中国旅行や中国経由のフライトで、モバイルバッテリー(携帯式充電器)が空港で没収された!そんな経験を耳にしたことはありませんか?
実は、中国ではモバイルバッテリーを機内に持ち込む際に「CCC認証」(中国強制認証)という安全基準を満たしていないと没収されることがあります。
この記事では、CCC認証とは何かについて徹底解説します。旅行前にしっかり確認して、空港でのトラブルを避けましょう!
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CCC認証とは?中国の安全規格制度

CCC認証(中国強制認証)とは、中国で販売・輸入・使用される製品に義務付けられている国家規格です。
日本でいう「PSEマーク」や「CEマーク(EU)」のようなもので、電気製品の安全性・品質・発火防止などを保証する制度です。
認証の対象になるもの
- モバイルバッテリー
- 充電機能付きモバイルWiFi
- 電気ケトルや充電器などの電子機器
- 車両・家電製品・おもちゃ など
つまり、中国国内に持ち込みされるバッテリー製品の多くが対象になります。
豆知識
CCCは「China Compulsory Certification」の略。中国語では「中国强制性产品认证」と呼ばれています。
空港で没収されるケースとは?

中国の空港では、保安検査でモバイルバッテリーの安全性が厳しくチェックされます。以下の条件に当てはまる場合、没収される可能性が非常に高いです。
没収されやすいモバイルバッテリーの特徴
- 外装やパッケージに「CCC」マークがない
- 容量や出力(Wh, mAh)が記載されていない
- 不明なブランドやノーブランド品
- 大容量(32,000mAh以上)または劣化・膨張している
特に注意
中国製・通販サイト購入の安価なバッテリーはCCC認証が取れていない場合が多く、検査官の判断でその場で没収されることがあります。
機内持ち込み可能なモバイルバッテリーの条件
中国民航局(CAAC)の規定では、以下の条件を満たせば機内持ち込み可能です。
| 項目 | 規定内容 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 100Wh以下 → 自由に持ち込み可 |
| 100〜160Wh → 航空会社の許可が必要 (最大2個まで) | |
| 160Wh以上 | 機内持ち込み・預け入れともに禁止 |
| 預け入れ荷物 | モバイルバッテリーの預け入れは禁止(必ず手荷物に) |
| 表示要件 | 容量(mAhまたはWh)が外装に明記されていること |
モバイルバッテリーには「Wh(ワット時)」表示が必要。
mAhしか書かれていない場合は以下の式で計算できます:Wh = (mAh ÷ 1000) × 電圧(通常3.7V)
例:20,000mAhの場合
→ 20,000 ÷ 1000 × 3.7 = 74Wh(OK)
CCCマークの見つけ方

1. 製品本体やパッケージをチェック
CCC認証を受けている製品には、上記のような「CCC」ロゴマークが印字または刻印されています。
2. メーカーサイトで確認
ブランド製品(Anker、Xiaomiなど)の場合は、公式サイトの仕様ページや取扱説明書に「CCC認証番号」が記載されている場合があります。
3. 中国で購入する際の注意
現地のショップやECサイト(Taobaoなど)で購入する際は、必ず「CCC认证通过」や「3C认证产品」と明記されたものを選びましょう。
中国経由のトランジットでも注意!

モルディブや東南アジアへ向かう際、中国(北京・上海・広州など)経由のフライトを利用する人も多いですよね。
この場合も中国の空港検査基準が適用されるため要注意です。
たとえトランジット(乗り継ぎ)だけでも、
手荷物検査で基準を満たさないモバイルバッテリーは没収対象になります。
中国では「CCC認証」チェックが超重要!
中国では、モバイルバッテリーの安全基準が非常に厳格に管理されています。
「CCC認証マークなし」「容量不明」「ノーブランド」などの製品は、空港で没収されるリスクが高いため注意が必要です。
旅行前に必ず以下をチェックしておきましょう
- CCCマークがあるか
- 容量(Wh)表示があるか
- 機内持ち込みにできる容量か
トラブルを避けて、快適な中国旅行・経由フライトを楽しみましょう!
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