ドイツ旅行で気になることのひとつが「両替」。
ベルリンやフランクフルトではクレジットカードが広く使えるとはいえ、ちょっとした買い物やチップ、ベーカリーや市場、公共交通機関の券売機などでは現金(ユーロ)が必要になるシーンも少なくありません。
ここでは、ドイツの通貨の基本から、日本と現地どちらで両替するのがお得か、そして実際にベルリンで評判の良い両替所まで詳しくご紹介します。
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ドイツの通貨はユーロ(€)

ドイツでは2002年からユーロが導入されています。
ユーロはヨーロッパ19ヵ国で使える共通通貨なので、周遊旅行でもとても便利です。
紙幣の種類
5・10・20・50・100・200・500ユーロ札
(ただし100ユーロ以上の紙幣はほとんど流通していません)
実際によく使うのは 5~20ユーロ札。50ユーロ札も使えますが、地方の小さなお店や個人経営のレストランでは「お釣りがない」と断られることもあります。両替の際は、なるべく20ユーロ以下を多めにもらうようにしましょう。
硬貨の種類
1・2・5・10・20・50ユーロセント
1ユーロ、2ユーロ
ドイツでは小銭を使う場面が多く、パン屋、カフェ、公共交通機関の券売機などで役立ちます。特に2ユーロ硬貨は交通機関や自販機で便利です。
日本とドイツ、両替はどちらがお得?

実際に日本円をユーロに両替する際、どこで両替するか迷う方も多いと思います。結論から言うと、基本的には日本で両替しておく方がお得です。
日本で両替する場合
- 銀行や空港で両替可能
- 手数料込みのレートになるが、ドイツより有利
- 1ユーロあたり3〜4円程度の手数料がかかる
ドイツで両替する場合
- 銀行や空港の両替所は手数料が高め
- 特に空港(フランクフルト、ミュンヘン、ベルリン)の両替は割高でおすすめできません
おすすめは、日本で1人あたり1日1〜2万円程度を両替しておき、現地では必要に応じてATMからカードでキャッシングする方法です。ドイツの街中には大手銀行のATMが多く、安全に利用できます。
ベルリンでおすすめの両替所

ドイツでは空港や駅の両替は割高ですが、ベルリン中心部には比較的レートが良い両替所もあります。
その代表が 「Exchange AG」。
▶ Exchange AG の特徴
- 市場レートに近く、銀行や空港よりお得
- ドイツ国内に複数店舗あり、ベルリン・フランクフルトなど主要都市で利用可能
📍 住所:Alexanderplatzやベルリン中央駅周辺に複数店舗あり
⏰ 営業時間:店舗により異なるが、平日・土曜は夜まで営業
ドイツ旅行の両替のコツ&注意点
- 大きな額はカード払いに
ドイツでもクレジットカードやデビットカードは普及しています。スーパーやホテルではほぼ利用可能。ただし小規模レストランや市場では現金オンリーのことも。 - 小額紙幣を多めに
50ユーロ札は使えない場面があるので、20ユーロ以下を中心に。 - 硬貨も準備しておく
券売機やチップで使えるため、1ユーロ・2ユーロ硬貨は重宝します。 - 空港両替は避ける
緊急以外は割高なので利用しないのが鉄則。必要なら少額のみに。
ドイツはカード決済も便利ですが、現金主義が根強い場面もまだ多い国です。両替のポイントを押さえて、ベルリンやミュンヘンの旅行を快適に楽しんでください!
国際キャッシュカードとクレジットカード

ドイツ旅行では「現金はどれくらい必要?」「カード払いだけで大丈夫?」と悩む方も多いのではないでしょうか。ベルリンやフランクフルトなど大都市ではカード社会が進んでいますが、地方のレストランや市場、屋台などでは現金が必要な場面も少なくありません。
ここでは 国際キャッシュカード と クレジットカード の使い分け、それぞれのメリット・デメリットを整理し、旅行中に安心でお得な支払い方法を解説します。
国際キャッシュカードは便利だけど手数料に注意

