ドイツ旅行で気になる気候と旅行ガイド【季節ごとの魅力・服装・イベント完全版】

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ドイツは温帯海洋性気候に属し、日本と同じように春夏秋冬の四季がはっきりしています。

旅行する季節によって景色や楽しめるイベント、必要な服装が大きく異なるため、旅行前に知っておくと便利です。

ここでは、ドイツの春・夏・秋・冬それぞれの気候、服装のポイント、観光やイベント情報を詳しくご紹介します。

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春(3月〜5月)

冬の寒さが和らぎ、街に色とりどりの花が咲き始める爽やかな季節です。ドイツの春は気温が日中で10〜18℃前後と過ごしやすいですが、朝晩は冷え込むこともあります。

特徴

3月はまだ肌寒く、4月は「April, April, der macht, was er will(4月の天気は気まぐれ)」ということわざ通り、寒暖差や雨が多いです。

5月になると緑が一気に濃くなり、観光もしやすいベストシーズンのひとつに。桜やチューリップが街を彩り、日本人にとっても親しみやすい季節。

ドイツ・ベルリンの春(3–5月)の平均気温と降水量

平均気温(ベルリン)平均降水量(ベルリン)
3月(春初期)約 5 °C(最高10 °C/最低1 °C)約 40 mm
4月(春盛期)約 9 °C(最高15 °C/最低4 °C)約 35 mm
5月(春後期)約 14 °C(最高20 °C/最低9 °C)約 55 mm

服装のポイント

  • 薄手のセーター、カーディガン、軽いジャケット
  • スカーフやショールで体温調整
  • 雨に備えて折りたたみ傘
  • 歩きやすいスニーカー

イベント・見どころ

  • イースター(復活祭):カラフルなイースターエッグや春市が開催され、家族連れで賑わいます。
  • 春祭り(Frühlingsfest):シュトゥットガルトなどで開催されるビール祭りの春版。

夏(6月〜8月)

日照時間が長く、夜9時頃まで明るい夏は、ドイツ旅行のハイシーズン。気温は20〜30℃程度と快適ですが、地域によっては猛暑日(35℃近く)になることもあります。

特徴

空気が乾燥しているため、日差しは強いが日本のような蒸し暑さは少ない。各地で音楽フェスやアウトドアイベントが盛んにおこなわれる。

湖や川で泳ぐ文化があり、観光+自然体験を楽しめる季節です。

ドイツ・ベルリンの夏(6–8月)の平均気温と降水量

平均気温(ベルリン)平均降水量(ベルリン)
6月(初夏)約 17 °C(最高22 °C/最低12 °C)約 65 mm
7月(盛夏)約 19 °C(最高24 °C/最低14 °C)約 70 mm
8月(晩夏)約 18 °C(最高23 °C/最低13 °C)約 60 mm

服装のポイント

  • Tシャツ、ノースリーブ、ショートパンツ
  • 日差し対策:帽子、サングラス、日焼け止め
  • 冷える夜用に薄手のカーディガン
  • サンダルや軽めのスニーカー

イベント・見どころ

  • ライン川・モーゼル川のクルーズ:ブドウ畑と古城を眺めながら船旅を満喫。
  • 音楽フェスティバル:ロック・ポップからクラシックまで、各地で大規模イベントが開催。
  • 夏のビアガーデン:公園や川沿いでビールを片手に地元料理を楽しむ文化。

秋(9月〜11月)

秋はブドウの収穫期で、ワイン街道や古城街道を巡る旅行が人気。気温は10〜20℃程度ですが、11月に入ると一気に寒くなります。

特徴

ドイツの9月はまだ暖かく観光に最適。10月は紅葉がピークを迎え、ライン川や黒い森など自然観光にぴったり。

11月はどんよりした天気が増え、冬支度が始まるので服装などはしっかりとチェックしましょう。

▶ ドイツ・ベルリンの秋(9–11月)の平均気温と降水量

平均気温(ベルリン)平均降水量(ベルリン)
9月(初秋)約 15 °C(最高19 °C/最低10 °C)約 45 mm
10月(盛秋)約 10 °C(最高13 °C/最低6 °C)約 35 mm
11月(晩秋)約 5 °C(最高7 °C/最低2 °C)約 45 mm

