多様な文化、壮大な自然、サファリで出会える野生動物――。
南アフリカは世界中の旅行者を魅了する観光大国です。しかし同時に、治安の不安定さ でも知られており、外務省も「十分注意が必要な国」として渡航情報を発信しています。
この記事では、南アフリカ旅行で特に気を付けたいポイントをまとめ、観光客が安全に旅行を楽しむための具体的な対策を徹底解説します。
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南アフリカの治安の現状

- 世界的に見ても犯罪発生率が高い国の一つ
- 特に ヨハネスブルグ、プレトリア、ケープタウン、ダーバン などの大都市で事件が多発
- 背景には「貧富の格差」「高い失業率」「社会的不平等」などの構造的問題が存在
観光客は「裕福に見える」「現金や高価な持ち物を持っている」と判断され、犯罪の標的になりやすい 傾向があります。
観光客が狙われやすい犯罪の種類
南アフリカで観光客が狙われやすい事件や犯罪をご紹介いたします。
1. 強盗

南アフリカでは強盗事件が観光客・地元住民を問わず発生しています。特に夜間や人通りの少ないエリアはリスクが高く、観光地であっても油断は禁物です。昼間であっても、観光客らしい行動が狙われやすい要因となります。
例えば、
- カメラを首からぶら下げて歩く
- スマホを片手に持ったまま操作しながら歩く
- 高級バッグやブランド品を目立つ形で持つ
といった行動は、強盗やスリの格好の標的になってしまいます。
対策としては以下を徹底
- 夜間の一人歩きは避ける。どうしても外出が必要な場合はタクシーや配車アプリを利用する
- 人通りの少ない裏通りを避け、できるだけ明るく人が多い道を選ぶ
- 高価な持ち物を外に見せない。スマホや財布は必要な時だけ取り出す
- バッグは斜め掛けにして体の前に持ち、周囲を常に意識する
特に旅行者は土地勘がないため「観光地だから安全」と思い込むのは危険です。“見せない・持ち歩かない・寄り道しない”を意識することで、被害に遭うリスクを大幅に減らすことができます。
2. スリ・置き引き

南アフリカではスリや置き引きの被害も多発しています。特に空港やバスターミナル、マーケット、ショッピングモールといった人が多く集まる場所では要注意。観光客は慣れない環境で注意力が散漫になりがちで、その隙を狙われます。
スリの手口は非常に巧妙で、集団で近づいて注意をそらしたり、押す・ぶつかるといった軽い接触の間に財布やスマホを抜き取るケースもあります。また、置き引きはカフェやレストランでバッグを椅子の背もたれに掛けて目を離した隙に持ち去られるなど、「ほんの一瞬の油断」が狙われます。
特に狙われやすいのは、
- バックパックの外ポケット
- ズボンの後ろポケット
- テーブルや椅子に置いたスマホやバッグ
です。これらは“盗ってください”と言わんばかりの状態なので、絶対に避けましょう。
被害を防ぐための対策
- バックパックは背負うのではなく前に抱える
- 財布や貴重品はチェーン付きの財布やセキュリティポーチを利用
- バッグは常に体に密着させ、視界に入れておく
- レストランやカフェではバッグを椅子に掛けず、膝の上や足元に置く
- 人混みではスマホを手に持って歩かない
スリや置き引きは“気づいた時にはもう遅い”というケースがほとんどです。常に持ち物に意識を向けることが、最大の防御策となります。
3. 車上荒らし

観光客がレンタカーを利用するケースでは、特に狙われやすい犯罪のひとつです。 犯人は駐車場や路上に停められた車を物色し、わずかな時間でも車内に荷物が置かれていると、窓ガラスを割って持ち去ることがあります。
スーツケースやショッピングバッグ、パソコンやカメラなど「観光客らしい荷物」が見えるだけで標的にされるケースが多発しています。
車内に荷物を置かないように
車内に荷物を絶対に残さないことが第一。短時間の駐車でも必ず持ち出すか、見えないトランクに収納しましょう。
路上駐車は避け、できる限り監視カメラ付きや有人の駐車場を利用することが安全につながります。
4. ひったくり

南アフリカでは、バイクや自転車に乗った犯人がすれ違いざまにバッグやスマホを奪う「ひったくり」被害が少なくありません。
特に信号待ちや渋滞中の車内、タクシーに乗車している時など、油断している隙を狙われやすいのが特徴です。歩行中でもバッグを肩から掛けて道路側に持っていると、犯人に狙われるリスクが高まります。
ケガにも注意
被害に遭った場合、バッグごと強引に引っ張られるため転倒やケガをする危険性もあり、単なる金品の被害だけでなく人身事故につながるケースも報告されています。
バッグは常に建物側に持ち、道路側に垂らさないように注意する。車やタクシー乗車中は窓を閉め、スマホを手に持ったままにしない。
歩行時はショルダーバッグよりも斜め掛けやリュックを前に抱える方が安全です。
5. 性的犯罪

