エストニア旅行に行く際に気になるのが、「現金をどう準備するか」「クレジットカードは使えるのか」という点ではないでしょうか。
実は、エストニアはヨーロッパの中でも特にキャッシュレス化が進んだ国として知られています。とはいえ、旅行中にはカードが使えないシーンもあるため、現金の準備方法や使い分けのコツを知っておくことが大切です。
この記事では、エストニアの通貨「ユーロ(€)」の基本情報から、日本と現地のどちらで両替すべきか、おすすめの支払い方法や注意点まで詳しく解説します。
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エストニアの通貨は「ユーロ(EUR)」

エストニアでは、2011年に旧通貨「エストニア・クローン(EEK)」に代わって、ユーロ(Euro)が正式通貨として導入されました。
そのため、現在はすべての店舗・レストラン・ホテル・交通機関でユーロが使用可能です。表示通貨も「€」で統一されており、ヨーロッパの他のユーロ圏諸国と同様に利用できます。
ユーロの基本情報まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
通貨名 | ユーロ(Euro) |
通貨コード | EUR |
通貨記号 | € |
補助単位 | セント(Euro Cent) |
為替レート(目安) | 1ユーロ ≒ 約170円(※変動あり) |
おすすめ旅行カード | Wise、Revolut、VISA・Master対応クレカ |
ユーロは19のEU加盟国で共通通貨として使われているため、エストニア以外のヨーロッパ旅行でもそのまま利用できます。
隣国のラトビアやフィンランドへの旅行時にも両替不要で使えるのが大きなメリットです。
エストニア旅行の際はユーロを準備
当然ですが、エストニアでは日本円は一切使用できません。
そのため、日本出発前にユーロへ両替しておく、もしくは現地のATMでユーロを引き出す準備をしておきましょう。
両替はどこでする?日本と現地のメリット・デメリット
エストニア旅行の際には、ユーロを持っていく必要があります。両替に関しては日本かエストニアのごちらが良いのかご紹介します。
1.出発前に日本で両替

まずが、日本で両替する方法です。宅配両替や銀行・空港での両替が可能です。
メリット
- 出発前に安心してユーロを用意できる
- 日本語で手続き出来て言語の心配がない
- 場所にもよりますが現地よりお得
デメリット
- 空港両替所はレートがやや悪い
- 銀行によっては取り扱いが限られる
おすすめは「宅配両替サービス」
最近はインターネットで申し込み、ユーロを自宅に配送してもらう「宅配両替サービス」が人気。空港よりもレートが良いことが多く、出発前に余裕をもって準備できます。
2.現地(エストニア)の空港・両替所で両替

次に現地で日本円からユーロへ両替する方法です。空港や街中の両替所などで日本円を両替する事が出来ます。
メリット
- 到着後に必要な分だけ両替できる
- 日本で両替する余裕が無くても大丈夫
デメリット
- レートが不利なことが多い
- 両替所が少なく、営業時間も限られる
- 英語対応が必要
特にタリン空港の両替所はレートが高め(日本円→ユーロの交換率が悪い)傾向があります。現地での両替は最小限にとどめるのがおすすめです。
3.現地ATMでユーロを引き出す

エストニアはキャッシュレス社会が進んでいるため、ATMが主要都市の至るところに設置されています。
VISA・Mastercard対応の国際キャッシュカードやデビットカードを使えば、現地通貨ユーロをそのまま引き出せるため、レートも比較的良好。
ATM利用時の注意点
「現地通貨(Without conversion)」を選択する。(銀行側のレートではなくカード会社のレートが適用される)※手数料は1回あたり数百円前後
両替するタイミングとおすすめの方法まとめ
方法 | レート | 安心度 | 利便性 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
日本の空港 | △ | ◎ | ○ | ★★☆☆☆ |
日本の銀行 | ○ | ◎ | △ | ★★★☆☆ |
宅配両替サービス | ◎ | ◎ | ◎ | ★★★★★ |
現地両替所 | △ | △ | △ | ★★☆☆☆ |
ATM(カード利用) | ◎ | ○ | ◎ | ★★★★★ |
最もおすすめなのは、「日本で宅配両替」または「現地ATMで引き出し」です。
エストニアのカード事情

次にエストニアでの支払い事情をご紹介します。カードと現金を利用する場面をご紹介しますのでチェックしてみてください。
クレジットカードはほぼどこでも使える!
エストニアは「電子国家」と呼ばれるほどデジタル化が進んでおり、
スーパー・レストラン・ホテル・公共交通機関のほとんどでカード払いが可能です。
特に首都タリンでは、VISA・Mastercardが広く普及しており、タクシーや屋台でもカード対応の端末がある場合があります。
現金が必要な場面もある
一方で、以下のような場面では少額の現金(20~50ユーロ程度)を持っておくと便利です。
- 地方の小規模商店や市場
- 公衆トイレ(現金専用の場合あり)
- チップ(少額)
- タクシー(特に旧市街エリア)
チップの文化について
エストニアにはアメリカのような厳密なチップ文化はありませんが、しかし、レストランやホテルで特に良いサービスを受けた場合は5~10%程度をチップとして渡すとスマートです。
エストニアではカードメインでもOK!

エストニアではユーロが使われており、カード社会が非常に発達しています。
基本的にはクレジットカードやデビットカードで支払いを済ませ、現金は最低限にするのがスマートな方法です。
最後に要点をまとめると
✅ 日本円は現地で使えない
✅ ユーロは日本で両替 or 現地ATMで引き出すのがおすすめ
✅ カード決済が主流、VISA・Mastercard対応カードを準備
✅ 現金は少額(20〜50ユーロ程度)持っておくと安心
しっかり準備して、デジタル国家・エストニアで快適な旅行を楽しみましょう!
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