モンテネグロはアドリア海に面した美しい国で、観光地としても人気があります。
全体的に治安は良好で、安心して旅行できる国ですが、観光客を狙った軽犯罪やリスクが存在するため、事前に注意点を押さえておくことが大切です。
この記事では、夜間の治安、観光客が遭遇しやすい犯罪、危険エリア、具体的な防犯対策まで徹底解説します。
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夜間の治安と注意点

モンテネグロの夜の治安は比較的安定しています。首都ポドゴリツァやコトル、ブドヴァなどの主要都市では、夜間でも一人歩きが可能な場所が多く、観光客も比較的安心して行動できます。
ただし、観光リゾート地のブドヴァでは、夜遅くまで飲食店やナイトクラブが営業しており、酔客によるトラブルが発生することがあります。
特に女性の一人歩きは控えめにし、できるだけ複数人で行動するのが賢明です。また、タクシーを利用する際は、必ず正規の会社を選ぶようにしましょう。
注意すべきエリア・スポット
比較的安全なモンテネグロですが、注意が必要なエリアがいくつかあるのでご紹介いたします。
ブドヴァのナイトクラブ街

ブドヴァはリゾート地として有名ですが、ナイトクラブが集中するエリアでは、酔客によるトラブルやスリなどの軽犯罪が発生しやすくなります。
- 貴重品は必要最小限に
- 過度な飲酒は控えめに
- 女性の一人歩きは避け、複数人で行動
コトル旧市街

夏の観光シーズンには、多くの外国人観光客が訪れます。そのため、スリや置き引きなど観光客を狙った犯罪のリスクが高まります。
コトル旧市街では、日本人旅行者の被害も報告されているため、特に荷物の管理には注意が必要です。
観光客が遭いやすい犯罪
モンテネグロでは、観光客を狙った軽犯罪が最も多く報告されています。具体的には以下の通りです。
置き引き

カフェやレストラン、ビーチで荷物を置いたまま席を離れると、盗難に遭う可能性があります。
貴重品は常に身につけて、ビーチでは手元に置くか、ロッカーを利用しましょう。
ぼったくり・詐欺

治安の良いモンテネグロですが、観光地やタクシーで料金トラブルが起こる場合があります。
特に、非正規タクシーや個人営業の業者には注意が必要です。
レンタカー関連トラブル

レンタカー利用時には、返却時に架空の損傷を理由に修理代を請求されるトラブルが報告されています。
出発前に車体の傷を写真で記録し、契約内容・保険適用範囲を事前確認しましょう。
日本語対応可能な大手レンタカー会社を選択するのも良いでしょう。
被害に遭わないための防犯対策
モンテネグロ旅行を安全で快適に旅行するためのポイントをご紹介いたします。
貴重品の管理

パスポートや現金、クレジットカードなどの貴重品は、ホテルのセーフティボックス(金庫)に預けるのが基本です。
外出時は、必要最小限の現金とパスポートのコピーだけを持ち歩きましょう。
バッグは前で抱える・斜め掛けにする・ファスナーをしっかり閉めるなど、スリ防止策を徹底することが大切です。
夜間・人ごみでの注意

夜間はできるだけ一人歩きを避け、明るく人通りの多い道を選ぶようにしましょう。
特に観光地や駅周辺では、スリや置き引きの被害が多発しています。
また、声をかけてくる勧誘や客引きには安易に応じないように注意が必要です。
混雑したマーケットやイベント会場などでは、スマホや財布をポケットに入れたままにしないよう心がけましょう。
タクシー利用

タクシーを利用する際は、正規のタクシー会社を選ぶことが重要です。
乗車前に行き先と料金を確認し、できればメーターが作動しているかチェックしましょう。
最近では、BoltやUberなどの配車アプリも利用でき、料金が明確で安全性も高いためおすすめです。夜間や荷物が多いとき、知らない道を移動するときには、アプリ配車を活用すると安心です。
モンテネグロを安全に旅行しよう

モンテネグロは比較的治安の良い国ですが、観光客を狙った軽犯罪やトラブルは一定数存在します。夜間の一人歩きを避け、貴重品の管理を徹底し、信頼できるサービスを利用することで、安全で快適な旅行が可能です。
旅行前に防犯情報をしっかり確認し、楽しいモンテネグロ旅行を計画してください。
モンテネグロでトラブルに遭った際にどうする?

