海外旅行を計画中の方にとって、外貨両替は重要な準備の一つです。特に日本国内での両替は手数料が高く、旅行費用を圧迫する要因となり得ます。
しかし、近年注目を集めている「宅配両替サービス」や「チケットショップ」「銀行両替」「空港両替」を利用することで、手間を省きつつ、よりお得に外貨を手に入れることが可能です。
今回はそんな4つの方法をご紹介いたします！
日本国内での両替の基本情報
日本の空港や銀行での外貨両替は、手数料が高額であることが多く、通貨によっては15%を超える場合もあります。
例えば、10万円を両替する際、手数料だけで15,000円が差し引かれることも。このような高い手数料は、せっかく節約した旅行費用を無駄にしてしまう可能性があります。
取扱い通貨がない場合はドルかユーロに両替
日本国内の両替サービスでは、すべての国の通貨をカバーしているわけではありません。旅行先の現地通貨が取り扱い対象外である場合もあります。そうした場合には、米ドル（USD）またはユーロ（EUR）への両替がおすすめです。
なぜドルやユーロが便利なのか？
・世界中で広く流通している
米ドルやユーロは、ほぼすべての国で受け入れられており、現地の両替所でも容易に現地通貨と交換できます。
・現地通貨よりも好条件で両替できることが多い
一部の国では、日本円から現地通貨への直接両替よりも、ドルやユーロ経由で両替した方がレートが良いことがあります。
・非常時の予備資金としても安心
現地でカードが使えない場所や、ATMが利用できない状況でも、ドルやユーロであれば受け取ってもらえるケースが多くあります。
こんな場合はドル・ユーロの準備が必須！
- アフリカや中東、東欧など、日本円からの両替が困難な地域
- 両替所が限られている小規模国や発展途上国
- 通貨の流通が不安定な国
このような旅行先では、出発前に日本国内でドルかユーロに両替しておくと安心です。現地に到着してから再度現地通貨に交換することで、スムーズかつコストを抑えた対応が可能になります。
日本国内の両替方法4選
日本国内の代表的な両替方法とオススメのサービスをご紹介いたします。
宅配両替サービス｜外貨両替マネーバンク
宅配両替サービスは、自宅にいながら外貨を受け取れる便利なサービスです。特に「外貨両替マネーバンク」は以下の点で優れています：
- お得なレート：銀行や空港の両替所よりも有利なレートを提供しています。
- 全国送料無料：7万円以上の両替で、全国どこでも送料無料で外貨を受け取れます。
- 迅速な対応：平日14時までの入金確認で、当日発送が可能です。
- 多様な受け取り方法：自宅、職場、空港郵便局など、ライフスタイルに合わせた受け取りが可能です。
取り扱い通貨と対応範囲
「外貨両替マネーバンク」では、主要通貨からマイナー通貨まで、以下の17種類の通貨に対応しています。
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドル、スイスフラン、中国元、韓国ウォン、香港ドル、台湾ドル、シンガポールドル、タイバーツ、マレーシアリンギット、ベトナムドン、インドネシアルピア、フィリピンペソ
日本人旅行者に人気のある渡航先で使用される通貨なので、色々な国に旅行する際に役立ちます！
利用時の注意点
「外貨両替マネーバンク」を利用する際には、以下の点に注意が必要です：
・最低両替金額：7万円以上からの両替が可能です。
・キャンセルポリシー：申し込み確定後のキャンセルは基本的に受け付けておらず、キャンセル料が発生する場合があります。
・手数料：代金引換の場合は800円、速達を希望する場合は500円の手数料が必要です。
チケットショップ｜大黒屋
大黒屋は、全国に展開する質屋チェーンとして知られていますが、外貨両替サービスも提供しています。特に、主要都市の店舗での即時対応や、競争力のある為替レートが特徴です。
1. 主要通貨を含む12種類の取扱い
大黒屋では、以下の12通貨の外貨両替を取り扱っています。
・アメリカドル（USD）・ユーロ（EUR）・イギリスポンド（GBP）・オーストラリアドル（AUD）・カナダドル（CAD）・台湾ドル（TWD）・香港ドル（HKD）・タイバーツ（THB）・シンガポールドル（SGD）・韓国ウォン（KRW）・中国人民元（CNY）・フィリピンペソ（PHP）
2. 店舗での即時対応と柔軟な紙幣選択
大黒屋の外貨両替は、全国の主要都市にある店舗で行われており、即時対応が可能です。また、パック販売ではなく、希望する紙幣の内訳を選択できるため、旅行先での使い勝手が向上します。
3. 鑑定済みの安全な紙幣
取り扱う外貨紙幣は、紫外線・赤外線・磁気等のセンサーを搭載した最新の鑑定機器で確認されており、偽造防止対策が施されています。
利用時の注意点
- 外貨から外貨への両替は対応していません。
- 両替時には、写真付きの公的な身分証明書が必要です。
- 新デザインの日本国パスポートを使用する場合、住所確認ができる書類（例：住民票）が別途必要となります。