服装のポイント

  • 薄手のセーターやジャケット
  • 温度差に対応できる重ね着
  • 雨対策として防水アウターや折りたたみ傘
  • ブーツやスニーカー

イベント・見どころ

  • オクトーバーフェスト(9月〜10月):世界最大のビール祭り(ミュンヘン)
  • ワイン祭り:特にモーゼル地方で新酒(フェーダーヴァイサー)を味わえる。
  • 紅葉観光:ライン川沿いの古城、黒い森、ザクセンスイス国立公園などが絶景。

冬(12月〜2月)

冬のドイツは寒さが厳しく、平均気温は0〜5℃前後。内陸や南部では氷点下や積雪も珍しくありません。クリスマスシーズンは特に人気で、街全体がロマンチックな雰囲気に包まれます。

特徴

ドイツの冬は日照時間が短く、午後4時には暗くなる。空気が乾燥しており、肌の乾燥対策が必須。

南部アルプス地方ではウィンタースポーツが盛んになります。

▶ ドイツ・ベルリンの冬(12–2月)の平均気温と降水量

平均気温(ベルリン)平均降水量(ベルリン)
12月(初冬)約 2 °C(最高4 °C/最低0 °C)約 50 mm
1月(真冬)約 0 °C(最高3 °C/最低−2 °C)約 42 mm
2月(冬終盤)約 1 °C(最高4 °C/最低−1 °C)約 34 mm

服装のポイント

  • 厚手のコートやダウンジャケット
  • セーター、フリース、保温インナー
  • マフラー、手袋、ニット帽などの防寒具
  • 滑りにくい防寒ブーツ

イベント・見どころ

  • クリスマスマーケット:ニュルンベルク、ドレスデン、ケルンなどが有名。
  • 大晦日(Silvester):ベルリンのブランデンブルク門でカウントダウンイベント。
  • スキー・スノーボード:バイエルン州のガルミッシュ=パルテンキルヒェンなど。

ドイツ旅行は「季節を選ぶ」ことで楽しみが変わる

ドイツは四季の変化がはっきりしており、訪れる時期によってまったく違った魅力を体験できます。旅行のテーマを「季節」で選ぶことで、より思い出深い滞在になるでしょう。

春(3月〜5月)

春のドイツは長い冬を越えて、一斉に花が咲き誇る季節。ベルリンやミュンヘンの街路樹が芽吹き、チューリップや桜が観光スポットを彩ります。

地方では春祭りやイースターのイベントも盛んで、可愛らしい装飾や限定スイーツが旅を彩ります。気候も穏やかで、街歩きや古城巡りに最適です。

夏(6月〜8月)

日照時間が長くなり、ドイツの夏は活気に満ちています。ライン川やモーゼル川のクルーズでは、両岸に広がるブドウ畑や古城を眺めながらのんびり過ごせます。

ミュンヘンやベルリンでは音楽フェスや野外イベントが多数開催され、アウトドア好きにはハイキングや湖での水遊びもおすすめ。ヨーロッパらしい開放的な雰囲気を存分に楽しめます。

秋(9月〜11月)

秋は紅葉に染まる街並みと、食のイベントが充実する季節です。ライン川沿いや黒い森(シュヴァルツヴァルト)の紅葉は見事で、写真愛好家にも人気。

ワインの収穫シーズンに合わせて各地でワイン祭りが開かれ、地元の白ワインや新酒を楽しめます。また、ミュンヘンのオクトーバーフェストは世界最大のビール祭りとして有名で、本場のビール文化を体験する絶好の機会です。

冬(12月〜2月)

冬のドイツは幻想的な雰囲気に包まれます。特に12月は各都市で開催されるクリスマスマーケットが旅のハイライト。グリューワイン(ホットワイン)を片手にイルミネーションを楽しんだり、木工細工やオーナメントなどのお土産探しも楽しい時間です。

雪化粧したノイシュヴァンシュタイン城や中世都市ローテンブルクは、まるで絵本の世界に迷い込んだよう。寒さ対策を万全にすれば、冬ならではの魅力に出会えます。

季節ごとの楽しみを最大限にするコツ

どの季節に訪れてもドイツはその時期ならではの魅力にあふれています。出発前には 気候とイベント情報をチェック し、気温差に対応できる 重ね着しやすい服装や必需品 を準備しましょう。

そうすることで、快適かつ充実した旅を楽しむことができます。

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