南太平洋に浮かぶ神秘の島、イースター島(Rapa Nui)。世界中の旅行者がその独特な文化と巨大な石像「モアイ像」を目当てに訪れる観光地です。しかし、チリ本土から約3,700kmも離れた孤島だけに、訪れる前に知っておきたいポイントがいくつかあります。
この記事では、イースター島へのアクセス方法やおすすめの観光スポット、宿泊情報、モアイ像を効率よく巡るコツまで、チリ旅行でイースター島を訪れる際に役立つ情報を徹底解説します。
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イースター島に行く際の注意点
まずは、イースター島に行く際の注意事項から解説いたします。押さえておかないと困ることがあると思いますので、以下のポイントはしっかりと覚えておきましょう。
島に入る前の申請が必要

入島前にオンラインフォームの入力が必須。こちらは空港で申請できますが、フライト情報や宿泊先の入力が必要になるので事前に準備が必要。
入島チケットが必須

モアイ像スポットのほとんどは、公式チケットとガイドの同行が必須です。チケットは外国人料金で 72,000CLP(約80ドル/11,500円)。
購入後メールで届くQRコードを提示して入場します。有効期限は10日間となります。
ガイドが必須
ツアー参加、公式サイトから直接依頼、または現地で探す方法があります。料金の目安は以下のイメージです。
- ツアー参加:半日・1日ツアーで手軽。
- 公式サイトから直接依頼:1日ツアー(1〜2名)で約360ドル。
- 現地で探す:地元のガイドと直接交渉可能。
イースター島の島内移動手段
イースター島に到着後にイースター島の島内移動手段をどうすればいいのか迷うという方もいると思いますので、簡単にご紹介します。
1. レンタカー

国際運転免許証が必要ですが、レンタカー島内観光で最も自由度が高く便利。
料金は1日あたり約50〜80ドル程度(車種や季節で変動)。
島の道路は舗装されている部分が多いですが、観光地の一部は砂利道なので運転に注意。
2. レンタルバイク

こちらも普通自動二輪の国際運転免許証が必要ですが、2人乗りできるスクーターもあり、手軽に観光スポットを巡れます。
レンタル費用は1日約20〜30ドル。交通量は少ないが、天候や道路状況に注意が必要です。
3. レンタル自転車

島の中心部ハンガロア村周辺は自転車で十分移動可能なので、自然を感じながらゆっくり観光したい人におすすめ。
レンタルは半日〜1日で約10〜15ドル。島全体を自転車で回るにはかなり体力が必要です。
借りられる場所はいくつかありますが、ホテルのフロントで聞いてみると近くで借りられる場所を教えてくれるでしょう。
タクシーサービスも一応ある
島内には少数ながらタクシーも存在し、短距離移動や観光スポット間の移動に便利。料金は距離に応じて交渉が必要です。
旅行者向けの移動のポイント
島内は信号がほとんどなく、道路もシンプル。レンタカーやバイクでの移動が最も自由でおすすめ。
観光スポットは地図上で離れているため、自転車のみだと1日で全部回るのは難しいので数日に分けて楽しむのはあり。
ツアーを利用すると、モアイ像の歴史や文化を詳しく学びながら効率よく回れる。
イースター島のおすすめ宿泊施設 3選
イースター島のオススメ宿泊施設をご紹介します。自分の移動手段に応じて宿泊施設も検討してみると良いでしょう。
1. Explora Rapa Nuiエクスプローラ・ラパヌイ

チリの高級エコロッジブランドが運営するラグジュアリーリゾート。全室オーシャンビューで、島の自然や文化に没入できるオールインクルーシブスタイル。
おすすめ
オールインクルーシブプランなら、滞在中のアクティビティ(考古学ツアー、トレッキング、シュノーケリングなど)が全て含まれており、アクティブに過ごしたい人に最適。グルメな食事も高評価。
ハンガロア村から車で約15分。静かな海岸沿いにあり、プライベート感抜群。
2. Nayara Hangaroaナヤラ・ハンガロア

ナヤラグループが運営する高級ホテル。島の文化や自然を尊重したデザインで、伝統的なラパヌイ建築様式を取り入れている。
おすすめ
スパ、プール、レストラン完備。贅沢にくつろぎたいカップルやハネムーン利用に人気。サステナブルな運営にも注力している。
イースター島唯一の町、ハンガロア中心部から徒歩圏内。観光・食事・買い物に便利。
3. Hare Nua Hotel Boutiqueハレヌア・ホテル・ブティック

