マレーシアの治安は大丈夫?旅行前に知っておきたい注意点と安全対策

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東南アジアの中でも比較的発展し、親日的で知られるマレーシア。日本からの旅行者や長期滞在者も多く、物価の安さや住みやすさが魅力です。しかし、「治安が良い」と言われる一方で、観光客を狙った犯罪が発生しているのも事実。夜の外出や一部エリアでは注意が必要です。

この記事では、2025年現在のマレーシアの治安情報や、特に注意したい地域、女性旅行者向けの防犯ポイント、そして万が一のトラブルへの備えについて、実例を交えて詳しく解説します。

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マレーシアの治安は本当に良い?最新の安全レベルをチェック

全体としては比較的安全、でも油断は禁物

マレーシアは、薬物犯罪や銃器所持に対する刑罰が重く、法制度もしっかりしていることから、周辺国と比べても治安は安定している方です。日中であれば、女性のひとり歩きもさほど問題ありません。

ただし、夜間の単独行動や人通りの少ない道、観光地でのスリ・ひったくりには注意が必要です。

外務省発表|マレーシアの危険情報

外務省の「海外安全ホームページ」では、国ごとの危険度を4段階で発表しています。マレーシアにおいては、以下の地域に注意喚起が出ています。

レベル2(不要不急の渡航はやめてください)
→ サバ州東海岸(タワウを含む)

レベル3(渡航はやめてください)
→ サバ州東側の島嶼部(バンジ島・バラムバンガン島を除く)

クアラルンプールやペナン島など、主要な観光地は危険レベルの対象外です。ただし、世界情勢の変化に伴いリスクが高まる場合もあるため、渡航前には必ず外務省サイトで最新情報を確認しておきましょう。

夜のマレーシアってどう?女性の夜間外出は安全?

首都クアラルンプールは、ナイトライフも充実しており、ミュージックバーやクラブなどで朝までにぎわうエリアもあります。観光客が多く集まる「チャンカット通り」や「TREC」などは人気の夜スポットです。

とはいえ、夜の外出時はひとり歩きや路地裏には立ち入らないことが基本。タクシーを利用する際はGrabなどの配車アプリを活用することで、安心して移動できます。流しのタクシーはトラブルの温床なので避けましょう。

マレーシアで注意したい治安要注意スポット

マレーシアを旅行する際に注意が必要な情報をご紹介いたします。

1.ブキ・ビンタン(クアラルンプール)

最大の繁華街であるブキ・ビンタンには、ショッピングモールや飲食店が立ち並び、常に観光客でにぎわっています。しかしその分、観光客を狙ったスリやひったくりが多発しています。

2.ジャラン・アロー(ナイトマーケット)

地元のB級グルメが並ぶ人気の屋台街ですが、混雑の中でスリや押し売りの被害が発生しています。バッグの開けっぱなしやポケットに財布を入れるのはNG。必要最低限の荷物で行動しましょう。

3.ブリックフィールズ(リトル・インディア)

異国情緒あふれる魅力的なエリアですが、観光客が目立ちやすくスリの被害も報告されています。できれば明るい時間帯に2人以上で訪れ、安全なルートを通るようにしましょう。

マレーシアで多い犯罪とその傾向

スリ・ひったくり

特に日本人観光客は「お金を持っている」と見られやすく、後ろポケットや開いたバッグからの盗難被害が多発。混雑する場所では、体の前にバッグを持ち、チャックをしっかり閉めましょう。

貴重品は分散して携帯
現金・カード・パスポートを一か所にまとめない
セーフティボックスの活用も効果的

タクシーによるぼったくり・暴行

Grabなどのアプリ配車を利用するのが基本。流しのタクシーに声をかけられても乗らない勇気が大切です。特に深夜はぼったくりや悪質運転手による犯罪も報告されています。

配車アプリの活用
ぼったくりなどを避けるだけでなく、Grabなど、信頼性のあるアプリを使いましょう。また、夜間の移動は絶対に配車アプリを使いましょう。

強盗・暴行(特に夜間)

昼まであっても繁華街や裏道で突然襲われるケースも。夜間のATM利用や両替も控え、明るい時間帯に済ませましょう。

夜間のひとり歩きは避ける
女性だけでの夜の移動は、タクシーを利用しても複数人で。強盗の被害に遭いそうになったら安全第一で行動しましょう。

治安情報を把握して、マレーシア旅行を安全に楽しもう

マレーシアは東南アジアの中でも比較的治安が良い国ですが、100%安全というわけではありません。観光客として狙われやすいポイントを知っておくことが、トラブル回避の第一歩です。

「自分は大丈夫」と過信せず、最低限の防犯対策を心がけて、安全で快適な旅を楽しんでくださいね!

