モンゴルで「ゲル滞在」を体験!遊牧民の暮らしと絶景に包まれる非日常の旅をご紹介!

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モンゴルの草原を旅するなら、ぜひ体験したいのが遊牧民の伝統的住居「ゲル(Ger)」への宿泊です。
円形の移動式住居であるゲルは、モンゴルの厳しい自然の中で長年受け継がれてきた知恵の結晶。観光客向けに整備された「ツーリストゲル」は、快適性を保ちながらも、本格的な遊牧民気分を味わえるユニークな滞在先です。

この記事では、実際の宿泊体験をもとに、ゲルの構造や快適性、宿泊時の注意点、そしてベストシーズンなどを詳しくご紹介します。

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モンゴル旅行のベストシーズンはいつ?

モンゴル観光のベストシーズンは6月〜8月の夏季。青空が広がり、草原が一面に広がる時期で、乗馬・ゲル滞在・ナーダム祭といったアクティビティが楽しめます。平均気温も15~25℃と過ごしやすく、朝晩の冷え込みを除けば快適です。

一方、ゴールデンウィーク(4月末~5月)もおすすめ。観光客が少なく、料金もやや抑えめです。ただし、朝晩は氷点下になることもあるため、防寒対策は万全に。

注意が必要なのは冬季(12月〜2月)。極寒期で、最低気温は-30℃を下回る日も珍しくありません。ゲル滞在も命がけになるため、初心者には不向きです。

ゲルってどんな住居?意外と広くて快適!

モンゴルの草原でよく見かける円形の白いテント。それが「ゲル」です。これは遊牧民が家畜とともに移動しながら暮らすための移動式住居で、以下のような特徴があります。

ゲルの構造と機能

  • 木の骨組みにフェルト(羊毛)を巻いたもので、断熱性・保温性に優れている
  • 中央の天窓は煙突や採光、換気にも活用できる
  • 冬はストーブで暖を取り、夏はフェルトを外して風通しを良くする
  • 組み立て・解体が1時間程度で可能という高い機動性

観光用ゲルでは、内部にベッドや机、ストーブ、さらには床暖房が備えられているところも。宿泊施設によって設備は大きく異なりますが、高ランクの「デラックスゲル」なら清潔感と快適さも十分です。

ゲル宿泊って実際どうなの?

今回筆者が宿泊したのは、ウランバートルから車で約1.5時間、テレルジ国立公園内にある「マイ モンゴリア エコ ゲル キャンプ (My Mongolia Eco Ger Camp)」。

緑の草原の中に等間隔で並んだゲルの景観は、まさに映画のワンシーンのようで必見です。

室内の様子

  • 広さ:約17㎡程度ですが大人3人でも余裕あり
  • ベッド完備(ツインまたはトリプル)
  • 床暖房あり:夜間でも室内は快適
  • 天井が高く開放感あり
  • 一部宿泊施設にはシャワー・トイレ完備

まるでホテルのような設備でありながら、草原の中でゲルに泊まる非日常感は格別です。

ゲル宿泊時に知っておきたい注意点5つ

快適とはいえ、モンゴルの自然の中で過ごすゲル滞在にはいくつか注意点があります。

1.トイレ・シャワーは慎重に使用しよう

水道水は絶対に飲まない
水質管理が不十分な地域もあり、飲用には不適切です。歯磨きもミネラルウォーターを使うのがベスト。

シャワーは時間とタイミングが重要
多くのゲルではお湯を小型タンクで加熱して供給しています。長時間使用するとお湯切れになることも。10分以内を目安に効率よく使うのがポイントです。

特に朝晩の冷え込みが厳しいモンゴルでは、お湯が出るのが結構重要です。混雑する時間帯を避けるのも一つの工夫です。

2.昼夜の寒暖差に対応する服装がカギ!

モンゴルでは夏でも日中は25℃以上、夜間は5℃以下と、10〜20℃の寒暖差があるのが普通。昼はTシャツでも汗ばむ陽気なのに、夜は防寒着がないと凍えて寝れないということも。

服装のコツは「重ね着」

・インナー:吸汗速乾素材のTシャツや長袖シャツ
・ミドルレイヤー:フリース、パーカーなど
・アウター:ダウンジャケットやウルトラライトダウン(ユニクロが人気)
・防寒用靴下やニット帽もあると夜は快適

特に春(4~5月)や秋(9~10月)の旅行では、防寒具は必須アイテム。予報より気温が下がることもあるので、少し多めに用意するのが安心です。

3.夏の草原=虫の楽園!?虫よけ対策は忘れずに

草原に囲まれたゲルでは、自然との距離が近くなる分、虫との接触も避けられません。特に夏場は蚊・ハエ・ブヨなどが増える時期。

準備したい虫よけグッズ

  • 虫除けスプレー(肌に優しいタイプ)
  • 虫よけリングやパッチ
  • 携帯用蚊取り線香や電池式ベープ
  • 長袖・長ズボン(肌を露出しないことが最大の防御)

ゲル内は比較的密閉性が高いため、ドアの開け閉めは素早く、なるべく虫が入らないように注意しましょう。

4.夜間の移動は安全第一

大自然の中にあるゲル施設では、街灯がほとんどないことも多く、夜は真っ暗闇になります。星空は感動的ですが、足元が見えないと転倒や迷子のリスクも。

こんな対策を

  • ヘッドライト手持ち懐中電灯(両手が使えるヘッドライトが特に便利)
  • スマホのライト機能をすぐ使えるようにしておく
  • 夜間に移動しなくても済むよう、必要なものは事前に準備(水、常備薬、洗面道具など)

また、トイレがゲル内ではなく、屋外にある施設も多いため、動きやすい服装や滑りにくい靴も重要です。

5.乾燥&静電気対策はマスト!

モンゴルの気候は非常に乾燥しており、標高も高いため、肌・喉・髪にダメージが出やすくなります。さらに、乾燥によって静電気も発生しやすい環境です。

持っておくと安心なアイテム

  • 保湿クリームやボディミルク(特にかかと・手・ひじ用)
  • リップクリーム(高保湿タイプがおすすめ)
  • フェイスパックやシートマスク(夜のケアに最適)
  • 加湿マスク(喉を守る)
  • 静電気防止スプレー

また、ゲルの金属部分(ドアの取っ手やストーブまわり)は静電気が「バチッ!」と来やすいので、触れる前に布などでガードすると◎。

ドラマ『VIVANT』で注目!ゲルブーム再来?

2023年に話題となったドラマ『VIVANT』では、モンゴルを舞台にしたストーリーが展開され、ゲルでの生活や風景も登場しました。主演の堺雅人演じる乃木が、ゲルで寝泊まりするシーンは記憶に新しい方も多いはずです。

2026年に続編が決定したこともあり、再び「モンゴル旅行」や「ゲル滞在」が注目されることが予想されます。

モンゴルを旅するなら、ゲル滞在はマスト!

雄大な草原の真ん中で目覚め、澄んだ空気の中でモンゴルの伝統に触れる──。
それがゲルでの滞在です。ホテルでは味わえない本物の体験を、ぜひモンゴルの大地で感じてみてください。

初めてでも安心な観光用ゲルは、快適で安全。旅の思い出をより深いものにしてくれること間違いなしです!

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