ミュンヘン観光完全ガイド|伝統とモダンが融合するバイエルン州の州都【ドイツ旅行】

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ドイツ南部・バイエルン州の州都であるミュンヘン(München)は、豊かな歴史と文化、そして活気あふれる雰囲気を楽しめる人気都市です。

世界的に有名な「オクトーバーフェスト」をはじめ、壮麗な宮殿、美しい公園、活気あるビアホールまで、多彩な魅力が詰まっています。

中世の面影が残る旧市街と、最先端の芸術や科学を誇る近代都市としての顔を併せ持ち、ドイツ観光では欠かせないスポットです。

交通アクセス

  • 空港から市内:ミュンヘン国際空港からSバーン(電車)で約40分
  • 市内交通:Uバーン(地下鉄)、Sバーン(近郊列車)、トラム、バスが整備されており観光に便利です。

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ミュンヘンで必見の観光スポット

ミュンヘン旅行で特にオススメの観光スポットをご紹介します。街を散策しながら是非近くに行った際には行ってみてください。

1.マリエン広場 (Marienplatz)

ミュンヘン観光の中心地であり、街歩きの出発点として欠かせないのがマリエン広場です。1158年に設けられて以来、長きにわたり市民生活やイベントの舞台となってきました。現在も、観光客や地元の人々が集う活気ある広場として賑わっています。

広場の中央には、聖母マリア像が立つ「マリエン柱(Mariensäule)」がそびえ、街の名前の由来にもなっています。この像は17世紀にバイエルンを戦火から守ったことを記念して建てられたもので、ミュンヘン市民の象徴的存在です。

主な見どころ

  • 新市庁舎(Neues Rathaus)
    ネオゴシック様式の壮大な建築物で、マリエン広場のシンボル。塔の高さは約85mあり、展望台からはミュンヘン市街やアルプスの山並みを一望できます。
    特に有名なのが仕掛け時計「グロッケンシュピール(Glockenspiel)」。毎日11時(夏季は12時と17時にも)に、32体の人形が中世の結婚式やお祭りの場面を再現し、観光客を魅了します。
  • 旧市庁舎(Altes Rathaus)
    広場の東側に建つ白壁のゴシック建築。現在はおもちゃ博物館として利用されており、家族連れにも人気です。
  • マリエン柱(Mariensäule)
    広場中央にそびえる黄金のマリア像。17世紀に建てられ、平和と守護の象徴とされています。

基本情報

  • 所在地:Marienplatz, 80331 München
  • アクセス:Sバーン・Uバーン「Marienplatz」駅直結
  • おすすめ滞在時間:30分〜1時間(周辺観光含めて半日以上楽しめる)

2. ニンフェンブルク宮殿 (Schloss Nymphenburg)

17世紀に建てられたバイエルン王家の夏の離宮で、ミュンヘンを代表する壮麗な宮殿です。バロック様式で始まり、その後ロココや新古典主義の要素も加わったため、内部は多彩な建築美と装飾を楽しめます。

特に「大広間(Steinerner Saal)」は、天井画と金色の装飾が施された豪華な空間で圧巻。宮殿内部には、王族の肖像画や美術品のほか、**美人画ギャラリー(Schönheitengalerie)**では19世紀のバイエルン宮廷画家シュティーラーによる「美しい女性たち」の肖像画が展示され、訪れる人々を魅了します。

敷地内も楽しもう

敷地内には広大な庭園(Nymphenburger Park)が広がり、四季折々の自然とともに小さな館(アマリエンブルク、バーデンブルクなど)も点在。これらの離宮は、ロココ様式の狩猟館や浴場として造られ、それぞれ異なるテーマを持つ建築と装飾を鑑賞できます。

さらに敷地内にはカロッサ博物館(Marstallmuseum)が併設されており、バイエルン王家が使用した豪華な馬車やソリを見ることができ、ヨーロッパ宮廷文化の華やかさを体感できます。

基本情報

所要時間:2〜3時間程度
所在地:Schloss Nymphenburg 1, 80638 München, Germany
アクセス:ミュンヘン中央駅からトラム17番で約15分、「Schloss Nymphenburg」下車すぐ
開館時間:宮殿:4月〜10月 9:00〜18:00/11月〜3月 10:00〜16:00
休館日:1月1日、12月24日・25日・31日
入場料:宮殿+庭園の離宮+博物館共通チケット 約15€(季節により変動あり)

3. 英国庭園 (Englischer Garten)

