南米のほぼ中央に位置するパラグアイは、日本とは真逆の季節を持つ国。
気候は地域によって異なりますが、首都アスンシオンを中心とする中部〜南部は 亜熱帯湿潤気候、北部は 熱帯サバナ気候に属しています。
年間を通して比較的気温は高めですが、雨季と乾季の違いがはっきりと感じられるのが特徴です。
ここでは、パラグアイ旅行を計画する人のために「季節ごとの特徴・気温・服装の目安」をわかりやすくまとめました。
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季節ごとの特徴とおすすめの服装
パラグアイの季節ごとの特徴と服装にてついてご紹介します。
春(9月〜10月)のパラグアイ

パラグアイの春は、日中は温暖で快適、20〜30℃前後まで上昇します。朝晩は15℃程度まで冷え込むこともあるため、寒暖差に注意が必要です。
この時期は比較的乾燥しており、湿度は控えめ。雨は少なく、突然のスコールも稀ですが、午後に通り雨が降ることもあります。春のアスンシオンは、青空が広がる日が多く、街歩きや観光に最適なシーズンです。
▶ アスンシオンの9〜10月(春)の平均気温と降水量
月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 平均降水量 |
---|---|---|---|
9月 | 27℃ | 15℃ | 80mm |
10月 | 28℃ | 17℃ | 100mm |
※降水量は月平均値。実際は地域や年によって多少の変動があります。
服装のポイント
重ね着が基本:薄手の長袖シャツやブラウスをベースに、軽めのジャケットやカーディガンを羽織ると、日中と朝晩の温度差に対応できます。
日差し対策:日中は日差しが強く、紫外線も徐々に増えてきます。帽子やサングラス、日焼け止めを忘れずに持参しましょう。
足元:街歩きや観光が中心なら、歩きやすいスニーカーや軽めのブーツがおすすめ。舗装の悪い道や広場も安心です。
春に楽しめるアクティビティ
- アスンシオン旧市街の街歩きやカフェ巡り
- パルケ・ロペスや独立記念広場での散策
- 農村地域での文化体験や地元マーケット訪問
- 川沿い散策や自然公園での軽いハイキング
春は「観光や街歩きに最適なシーズン」で、気温も快適、湿度も低め。服装の調整や日差し・雨対策を押さえれば、屋外アクティビティを心地よく楽しむことができます。
夏のパラグアイ(11月〜3月)

日中は30℃を超える日が多く、真夏(12〜1月)は35〜40℃に達することもあり、湿度が非常に高く、蒸し暑さが強い時期です。
午後から夕方にかけては短時間の激しいスコールが発生することもあり、屋外観光には注意が必要。夜間も気温は20〜25℃程度で、比較的温暖ですが湿度が高く寝苦しい日もあります。
▶ アスンシオンの11〜3月(夏)の平均気温と降水量
月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 平均降水量 |
---|---|---|---|
11月 | 32℃ | 21℃ | 140 mm |
12月 | 34℃ | 22℃ | 180 mm |
1月 | 35℃ | 22℃ | 190 mm |
2月 | 34℃ | 22℃ | 170 mm |
3月 | 32℃ | 21℃ | 150 mm |
服装のポイント
涼しい服を用意:通気性の良いコットンやリネン素材の半袖Tシャツ・シャツが必須。短パンや軽めのスカートなど、涼しく動きやすい服装がおすすめ。
日差し対策:日中は日差しが強く、紫外線も徐々に増えてきます。帽子やサングラス、日焼け止めを忘れずに持参しましょう。
足元:街歩きや観光が中心なら、通気性のよいサンダルやスニーカーを選び、長時間歩いても快適に。
夏のおすすめの過ごし方
- 屋内観光、ショッピングモールや博物館、カフェ巡りが快適。
- プールやリゾート滞在、涼しい日陰での観光がおすすめ。
- 水分補給をこまめに行い、熱中症対策も忘れずに。
夏のアスンシオンは高温多湿で、日中は30℃以上に達し、午後はスコールが発生することもあります。通気性の良い服装や日差し・雨対策をしっかり整え、屋内観光やリゾート滞在を中心に過ごすのが快適です。
秋のパラグアイ(4月〜5月)