- 海外在住の方は、在留証明などの追加書類が求められる場合があります。
大黒屋の外貨両替サービスは、主要通貨の取り扱い、即時対応、柔軟な紙幣選択、安全な紙幣の提供など、多くの利点があります。旅行前の外貨準備において、便利で信頼性の高い選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
銀行両替｜ワールドカレンシーショップ（MUFGグループ）
MUFG（三菱UFJフィナンシャル・グループ）が展開する外貨両替専門店「ワールドカレンシーショップ」は、旅行や出張前の外貨準備に便利なサービスを提供しています。
三菱UFJフィナンシャル・グループなので安心して利用できる外貨両替サービスを提供しています。
豊富な取扱通貨
ワールドカレンシーショップでは、米ドルやユーロをはじめ、韓国ウォン、台湾ドル、タイバーツ、シンガポールドルなど、旅行先で需要の高い通貨を含む18種類の外貨を取り扱っています。
アメリカドル（USD） / ユーロ（EUR） / イギリスポンド（GBP） / スイスフラン（CHF） / オーストラリアドル（AUD） / カナダドル（CAD） / 台湾ドル（TWD） / 香港ドル（HKD） / タイバーツ（THB） / シンガポールドル（SGD） / 韓国ウォン（KRW） / 中国人民元（CNY） / インドネシアルピア（IDR） / ニュージーランドドル（NZD） / パシフィックフラン（XPF） / マレーシアリンギット（MYR） / ベトナムドン（VND） / フィリピンペソ（PHP）
利便性の高い店舗展開
主要駅近くや商業施設内に店舗を構えており、平日午後3時以降や土日祝日も営業している店舗もあります。
利用時の注意点
・本人確認書類の提示: 2024年2月1日より、すべての両替取引において、金額にかかわらず本人確認書類の提示が必要となりました。
・高額取引の事前申込: 2024年4月1日から、200万円を超える両替取引は事前申し込みが必要です。
・取扱通貨の一時中止: インドネシアルピアとベトナムドンの販売は一時中止されていますが、これらの通貨から日本円への両替は引き続き可能です。
・手数料：代金引換の場合は800円、速達を希望する場合は500円の手数料が必要です。
ワールドカレンシーショップは、豊富な取扱通貨と利便性の高い店舗展開で、旅行者や出張者の外貨両替ニーズに応えています。 MUFGグループの信頼性もあり、安心して利用できるサービスです。
空港両替｜トラベレックス
トラベレックス（Travelex）は、日本全国の主要空港に展開する世界最大級の外貨両替専門会社で、旅行や出張の前に外貨を準備するのに便利なサービスを提供しています。
トラベレックスは世界中にネットワークを持ち、日本国内でも信頼性の高い外貨両替サービスを展開しています。成田空港・羽田空港・関西空港・中部国際空港などの主要空港に店舗があり、早朝や深夜便利用時にも便利です。
豊富な取扱通貨
トラベレックスでは、40種類以上の外貨を取り扱っており、定番の通貨から旅行者に人気のアジア・オセアニアの通貨まで幅広く対応しています。
空港内での利便性
- 成田・羽田・関空・セントレアなどに多数の店舗を展開
- 一部店舗は早朝・深夜・年中無休で営業
- 空港出発ロビー付近にあり、搭乗前の両替もスムーズ
オンライン予約＆空港受取サービス
事前にウェブサイトで両替したい通貨と金額を予約し、指定空港店舗で受け取れる「オンライン予約・空港受け取りサービス」も便利です。
- オンラインで当日の為替レートをチェック可能
- 事前予約で空港での待ち時間を短縮
- 指定日以降の受取も可能
利用時の注意点
- 本人確認書類（パスポート、マイナンバーカードなど）の提示が必要です
- 店舗や通貨により為替レートが異なるため、事前に公式サイトで確認をおすすめします
- 高額両替（100万円超など）は一部制限や事前連絡が必要な場合があります
トラベレックスは、世界中で実績のある外貨両替ブランドとして、旅行者やビジネスパーソンに高い利便性を提供しています。空港でスムーズに外貨を受け取りたい方や、確実に必要な通貨を手に入れたい方には特におすすめのサービスです。
海外旅行の前に現地の両替事情もチェック！
海外旅行をより快適に、そして経済的に楽しむためには、外貨両替の方法を見直すことがとても重要です。
例えば、日本国内での両替は手数料が高くなりがちですが、しっかり確認すればそこまで悪くないケールも。また、手間も省けて非常に便利です。自宅や職場で外貨を受け取れるため、旅行準備がスムーズになります。
ただ、国によっては現地での両替のほうがレートが良い場合もあります。特にタイやベトナム、インドネシアなど、一部の東南アジア諸国では、現地の両替所の方が圧倒的にお得なレートを提供しているケースもあるため、行き先に応じた両替方法の選択がポイントです。
いずれにしても、旅行前に自分の行き先と必要な通貨を確認し、最適な両替方法を選ぶことが、無駄な出費を防ぎ、旅をもっと充実させるコツです。