パプアニューギニア(PNG)の玄関口であるポートモレスビー。
政府機関、各国大使館、主要空港が集中する中心都市である一方、治安の悪さは世界的にも知られ、旅行者が特に警戒すべき都市です。
この記事では、ポートモレスビーで起こりやすい犯罪や、地域別の治安傾向、安全に滞在できるおすすめエリア・ホテルなどをご紹介します。
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ポートモレスビーの治安危険度はパプア国内で最悪レベル

ポートモレスビーは 武装犯罪の発生率が高く、組織犯罪が強い影響力を持つ都市 として知られています。
旅行者が気を付けるべきよくある犯罪
観光客の方も以下のような犯罪が多いので、トラブルに巻き込まれないように気を付けましょう。
武装強盗(Gun-point robbery)
銃や刃物を使った強盗が、市内や郊外問わず多発。
昼間でも外国人が狙われるケースがあるため注意が必要。
観光客を狙ったスリ・ひったくり
ショッピングセンター前、マーケット周辺、混雑したバス停などで多発。
複数人で囲む手口が一般的。
ATM周辺での襲撃
出金直後に後をつけられる「フォロー型」が特に多い。
現地在住者でも極力ATMは利用しません。
タクシー強盗(乗車中の襲撃)
非公式タクシーの危険性は非常に高く、
運転手と共犯グループにより強盗に遭うケースが多数報告されています。
夜間の外出は危険度MAX
日没後の外出は基本的に禁止レベルと考えるべき。
犯罪の発生率が急増し、現地企業や国際機関職員ですら夜間は外に出ません。
ギャングの存在と治安
ポートモレスビーでは複数のギャングが活動しており、市内の治安悪化の大きな原因となっています。
これらの組織が支配するエリアは、旅行者が単独で足を踏み入れるべきではありません。
旅行者が行きやすい比較的なん全な場所

以下は外国人居住者が多く、警備が整っているため比較的安全なエリアです。
ワイガニ(Waigani)
政府機関やオフィスが集まる地域。
高級ホテル・ショッピングモールがあり、セキュリティレベルが高い。
ボロコ(Boroko)
大使館・商業施設があるエリア。
警備が常駐するモールが多く、旅行者も利用しやすい。
エラ・ビーチ〜エラビタ(Ela Beach / Ela Vista)
再開発が進む沿岸エリア。
比較的安全で、警察の巡回も多め。
旅行者が避けるべき危険なエリア

現地在住者でも不用意に行かない地域。
キラキラ(Kila Kila)
ギャング勢力圏。ひったくり・暴行案件が多い。
フリータウン(Freetown)・ホラタ(Hohola)周辺
貧困地域が多く、強盗率が非常に高い。
サババラ(Sababala)
車両強盗が多発。
旅行者は 基本的にホテルの警備が行き届いたエリア+公式ツアーのみで行動しましょう。
ポートモレスビーで安全に滞在するためのホテル選び
治安が悪い都市では、ホテルのセキュリティ品質が旅行の安全を大きく左右します。
以下は、外務省職員や国際機関スタッフも利用する、安心度の高い宿泊先。
Airways Hotel(エアウェイズホテル)

空港近くにあるパプアニューギニアの最高級ホテル。
- 敷地全体が高い塀で囲まれ、検問ゲートあり
- 警備員常駐
- 高品質レストラン・スポーツクラブ・プール完備
パプアニューギニアにある最も安全で快適に過ごせるホテル。
The Stanley Hotel & Suitesザ・スタンレーホテル

大型ショッピングモールに直結し、外出のリスクが最小限。
- セキュリティレベルが高い
- モールから出ずに飲食や買い物が可能
- 各国大使館エリアに近い
大型ショッピングモールに直結しているので便利!初めての渡航に最適。
Hilton Port Moresbyヒルトン ポートモレスビー

国際基準のホテルのヒルトンは安全なのでオススメです。
- 厳重なセキュリティチェック
- レストラン・プール・ジム完備
- 清潔で設備が整っている
パプアニューギニアの国際会議でも利用される定番ホテル。
ポートモレスビー旅行の際の移動・外出の安全対策

ホテル手配の送迎を利用する(必須)
一般タクシーは非常に危険です。強盗や誘拐まがいの事件が多く、移動は「ホテル専用車」または「身元の確かな運転手のみ」。
夜間外出は控える
現地在住の欧米人も「日没後は外に出ない」が常識なので夜間外出は控える方が良いでしょう。
歩行移動は避ける
昼間でもポートモレスビーは徒歩移動は危険。ショッピングモール間の移動ですら車推奨。
マーケット(市場)に近づかない
ローカルマーケットは盗難・強盗・暴力事件が多く、旅行者は絶対に単独で行かないこと。
パプアニューギニアでトラブルに遭った際にどうする?

パプアニューギニアで万が一、犯罪の被害に遭った場合は焦らずに落ち着いて手続きを進めて行きましょう。
以下にて犯罪に巻き込まれた際に重要な連絡先などをご紹介いたします。
パプアニューギニアの緊急連絡先一覧
| 用途 | 通話先番号 |
|---|---|
| 警察・救急(消防含む) | 999 |
| モバイルからの世界緊急通報 | 112 |
| 医療関連総合案内 | 16000 |
在パプアニューギニア日本国大使館へ相談
パプアニューギニアでトラブルがあった場合には、パプアニューギニア日本国大使館への連絡・相談が必要となり、大使館では、下記のようなサポートを受けることが可能です。
・帰国のための渡航書の発給:盗難や紛失によりパスポートが手元にない場合、総領事館にて「帰国のための渡航書」を発行してもらうことができます。この渡航書は日本への一時帰国に限り有効です。申請には、現地警察の「盗難証明書」が必要になるので、必ず警察署で届け出を行いましょう。
・現地情報や助言:必要に応じて、被害後の行動について適切なアドバイスを受けることができます。
在パプアニューギニア日本国大使館
・住所:3 Cuthbertson St, Port Moresby National Capital District, パプアニューギニア
・電話番号(代表):+6753211800
トラブル時の旅行保険の活用
旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。
▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書
その他の対応策
地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。
クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を受けられる場合もあります。
ポートモレスビーではホテル選び+移動手段で安全性が決まる

ポートモレスビーは「武装強盗」「ATM襲撃」「タクシー強盗」「ギャングの存在」が理由で、パプアニューギニア内でも治安が最も悪い都市です。
しかし、安全なエリアの高級ホテルに滞在し、外出を最小限にし、信頼できる送迎を使えば、比較的安心して過ごせます。
初めて訪れるならホテル選びが重要です!
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