英国庭園(Englischer Garten)は、1789年に造園が始まった世界最大級の都市公園で、ニューヨークのセントラルパークよりも広大な面積を誇ります。市民や観光客に愛される憩いの場であり、ミュンヘン観光では外せない名所のひとつです。

園内には、四季折々の自然が広がり、広大な芝生や木陰でのんびりと過ごすことができます。サイクリングやジョギング、散策などアクティブな楽しみ方もできる一方、ゆったりとピクニックを楽しむ人々の姿も見られます。

特に有名なのは、アイスバッハ川(Eisbach)での人工波サーフィン。市街地のど真ん中でウェットスーツ姿のサーファーが波に乗る光景は、世界的にもユニークで観光客に大人気のスポットです。

園内のビアガーデンを楽しもう

園内には複数のビアガーデンが点在し、代表的な「中国塔(Chinesischer Turm)ビアガーデン」では、地元のビールやソーセージ、プレッツェルを自然の中で味わうことができます。

夏の夕暮れ時は特に賑わい、音楽の演奏が行われることもあり、ドイツらしい雰囲気を存分に楽しめます。

基本情報

  • 名称:英国庭園(Englischer Garten)
  • 所在地:80538 München, ドイツ
  • アクセス:地下鉄(U-Bahn)U3・U6「Universität」駅から徒歩約5分
  • 開園時間:終日開放
  • 入園料:無料

4. レジデンツ宮殿 (Residenz München)

ミュンヘン旧市街の中心部にあるレジデンツ宮殿は、バイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の居城として16世紀から20世紀初頭まで使用された、ヨーロッパでも最大級の市街宮殿です。ルネサンス、バロック、ロココ、ネオクラシックといった様々な建築様式が融合しており、その壮大なスケールと豪華な装飾は圧巻です。

内部には130以上の部屋と10の中庭があり、王家の栄華を感じさせる展示が充実しています。中でも特に有名なのが、全長66メートルにおよぶ壮麗なアンティクヴァリウム(Antiquarium)。ルネサンス様式の大広間には、古代彫刻や壁画、天井装飾が施され、息をのむほどの美しさです。

ヨーロッパ屈指のコレクション必見

また、宝物館(Residenz Schatzkammer)では、王冠や宝石、金銀細工、聖遺物など約1,250点もの貴重な品々が展示されており、ヨーロッパ屈指のコレクションを鑑賞できます。

さらに、王族の生活を垣間見られる王の居室や舞踏の間も公開されており、豪華な調度品や芸術作品が並んでいます。

基本情報

  • 名称:レジデンツ宮殿 (Residenz München)
  • 所在地:Residenzstraße 1, 80333 München, ドイツ
  • アクセス:地下鉄U3/U6「Odeonsplatz」駅から徒歩約3分
  • 営業時間:9:00~18:00(冬季は17:00まで)
  • 休館日:1月1日、12月24日・25日・31日
  • 入場料:宮殿、宝物館、劇場はそれぞれ有料(共通チケットあり)

5. フラウエン教会 (Frauenkirche)

ミュンヘンの中心部にそびえるフラウエン教会(Frauenkirche)は、15世紀に完成したゴシック建築の大聖堂で、市の象徴的存在です。特に目を引くのは、赤レンガ造りの2本の玉ねぎ型の塔(Dom Towers)。高さ約99メートルで、ミュンヘンのスカイラインに堂々と立ち、市内どこからでもその姿を見ることができます。

教会内部は荘厳なゴシック様式で、幅広い身廊と高い天井が印象的です。ステンドグラスから差し込む光が、静謐で神聖な雰囲気を演出します。内部には歴代の司教やバイエルン王家の墓所もあり、歴史的価値が高いスポットです。

塔の展望台は必見

塔の展望台からは、ミュンヘン市街全体やアルプス山脈まで見渡すことができ、天気の良い日には絶景のパノラマを楽しめます。観光客に人気の写真スポットでもあり、塔への登頂はぜひ体験したいアクティビティです。

また、教会周辺は旧市街の中心に位置しており、ショッピングストリートやカフェ、マリエン広場まで徒歩圏内。観光の拠点としても非常に便利です。

基本情報

  • 名称:フラウエン教会 (Frauenkirche)
  • 所在地:Frauenplatz 12, 80331 München, ドイツ
  • アクセス:地下鉄U3/U6「Marienplatz」駅から徒歩約5分
  • 開館時間:月~土 9:00~18:00、日祝 13:00~18:00(塔の登頂は9:00~17:00)
  • 入場料:教会内無料、塔の展望台は有料