マレーシアでトラブルに遭った際にどうする?

マレーシアで万が一、犯罪の被害に遭った場合は焦らずに落ち着いて手続きを進めて行きましょう。

以下にて犯罪に巻き込まれた際に重要な連絡先などをご紹介いたします。

警察・救急車・消防署:マレーシアの緊急連絡先一覧

機関電話番号
緊急通報999
警察999 または 112(携帯電話から)
救急車999
消防署999

上記の電話番号は緊急時の対応を依頼する際の連絡先となりますので、貴重品の紛失・盗難などでポリスレポートなどが欲しい場合には最寄りの警察署にいきましょう。

在マレーシア日本国大使館へ相談

クアラルンプールにある在マレーシア日本国大使館への連絡・相談が必要となり、大使館では、下記のようなサポートを受けることが可能です。

帰国のための渡航書の発給:盗難や紛失によりパスポートが手元にない場合、総領事館にて「帰国のための渡航書」を発行してもらうことができます。この渡航書は日本への一時帰国に限り有効です。申請には、現地警察の「盗難証明書」が必要になるので、必ず警察署で届け出を行いましょう。

現地情報や助言:必要に応じて、被害後の行動について適切なアドバイスを受けることができます。

在マレーシア日本国大使館

住所:11, Persiaran Stonor, Kuala Lumpur, 50450 Kuala Lumpur
電話番号(代表):+60321772600

トラブル時の旅行保険の活用

旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。

▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書


その他の対応策

地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。

クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を受けられる場合もあります。

海外旅行ではスマホが重要!

海外旅行中、思わぬトラブルに遭遇する可能性は誰にでもあります。パスポートや荷物の紛失、体調不良、道に迷ったりと、さまざまなリスクがつきものです。

そんなときに頼りになるのが、手元にあるスマートフォンです。旅行中の安全対策としてスマホを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。

緊急時の連絡手段としてスマホを活用

スマホがあれば、緊急連絡先にすぐに電話やメッセージを送ることができます。事前に以下の情報をスマホに保存しておくと安心です。

・現地の緊急番号
・日本大使館や領事館の連絡先
・旅行保険会社の緊急連絡先

さらに、無料の通話アプリ(例:LINEやWhatsApp)を活用すれば、Wi-Fi環境やモバイル環境さえあれば通信費を抑えつつ迅速な対応が可能です。

GPSで迷子知らず

初めての土地では、迷子になるリスクがあります。スマホの地図アプリ(Google MapsやApple Mapsなど)を活用すれば、現在地の確認や目的地への最短ルートを瞬時に検索可能です。

オフラインマップを事前にダウンロードしておけば、通信環境が悪い場所でも安心です。

翻訳アプリで言葉の壁を克服

海外旅行中、言語が通じず困る場面は意外と多いものです。翻訳アプリ(Google翻訳やiTranslateなど)を使えば、簡単な会話や文章をその場で翻訳できます。

カメラ翻訳機能を使えば、メニューや看板の文字もすぐに理解できるため、トラブルを未然に防げます。

情報収集と共有がスムーズ

現地での観光情報や交通手段、緊急ニュースなど、必要な情報はスマホで簡単に検索できます。また、トラブルが発生した際、家族や友人に状況を共有してアドバイスをもらうことも可能です。

特に、現地の公式アプリやサービスを事前にインストールしておくと便利です。

配車アプリで移動もスムーズ

最近は海外旅行の際の安全な移動手段として、タクシーではなく配車アプリを利用する旅行者が増加しています。目的地にピンを立てて正確に立てられたり、価格もアプリで事前に分かるといメリットもありますが、一番はドライバーの身元が確かという点でしょう。

海外旅行の際には目的地で利用されている配車アプリをチェックしましょう。

モバイル決済で安全な支払いを

最近は観光客でも使えるモバイル決済サービスを取り入れる国も増えてきています。

現金を持ち歩くリスクを減らすため、スマホを使ったモバイル決済(Apple Pay、Google Pay、PayPalなど)を活用しましょう。特にスリや盗難が多い地域では、現金を最小限にしてスマホで支払うのが安全です。

・海外旅行が決まったら通信環境の準備を
スマホは単なる便利なガジェットではなく、海外旅行中の安全を守る強力なツールです。出発前には、現地のSIMカードやeSIMを用意して通信環境を整え、必要なアプリをインストールしておきましょう。スマホを上手に活用すれば、トラブルを最小限に抑えつつ、安心して旅行を楽しむことができます!

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