日中は25〜30℃と過ごしやすく、夜間は15〜20℃まで下がり涼しさを感じることがあります。湿度も控えめで、雨は少なく乾燥した日が多いため、屋外観光や街歩きに非常に適した季節です。
朝晩の気温差があるので、軽く羽織れる服装があると快適に過ごせます。日差しは夏ほど強くはありませんが、紫外線対策は引き続き必要です。
▶ アスンシオンの4〜5月(秋)の平均気温と降水量
月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 平均降水量 |
---|---|---|---|
4月 | 30℃ | 18℃ | 120 mm |
5月 | 27℃ | 16℃ | 80 mm |
服装のポイント
- 通気性の良い長袖シャツやTシャツ:日中の暖かさに対応
- カーディガンや軽めのジャケット:朝晩の冷え込み対策
- 足元:スニーカーや軽めのブーツで街歩きも快適
- 日差し対策:帽子やサングラス、日焼け止めは必須
- 雨対策:急な雨に備え、折りたたみ傘や軽量のレインコートを用意
秋のおすすめの過ごし方
- 街歩きや旧市街観光:穏やかな気候でゆったりと散策可能
- 遺跡や文化施設巡り:快適な気温で長時間の観光も安心
- 自然公園や農村地域の散策:乾燥しているので虫も少なく、アウトドアアクティビティに最適
- カフェ巡りやマーケット散策:昼間の日差しを避けつつ、地元文化に触れられる
秋のアスンシオンは、暑すぎず寒すぎない快適な気候で、屋外・屋内問わず幅広い観光を楽しめます。街歩きや自然散策、文化体験を組み合わせるのに最適な季節です。
冬のパラグアイ(6月〜8月)

冬のアスンシオンは、日中の気温が15〜20℃程度と穏やかで過ごしやすく、夜間は10℃前後まで下がることがあります。
湿度は低めで乾燥した天気が続きますが、朝晩は冷え込むことがあるため、防寒対策が重要です。晴れの日が多く、雨も少ないので観光には適していますが、寒暖差に注意が必要です。
▶ アスンシオンの6〜8月(冬)の平均気温と降水量
月 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 平均降水量 |
---|---|---|---|
6月 | 20℃ | 10℃ | 50 mm |
7月 | 22℃ | 10℃ | 40 mm |
8月 | 24℃ | 12℃ | 60 mm |
服装のポイント
- 長袖シャツやブラウス:日中の暖かさに対応
- セーター、カーディガン、ジャケット:朝晩の冷え込み対策に必須
- コートやフリース:寒さが苦手な方や夜間の外出用
- 足元:暖かい靴やブーツで快適に
- 日差し対策:冬でも日差しがあるため、帽子やサングラスもあると便利
- 乾燥対策:保湿クリームやリップクリームで肌を守る
冬のおすすめの過ごし方
- 街歩きや旧市街散策:乾燥して快適な気候でゆったり観光
- 文化施設・博物館巡り:日中の穏やかな気温で長時間滞在可能
- 自然公園や河川沿いの散策:涼しく過ごしやすいのでハイキングに最適
- カフェやマーケットでのんびり:乾燥した日差しの下でのんびり地元文化を体験
冬のアスンシオンは、涼しく乾燥した気候で観光に適しており、朝晩の冷え込みに対応できる服装を用意すれば、快適に街歩きや自然散策を楽しめるベストシーズンのひとつです。
パラグアイ旅行のベストシーズン

パラグアイのベストシーズンは4月〜6月、7月〜8月です。
この時期は日中の気温が25℃前後で快適、湿度も低めで過ごしやすく、屋外での活動に最適です。朝晩は少し冷え込むことがありますが、薄手の上着やカーディガンで調整可能です。
観光のメリット
雨が少なく、街歩きや遺跡・自然公園の散策にぴったり。アスンシオンの旧市街や歴史的建造物の観光も快適に楽しめます。
長距離移動やバス旅行も、道路状況が安定しているため安心です。
避けたい時期:12月〜2月(真夏)
この時期は日中の気温が35〜40℃近くに達し、湿度も非常に高いため、体感温度はさらに厳しくなります。
午後から夕方にかけて短時間の激しいスコールが頻繁に発生し、観光スケジュールが乱れやすいのも特徴です。夜間も20〜25℃と温暖ですが、湿度が高いため寝苦しく感じることがあります。
また、年末年始は地元の休暇シーズンにあたり、航空券やホテル料金が高騰する傾向があります。観光施設も混雑するため、オススメできません。
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