海外旅行先でも大好きなゴルフを楽しみたい――そんなゴルファーは多いはず。
ハワイのカパルア・ゴルフクラブやスコットランドのセントアンドリュース、アメリカ・カリフォルニア州のペブルビーチ・ゴルフリンクス、そして憧れのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブなど、世界には一度はプレーしてみたい名門コースがたくさんあります。
また、タイ・マレーシア・ベトナムなど東南アジアでのゴルフ旅行も人気です。気候が温暖で、日本よりリーズナブルにラウンドできることも魅力です。
ただし、海外ゴルフで悩ましいのがゴルフクラブの持ち込み。レンタルクラブを使う手もありますが、慣れないクラブでは距離感やフィーリングが合わず、後から「やっぱり日本から持ってくればよかった…」と後悔するケースも少なくありません。
せっかくの海外ラウンドだからこそ、普段使っているクラブを持参して、自分らしいプレーを楽しみましょう。
ゴルフクラブはどうやって持っていく?

海外旅行にクラブを持っていく場合、基本的には航空会社の預け入れ荷物(受託手荷物)として預けるのが一般的です。空港カウンターでゴルフバッグを預け、目的地で受け取る流れになります。
ここでは、日系主要航空会社であるJALとANAの条件をご紹介します。
JAL(日本航空)の場合
- 無料預け入れ条件(エコノミークラス)
- 重量:23kg以内/1個あたり
- 個数:2個まで
- サイズ:3辺の合計が203cm以内
一般的なゴルフバッグはサイズ・重量ともに条件内に収まります。
そのため、スーツケース1個+ゴルフバッグ1個を無料で預けることが可能です。追加料金の心配もほとんどありません。
ANA(全日本空輸)の場合
- 無料預け入れ条件(エコノミークラス)
- 重量:23kg以内/1個あたり
- 個数:チケット種別により異なる(0〜2個)
- サイズ:3辺の合計が203cm以内
ANAの場合は、同じエコノミークラスでも運賃タイプによって無料で預けられる個数が異なります。予約時や航空券の券面で必ず確認しましょう。
どちらがおすすめ?
確実にスーツケースとゴルフバッグを両方預けたい場合、JALの方が分かりやすく安心です。
ただし、ANAでも条件を満たせば同様に持ち込み可能なので、フライト時間や料金、目的地までの便数も考慮して選びましょう。
ゴルフクラブ持ち込み時の傷防止対策

せっかく持参したクラブが、到着時に傷だらけ…というのは避けたいところ。輸送中は衝撃や圧力がかかるため、事前にしっかりと保護しておくことが重要です。
主な保護方法
- ハードケースの使用
- 衝撃や圧力からクラブ全体を守る専用ケース。レンタルや購入可能。
- クラブヘッドカバー
- クラブ同士の接触による傷を防ぐ。全クラブ分揃えるのがおすすめ。
- シャフトプロテクター
- 長いドライバーなどを固定し、移動中の揺れによる損傷を防止。
- タオルや衣類で固定
- バッグ内の隙間に詰め、クラブが動かないようにする。軽量化にはエアパッキンも有効。
- 空港ラッピングサービス
- 有料でフィルムを巻き付け、汚れや破損から守る。
- GPSトラッカー(AirTagなど)
- ロストバゲージや盗難防止に役立つ。電池寿命も長く安心。
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海外旅行保険でクラブを守る

海外旅行保険や一部のクレジットカード付帯保険には、携行品損害補償が含まれている場合があります。
補償対象例:
- 盗難:持ち歩いていたクラブが盗まれた場合
- 破損:輸送中や移動中に破損した場合
- 紛失:航空会社による手荷物紛失など
ただし、現金や貴金属、経年劣化による破損は対象外となることが多いので、加入前に条件を確認しておきましょう。
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海外旅行のゴルフの準備はしっかりと

- 海外でゴルフをするなら、普段使い慣れたクラブを持参するのがベスト。
- 預け入れ条件は航空会社ごとに異なるが、JALは明確で安心感が高い。
- 輸送時の傷防止対策をしっかり行えば、大切なクラブを守れる。
- 海外旅行保険やGPSトラッカーの活用で、盗難・紛失対策も万全に。
クラブの輸送条件や保険の内容を事前に確認し、現地で思い切りゴルフを楽しみましょう!