ガラパゴス諸島は、エクアドルの西約1,000kmに位置する世界遺産の島々。
ダーウィンの進化論の舞台としても知られ、固有の動植物が数多く生息する、地球上でも特別な場所です。
日本からは距離がありますが、自然好き・動物好きの方にとってはまさに「一生に一度は訪れたい夢の島」。
この記事では、日本からガラパゴス諸島への行き方・旅行手続き・注意点・エコな旅のポイントまで詳しくご紹介します。
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日本からガラパゴス諸島へ行くには?

ガラパゴス諸島には日本からの直行便はなく、複数の乗り継ぎが必要です。
旅程は少し長くなりますが、その分“旅の達成感”は格別です。
ガラパゴス旅行のベストシーズン
| 季節 | 気候の特徴 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| 12月〜5月(雨季) | 暖かく穏やか。海の透明度◎ | シュノーケリング・ダイビングに最適 |
| 6月〜11月(乾季) | 涼しく乾燥。海が少し荒め | 陸上動物の観察やハイキング向き |
人気シーズンは「3〜5月」。
海が穏やかで、ウミガメやアシカとの遭遇率が高い時期です。
1.日本からエクアドルへ
まずは、エクアドル本土(キトまたはグアヤキル)を目指します。
日本からの直行便はないため、アメリカまたはヨーロッパを経由して入国します。
主な経由ルート例
| 経由地 | ルート例 | 所要時間(目安) |
|---|---|---|
| アメリカ経由 | 東京 → ダラス/ヒューストン/マイアミ → キトまたはグアヤキル | 約20〜25時間 |
| ヨーロッパ経由 | 東京 → アムステルダム/マドリード → キト | 約25〜30時間 |
おすすめルート
アメリカ経由が最も一般的で便数も多く、トランジットの選択肢が豊富。
時間に余裕がある人は、マイアミやダラスで1〜2泊の観光を挟むのもおすすめです。
2.エクアドルからガラパゴス諸島へ
エクアドル本土からガラパゴスへは、国内線でアクセスします。
主な出発地は以下の2都市です。
| 出発都市 | 所要時間 | 備考 |
|---|---|---|
| キト(Quito) | 約2.5時間(途中グアヤキル経由) | 標高が高い都市で観光も楽しめる |
| グアヤキル(Guayaquil) | 約1.5時間(直行便が多い) | ガラパゴスへの玄関口として人気 |
旅行者に人気のルート
「キト観光 → ガラパゴス → グアヤキルから帰国」という周遊スタイル。
キトでは世界遺産の旧市街観光、グアヤキルでは熱帯の雰囲気を楽しめます。
ガラパゴス諸島行きで注意すべき重要ポイント

ガラパゴス旅行では、環境保護と観光管理のためにいくつかの特別な手続きやルールがあります。
以下をしっかりチェックしておきましょう。
トランジットビザや渡航認証の確認

経由地によっては、トランジットビザや渡航許可の申請が必要になります。
- アメリカ経由:ESTA(電子渡航認証)が必須(申請料40USD・有効期限2年)
- ヨーロッパ経由:90日以内ならビザ不要(シェンゲン協定国)
出発前に必ず経由国の入国・乗り継ぎ条件を確認しておきましょう。
トランジットコントロールカード(TCT)の取得

ガラパゴス諸島に入るには、TCT(Transit Control Card)の取得が義務付けられています。TCTカウンターは国内線チェックインエリア付近にあります。上記の看板が目印!
- 取得場所:キトまたはグアヤキル空港の専用カウンター
- 料金:20USD(現金支払い)
- 提示箇所:島の入出時に必要(紛失厳禁!)
2025年5月29日からオンライン申請も可能になっているので、事前申請がオススメです。
\ オンライン申請について /
ガラパゴス国立公園入場料の支払い
島に到着した際、ガラパゴス国立公園入場料を支払う必要があります。
| 区分 | 料金 | 支払い方法 |
|---|---|---|
| 一般観光客 | 100USD | 現金のみ |
| 学生/子ども | 割引あり | パスポート提示要 |
クレジットカードは使えないため、現金(USD)を必ず持参しましょう。
入島手続きと申告書
機内で「ガラパゴス入島に関する宣誓書」が配布されます。
到着前に記入しておき、空港で職員に提出します。
この書類は環境保護の観点から、植物・食品・動物などの持ち込み制限に関する確認のためのものです。
ペットボトル・プラスチック類の持ち込み禁止

2018年以降、ガラパゴス諸島では使い捨てプラスチックの持ち込みが禁止されています。
禁止対象
- ペットボトル
- プラスチック製ストロー・カップ・容器
エコな旅のコツ
- 再利用可能なステンレス水筒を持参
- 宿泊施設やレストランのウォーターサーバーで給水可能
環境にやさしい旅を心がけることが、ガラパゴスを守る第一歩です。
ガラパゴス旅行の持ち物チェックリスト
✅ パスポート・TCTカード・入島宣誓書
✅ 現金(USD)100ドル/人+小額紙幣
✅ 水筒・日焼け止め・帽子
✅ 防水カメラ・水着・軽装の服
✅ 船酔い止め・虫よけスプレー
一生に一度は訪れたい「地球最後の楽園」

ガラパゴス諸島は、観光地でありながら「人間より自然が主役」の場所。
ウミイグアナ、ゾウガメ、青足カツオドリなど、ここでしか出会えない生き物たちとの出会いは一生の思い出になります。
旅行準備のコツ
- フライト・TCT・入場料など事前準備をしっかり
- 環境保護のルールを守る
- 島での体験を“ゆっくり味わう”こと
静かな自然と生命の営みを感じられる、まさに「地球の宝石」と呼ぶにふさわしい旅先です。
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