モンテネグロで万が一、犯罪の被害に遭った場合は焦らずに落ち着いて手続きを進めて行きましょう。
以下にて犯罪に巻き込まれた際に重要な連絡先などをご紹介いたします。
モンテネグロの緊急連絡先一覧
こちらがモンテネグロの旅行者向けの緊急連絡先情報です。
モンテネグロの緊急連絡先を表にまとめました👇
種類 | 電話番号 |
---|---|
警察 | 122 |
救急(アンビュランス) | 124 |
消防 | 123 |
モンテネグロに滞在中の日本人の方が緊急の支援を必要とする場合、最寄りの大使館である在セルビア日本国大使館への連絡が必要となります。
在セルビア日本国大使館へ相談
モンテネグロには日本の大使館は設置されていません。
在セルビア日本国大使館
・住所:Ulica Tresnjinog Cveta 13, 11070 Novi Beograd, Srbija
・電話番号(代表):+381-11-301-2800
トラブル時の旅行保険の活用
旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。
▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書
その他の対応策
地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。
クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を受けられる場合もあります。
海外旅行ではスマホが重要!

海外旅行中、思わぬトラブルに遭遇する可能性は誰にでもあります。パスポートや荷物の紛失、体調不良、道に迷ったりと、さまざまなリスクがつきものです。
そんなときに頼りになるのが、手元にあるスマートフォンです。旅行中の安全対策としてスマホを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。
緊急時の連絡手段としてスマホを活用
スマホがあれば、緊急連絡先にすぐに電話やメッセージを送ることができます。事前に以下の情報をスマホに保存しておくと安心です。
・現地の緊急番号
・日本大使館や領事館の連絡先
・旅行保険会社の緊急連絡先
さらに、無料の通話アプリ(例:LINEやWhatsApp)を活用すれば、Wi-Fi環境やモバイル環境さえあれば通信費を抑えつつ迅速な対応が可能です。
GPSで迷子知らず
初めての土地では、迷子になるリスクがあります。スマホの地図アプリ(Google MapsやApple Mapsなど)を活用すれば、現在地の確認や目的地への最短ルートを瞬時に検索可能です。
オフラインマップを事前にダウンロードしておけば、通信環境が悪い場所でも安心です。
翻訳アプリで言葉の壁を克服
海外旅行中、言語が通じず困る場面は意外と多いものです。翻訳アプリ(Google翻訳やiTranslateなど)を使えば、簡単な会話や文章をその場で翻訳できます。
カメラ翻訳機能を使えば、メニューや看板の文字もすぐに理解できるため、トラブルを未然に防げます。
情報収集と共有がスムーズ
現地での観光情報や交通手段、緊急ニュースなど、必要な情報はスマホで簡単に検索できます。また、トラブルが発生した際、家族や友人に状況を共有してアドバイスをもらうことも可能です。
特に、現地の公式アプリやサービスを事前にインストールしておくと便利です。
配車アプリで移動もスムーズ
最近は海外旅行の際の安全な移動手段として、タクシーではなく配車アプリを利用する旅行者が増加しています。目的地にピンを立てて正確に立てられたり、価格もアプリで事前に分かるといメリットもありますが、一番はドライバーの身元が確かという点でしょう。
海外旅行の際には目的地で利用されている配車アプリをチェックしましょう。
モバイル決済で安全な支払いを
最近は観光客でも使えるモバイル決済サービスを取り入れる国も増えてきています。
現金を持ち歩くリスクを減らすため、スマホを使ったモバイル決済(Apple Pay、Google Pay、PayPalなど)を活用しましょう。特にスリや盗難が多い地域では、現金を最小限にしてスマホで支払うのが安全です。
・海外旅行が決まったら通信環境の準備を
スマホは単なる便利なガジェットではなく、海外旅行中の安全を守る強力なツールです。出発前には、現地のSIMカードやeSIMを用意して通信環境を整え、必要なアプリをインストールしておきましょう。スマホを上手に活用すれば、トラブルを最小限に抑えつつ、安心して旅行を楽しむことができます!
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