期待しすぎない!
海外利用の「事前連絡」を必ずしておく

海外で急にカードを利用すると、クレジットカード会社の不正利用検知システム が作動して、カードが一時的に停止してしまうことがあります。
不正検知が作動する典型的なケース
- 普段使わない国から突然高額決済
- 旅行中に続けて複数回決済
- チケット購入やホテル代など大きな支払い
- 日本と離れた地域での利用
そのため、出発前に「海外で利用する予定です」と伝えておくと、利用停止リスクが大幅に下がります。
事前に申請が必要な場合もあるので、コールセンターなどに電話をかけるか、チャットサポート等で必ず連絡しておきましょう。
海外旅行傷害保険の内容を必ず確認する

クレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合でも、適用条件 が決まっていることがあります。
よくある条件
- 事前に旅費をカードで支払っている
- 公共交通機関の支払いが必要
- 海外旅行の出発日が保険適用開始日になるカードもある
チェックすべきポイント
- ケガ・病気の治療費はいくらまで補償か
- 持ち物の損害補償はあるか
- 飛行機遅延の補償はあるか
- 保険が自動付帯か、利用付帯か
旅行先の医療費は日本より高額なことが多いので、保険の内容確認は必須です。
カードに付帯している保険を利用する可能性が無いと思っていても急な体調不良などで必要になる可能性も。
カード会社の緊急連絡先を控えておく

海外では次のようなトラブルが起きることがあります。
- カードを紛失
- スリ・盗難に遭う
- スキミング被害に遭う
- カードが突然使えなくなる
すぐにカード会社へ連絡できるように、緊急連絡先をメモしておくことが超重要です。
海外からはフリーダイアルの電話番号へ発信が出来ないので、事前に固定の番号や現地サポートの番号を確認しておきましょう。
出発前にしっかり準備して安心・快適な海外旅行に!

海外旅行は、国内旅行に比べて手続きが多く、クレジットカードの準備は必須です。
出発1〜2週間前にやるべきことリスト
- 暗証番号(PIN)の確認
- クレジットカードを複数枚用意
- 海外利用の事前連絡
- 海外旅行保険の内容確認
- 緊急連絡先を控える
これさえ完了していれば、現地での支払いトラブルはほぼゼロに。
安心して旅行が楽しめます!