家庭的な雰囲気とおしゃれなインテリアで人気のブティックホテル。部屋数が少なく、落ち着いた滞在が可能。
おすすめ
親切なスタッフと温かいおもてなしが評判。朝食に地元のフルーツやオーガニック食材を提供しており、女性旅行者や少人数グループにおすすめ。
ハンガロア村の中心に位置し、港やレストランまで徒歩ですぐ。利便性◎。
イースター島おすすめスポット5選
イースター島を訪れた際に見ておきたいスポットをご紹介します。
1 ラノ・ララクRano Rarak

イースター島の東部に位置する火山で、かつてモアイ像が切り出された石切り場。約400体ものモアイが未完成のまま残されており、島の歴史や文化を象徴する場所です。世界遺産「ラパ・ヌイ国立公園」の一部として保護されています。
おすすめ
モアイ像が製造されていた過程を間近で見学できる貴重なスポット。切りかけの巨大モアイや、地中に半分埋まったモアイなど、他では見られない独特の景観が楽しめます。モアイの「生まれ故郷」として必見。
午後訪れると、西日がモアイの表情を美しく照らし、写真撮影に最適。近くにはトンガリキがあるので、セットで観光すると効率的です。
2 アフ・トンガリキAhu Tongariki

イースター島を代表する最大級の祭壇遺跡で、全長約100mのアフ(祭壇)の上に15体のモアイが立ち並びます。かつて津波で倒壊しましたが、日本企業の協力で修復され、現在は圧巻の姿を見せています。
おすすめ
15体のモアイが一直線に並ぶ姿は、イースター島観光のハイライト。特に朝日が昇る時間帯は、モアイのシルエットと朝焼けが織りなす幻想的な光景を楽しめます。写真映え間違いなしの絶景スポット。
日中は観光客が多いため、早朝の訪問がおすすめ。近くの「ラノ・ララク(石切り場)」とあわせて訪れよう。
3. アフ・タハイAhu Tahai

ハンガロア村から徒歩でアクセスできる便利な遺跡群。3つのアフ(祭壇)に複数のモアイが立ち、観光の合間に気軽に立ち寄れるスポットです。海岸沿いに位置し、太平洋を背景にしたモアイの姿が印象的。
おすすめ
夕日の名所として特に人気で、沈みゆく太陽とモアイがシルエットになった光景は幻想的。日没後は満天の星空とモアイのコラボレーションが楽しめ、ロマンチックな雰囲気を味わえます。
村から歩いて行けるため、ツアーに参加せずとも自由に訪問可能。ピクニック気分で夕暮れを待ちながら、のんびりと時間を過ごすのもおすすめです。
観光客が少ない穴場。ピンク色の砂浜と静かな雰囲気が魅力。
4. アナ・カケンガAna Kakenga

「二つの窓」の名で知られる溶岩洞窟。洞窟の奥へ進むと、海に面した2つの大きな窓のような開口部が現れ、そこから太平洋の大海原を一望できます。かつては戦時の避難所としても利用されていたと伝えられています。
おすすめ
夕日が洞窟の窓から差し込む光景は圧巻。観光客にはサンセットスポットとして特に人気があり、幻想的な景色とともに特別なひとときを体験できます。
狭いところが苦手な人には不向き。懐中電灯やスマホのライトを持参すると安心して探索できます。
5. アナケナビーチPlaya de Anakena

イースター島で数少ない白砂の天然ビーチ。透き通る青い海とヤシの木が南国の雰囲気を演出し、観光やリラックスに人気のスポットです。ビーチの背後には「アフ・ナウナウ(Ahu Nau Nau)」と呼ばれる、保存状態の良いモアイ像が立ち並んでいます。
おすすめ
モアイ観光とビーチリゾート体験を同時に楽しめる贅沢な場所。水遊びや日光浴はもちろん、青空とモアイを一緒に写真に収めることができる絶好の撮影スポットです。
夏場は日差しが強いため、日焼け止めや帽子は必須。海水浴の際は波の状況に注意し、安全を確認してから楽しみましょう。
イースター島旅行を楽しもう

イースター島は世界的にも貴重な文化遺産と自然景観が魅力の孤島です。モアイ像をはじめとした歴史的な見どころを効率よく巡るには、ハンガロア村を拠点にレンタカーやツアーを活用するのがおすすめです。
また、宿泊や飲食施設、現地での移動手段も事前に確認しておくと安心です。アクセスや観光の注意点を押さえておけば、初めてのチリ旅行でも安心して島の魅力を満喫できます。