南アフリカでは強盗やスリと同様に、性的犯罪のリスクも無視できません。特に夜間の薄暗い路地や人通りの少ない場所での発生が多く、女性の一人歩きは非常に危険です。
観光客は「土地勘がない」「警戒心が薄い」と見られ、狙われやすい傾向があります。また、バーやナイトクラブなどでの薬物を用いた性的被害(いわゆるデートレイプドラッグ)のケースも報告されています。
対策をしっかりと
- 夜間の一人歩きは避け、できる限り昼間に行動する
- 移動は信頼できるタクシーや配車アプリ(Uber, Boltなど)を利用する
- 知らない人から飲み物や食べ物を受け取らない
必要以上に露出の多い服装を控え、周囲からの注目を集めないようにしましょう。また、女性旅行者はグループ行動を心がけてください。
治安が特に悪いとされる地域

南アフリカの都市には観光客にも人気の場所がある一方で、犯罪発生率が高く、特に注意が必要なエリアも存在します。
ヨハネスブルグ中心部(CBD)
日中でもスリや強盗、車上荒らしが発生しており、地元の人でも不用意に歩き回らないエリアです。特に夕方以降は人通りが減り、犯罪リスクがさらに高まります。
観光や買い物で訪れる場合は、必ずガイドや現地に詳しい人と同行しましょう。
ソウェトなど一部タウンシップエリア
アパルトヘイト時代の歴史を学べる観光ツアーが用意されており、ツアー利用であれば比較的安全です。
しかし個人での訪問は、道に迷うリスクや地元住民とのトラブルを避けられない可能性があるためおすすめできません。必ず信頼できる現地ツアーを利用しましょう。
ケープタウンの一部郊外
海岸沿いや住宅地の一部では、夜間に強盗や窃盗が多発しています。昼間は観光客でにぎわうエリアでも、夜になると急に治安が不安定になるため注意が必要です。
タクシーや配車アプリを利用し、徒歩での夜間移動は避けましょう。
安全が確保されている「観光客向けエリア」と、犯罪リスクが高い「治安不安定エリア」をしっかりと見極めることが大切です。現地の最新情報を常に確認し、少しでも不安を感じる場所には近づかないようにしましょう。
南アフリカ旅行での安全対策
南アフリカは観光や自然体験に魅力的な国ですが、都市部では犯罪リスクもあるため、旅行中の安全対策は必須です。以下のポイントを意識することで、被害に遭うリスクを大幅に減らせます。
1. 時間帯に注意

夜間の外出は極力避け、特に人通りの少ない路地や暗い通りには近づかないことが重要です。
- 夕方以降は早めに宿泊先へ戻る
- 夜間に移動する場合は、必ず信頼できる交通手段を利用
夜間の外出は犯罪リスクを大幅に高めるため、観光や食事を計画する際は日中の行動に集中することをおすすめします。
2. 信頼できる交通手段を選ぶ

公共交通機関、とくにミニバスタクシーやローカルバスは観光客には不向きです。治安面や運行ルールが地域ごとに異なるため、トラブルに巻き込まれるリスクがあります。
- 移動はUberやBoltなどのライドシェアを利用
- ホテル手配のタクシーやツアーバスも安全で便利
観光スポット間の移動は事前に信頼できる手段を確認しておくと安心です。
3. 貴重品の管理を徹底

観光中のスリや置き引き被害を避けるため、貴重品の管理は最優先です。
- ホテルのセーフティボックスを活用
- 外出時は必要最低限の現金のみ携帯
- 高価なアクセサリーや時計は身につけない
- バッグは体の前に抱える、斜め掛けで密着させる
小さな注意が被害防止につながります。
4. 宿泊先選び

宿泊施設の安全性も旅行の快適さに直結します。
- セキュリティがしっかりしているホテルやゲストハウスを選ぶ
- 入口に警備員がいる施設や、監視カメラ付きのホテルが安心
- アクセスが良く、治安の良いエリアを選ぶことで夜間の移動リスクを低減
事前にレビューや治安情報を確認して宿泊先を選びましょう。
5. グループ行動を心がける

一人での夜間移動はリスクが高いため、できるだけ複数人での行動を意識します。
- 夜間や人通りの少ない場所では必ず友人や家族と一緒に移動
- 観光ツアーに参加することで、安全面が格段に向上
特に女性旅行者や初めての南アフリカ訪問者は、グループ行動やツアー利用が安心です。
南アフリカ旅行では、時間帯・交通手段・貴重品管理・宿泊先・行動形態の5つを意識することが、安全で快適な旅行の鍵です。事前に情報を収集し、注意を払うことで、観光や自然体験を存分に楽しむことができます。
南アフリカ旅行は「事前準備」と「慎重な行動」が鍵!
- 南アフリカは観光資源に恵まれた魅力的な国ですが、治安面ではリスクが高い
- 観光客が被害に遭いやすいのは 強盗・スリ・車上荒らし・ひったくり
- 安全に旅行を楽しむためには 夜間外出を避ける・信頼できる移動手段を使う・貴重品管理を徹底する ことが必須
十分な準備と注意を怠らなければ、南アフリカ旅行は忘れられない素晴らしい体験になるでしょう。
南アフリカ旅行でトラブル・被害に遭ったら