最近は日本の銀行でも「国際キャッシュカード」を発行するところが増えています。
PLUSマークやCirrusマークの付いたATMであれば、ベルリンやミュンヘン、フランクフルトなどドイツ各地の街中で24時間ユーロを引き出すことが可能です。
メリット
- 多額の現金を持ち歩かずに済む
- 必要なときに現地ATMで即ユーロを入手できる
- ATMは都市部や駅構内に多く、見つけやすい
デメリット
- 為替レートに3〜4%程度の上乗せあり
- 日本の銀行手数料+現地銀行の利用手数料がかかる場合あり
- 引き出し限度額が設定されている
たとえば1,000ユーロを引き出すと、数千円分の手数料を支払っているケースも珍しくありません。大きな額を引き出すほど割高になるため、必要最低限に絞るのがおすすめです。
旅行前のチェックポイント
- 1日の引き出し限度額を確認・調整しておく
- 提携ネットワーク(PLUS・Cirrus)を事前に調べる
- 予備のカードや現金を持参し、緊急時に備える
👉 国際キャッシュカードは「いざという時の現金確保手段」と割り切ると安心です。
クレジットカードはドイツ旅行の必需品

ドイツは都市部を中心にカード決済が普及しています。スーパーやホテルはもちろん、カフェや交通券売機でもカード払いが可能な場合が多いです。
クレジットカードのメリット
- 為替レートは銀行レートに近く、有利に決済できる
- 高額の現金を持ち歩く必要がない
- ホテルやデパートでデポジットに必須
- 旅行保険やポイント還元の特典も
クレジットカードのキャッシングは意外とお得

現金が必要になった場合、クレジットカードの海外キャッシングが実は最もレートが良いケースがあります。
- 実勢レートに近いレートで引き出せる
- 帰国後すぐに繰り上げ返済をすれば利息を最小限にできる
短期滞在であれば、国際キャッシュカードを使うよりもお得になることも多いです。
注意点
- ICチップ付きカード必須(磁気カードは不可)
- 店舗によってはPINコード入力が求められる場合あり
- JCBは使えない場所が多いので、VISAやMasterCardをメインに持っていくのがおすすめ
都市部ではカード払いが便利だが、地方や小規模店舗では現金必須国際キャッシュカードは非常用、クレジットカードはメイン決済として活用しましょう。現金は小額紙幣やコインを用意しておくと安心
現金とカードのバランスは?

ドイツ旅行では 「カード中心+少額の現金」 が基本です。ただし、フランス以上に「現金主義が根強い地域」もあり、観光のスタイルや行く場所によって必要な現金の量が変わります。
現金が必要な場面
- チップ(レストラン、ホテル)
- パン屋やベーカリー、カフェなどの小規模店舗
- 公共交通機関の券売機(小銭のみ対応のものもあり)
- 公共トイレ(有料の場合が多い)
- マルクト(市場)や屋台
現金の目安
- 1日あたり 50〜100ユーロ程度 を日本で両替して持参
- 不足した場合は、現地のATMで少額を追加引き出し
- 大きな額を持ち歩かないのが安心
カードの目安
- VISAかMasterCardをメインに2枚(1枚は予備)
- 国際キャッシュカードやデビットカードを1枚加えておくと、緊急時も安心
- JCBは利用できる場所が限られるため、必ずVISA・MasterCardを優先
賢くカードと現金を使い分けよう

- 日本である程度のユーロを両替して準備
- 基本はクレジットカード払い(スーパー・ホテル・交通など)
- 現金が必要なときはクレジットカードのキャッシングが最もレート有利
- 国際キャッシュカードは「非常用の現金調達手段」として活用
ベルリンやフランクフルトなどの都市部はカード社会ですが、ミュンヘンや地方都市ではまだ現金払いを好む店も少なくありません。
また、スリや置き引きのリスクもあるため、現金を多く持ち歩かないことが鉄則です。カードと現金を上手に使い分ければ、手数料を抑えつつ安心してドイツ旅行を楽しめます。
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