6. BMW博物館 & BMWワールド

BMW博物館は、ミュンヘンの自動車文化を象徴するスポットで、BMWの歴史と革新技術を間近で体験できる展示施設です。

館内では、創業から現在までの歴代モデルが年代順に展示されており、ヴィンテージカーやクラシックバイク、コンセプトカーなど、多彩なコレクションを楽しめます。自動車ファンだけでなく、デザインや工学に興味がある人にもおすすめです。

展示はテーマ別に構成されており、「モータースポーツ」「未来のモビリティ」「デザインとアート」など、BMWが追求してきた技術革新や美意識を体感できます。また、インタラクティブなデジタル展示やVR体験もあり、子どもから大人まで楽しめる内容です。

色々楽しめる!

隣接するBMWワールドは、展示車両の近くまで行って実際に触れることができる体験型施設です。最新モデルの試乗体験や、オリジナルグッズの購入、カフェでの休憩も可能で、家族連れやカップルでも楽しめます。建物自体も未来的なデザインで、写真スポットとしても人気です。

基本情報

  • 名称:BMW博物館 (BMW Museum) / BMWワールド (BMW Welt)
  • 所在地:Am Olympiapark 2, 80809 München, ドイツ
  • アクセス:地下鉄U3「Olympiazentrum」駅から徒歩約5分
  • 開館時間:BMW博物館 10:00~18:00、BMWワールド 9:00~18:00
  • 入場料:BMW博物館 大人10ユーロ程度、学生・子ども割引あり/BMWワールド 無料

ミュンヘンのグルメ体験

ミュンヘンを訪れるなら外せないのがビール文化。ドイツ最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」の本拠地でもあり、街中には伝統的なビアホールやビアガーデンが点在しています。

特にホフブロイハウス(Hofbräuhaus)は、16世紀創業の老舗で、観光客はもちろん地元の人々にも愛されるスポット。大きなジョッキに注がれるビールと、民族音楽の生演奏が織りなす雰囲気は、まさに“ミュンヘンならでは”の体験です。

おすすめグルメ

  • 白ソーセージ(Weißwurst)
    ミュンヘン名物の白ソーセージは、仔牛と豚肉にハーブを混ぜた繊細な味わい。伝統的に午前中に食べるのが習わしで、甘めのマスタードとプレッツェルを添えていただきます。皮を剥いて食べるのが本場流。
  • プレッツェル(Brezn)
    ビールのお供といえばこれ!カリッと香ばしい外側と、もっちりした内側の食感のコントラストがクセになります。大きなサイズはシェアして楽しむのもおすすめ。
  • シュヴァイネハクセ(Schweinshaxe)
    豪快に焼き上げた豚のすね肉料理。外はカリカリ、中はジューシーで、ビールとの相性は抜群。ビアホールで出てくるサイズはボリューム満点なので、シェアしながら味わうのも良いでしょう。
  • オーバーツダ(Obatzda)
    カマンベールチーズをベースにバターやパプリカで味付けしたバイエルン地方のディップ。パンやプレッツェルと一緒に食べればビールがさらに進みます。
  • アプフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel)
    デザートにはリンゴを使った伝統的なパイを。シナモンの香りとバニラソースが絶妙で、食後のコーヒータイムにもぴったりです。

グルメ体験の楽しみ方

  • 午前中はカフェや伝統食堂で白ソーセージを味わい
  • ランチやディナーはビアホールで豪快な肉料理とビールを堪能
  • カフェ巡りでデザートやペイストリーもチェック

ミュンヘンでは一日を通して“食とビール”を満喫できるのが魅力です。

ミュンヘン旅行を満喫しよう

ミュンヘンは、歴史ある街並みとモダンな都市文化が融合する魅力あふれる街です。
オクトーバーフェストをはじめとしたイベント、宮殿や教会などの歴史的建造物、自然豊かな公園、そしてグルメ体験まで、訪れる人を飽きさせません。

バイエルン州の中心として、周辺のノイシュヴァンシュタイン城やアルプス観光の拠点にもなっているため、ドイツ旅行では必ず訪れたい都市のひとつです。

ミュンヘン旅行のベストシーズン

  • 春(4月〜6月):公園散策に最適、過ごしやすい気候
  • 秋(9月〜10月):オクトーバーフェストで大盛り上がり
  • 冬(12月):クリスマスマーケットが幻想的

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