南アフリカ旅行中、どれだけ注意していても、盗難やトラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。
万が一の事態に冷静に対応するために、事前に必要な連絡先や対応方法を把握しておきましょう。
以下では、南アフリカで被害に遭った際に役立つ主要連絡先とサポート内容をご紹介します。
南アフリカの緊急連絡先一覧
南アフリカの緊急連絡先一覧
種別 | 電話番号 |
---|---|
警察・緊急通報 | 10111 |
救急車 | 10177 |
消防署 | 10177 |
海上・沿岸警備 | 112 |
観光警察(Tourism Police) | 0861 555 777 |
在南アフリカ日本国大使館への連絡方法
万が一、パスポートの紛失・盗難や犯罪被害・事故などのトラブルに遭った場合は、在南アフリカ日本国大使館に連絡することで、必要な支援や手続きを受けることができます。
在南アフリカ日本国大使館
・住所:259 Baines St, Groenkloof, Pretoria, 0027 南アフリカ
・電話番号:+27124521500
・開館時間:月〜金 9:00〜12:30 / 13:30〜17:45
(※土日・日本と南アフリカの祝日は休館)
旅行前にこれらの情報をスマートフォンやメモに保存しておくことで、いざという時に冷静に対応できます。
トラブル時の旅行保険の活用
旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。
▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書
その他の対応策
地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。
クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を受けられる場合もあります。
海外旅行ではスマホが重要!

海外旅行中、思わぬトラブルに遭遇する可能性は誰にでもあります。パスポートや荷物の紛失、体調不良、道に迷ったりと、さまざまなリスクがつきものです。
そんなときに頼りになるのが、手元にあるスマートフォンです。旅行中の安全対策としてスマホを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。
緊急時の連絡手段としてスマホを活用
スマホがあれば、緊急連絡先にすぐに電話やメッセージを送ることができます。事前に以下の情報をスマホに保存しておくと安心です。
・現地の緊急番号(例:カナダは「911」、タイは「191」など)
・日本大使館や領事館の連絡先
・旅行保険会社の緊急連絡先
さらに、無料の通話アプリ(例:LINEやWhatsApp)を活用すれば、Wi-Fi環境やモバイル環境さえあれば通信費を抑えつつ迅速な対応が可能です。
GPSで迷子知らず
初めての土地では、迷子になるリスクがあります。スマホの地図アプリ(Google MapsやApple Mapsなど)を活用すれば、現在地の確認や目的地への最短ルートを瞬時に検索可能です。
オフラインマップを事前にダウンロードしておけば、通信環境が悪い場所でも安心です。
翻訳アプリで言葉の壁を克服
海外旅行中、言語が通じず困る場面は意外と多いものです。翻訳アプリ(Google翻訳やiTranslateなど)を使えば、簡単な会話や文章をその場で翻訳できます。
カメラ翻訳機能を使えば、メニューや看板の文字もすぐに理解できるため、トラブルを未然に防げます。
情報収集と共有がスムーズ
現地での観光情報や交通手段、緊急ニュースなど、必要な情報はスマホで簡単に検索できます。また、トラブルが発生した際、家族や友人に状況を共有してアドバイスをもらうことも可能です。
特に、現地の公式アプリやサービスを事前にインストールしておくと便利です。
配車アプリで移動もスムーズ
最近は海外旅行の際の安全な移動手段として、タクシーではなく配車アプリを利用する旅行者が増加しています。目的地にピンを立てて正確に立てられたり、価格もアプリで事前に分かるといメリットもありますが、一番はドライバーの身元が確かという点でしょう。
海外旅行の際には目的地で利用されている配車アプリをチェックしましょう。
モバイル決済で安全な支払いを
最近は観光客でも使えるモバイル決済サービスを取り入れる国も増えてきています。
現金を持ち歩くリスクを減らすため、スマホを使ったモバイル決済(Apple Pay、Google Pay、PayPalなど)を活用しましょう。特にスリや盗難が多い地域では、現金を最小限にしてスマホで支払うのが安全です。
・海外旅行が決まったら通信環境の準備を
スマホは単なる便利なガジェットではなく、海外旅行中の安全を守る強力なツールです。出発前には、現地のSIMカードやeSIMを用意して通信環境を整え、必要なアプリをインストールしておきましょう。スマホを上手に活用すれば、トラブルを最小限に抑えつつ、安心して旅行を楽しむことができます!
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