タシュケント観光完全ガイド|現代と歴史が交差するウズベキスタンの首都を巡る旅

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ウズベキスタンの玄関口・タシュケント(Tashkent)は、中央アジア最大の都市にして政治・経済の中心地。

イスラム建築とソ連時代の影響が融合した独自の景観、美しい緑地や博物館、多彩なグルメが魅力の都市です。この記事では、タシュケントで訪れるべきスポットや文化、体験を徹底解説します。

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タシュケントの魅力とは

タシュケントは旧ソ連の影響を強く受けた計画都市で、広々とした道路や整備された公園が印象的です。一方で、ハズラティ・イマーム広場やチョルスー・バザールなどの伝統的文化エリアも存在し、古今の文化が見事に調和しています。

また、地下鉄や博物館、現代的なショッピングモールなども充実しており、快適に滞在しながらウズベキスタン文化を体感できる都市です。

定番観光スポット3選

タシュケント観光として、定番の観光スポットを3つご紹介します。

ハズラティ・イマーム広場Hazrati Imam Mosque

タシュケント旧市街の象徴的存在であり、ウズベキスタンのイスラム文化を今に伝える宗教的中心地。「ハズラティ・イマーム」とは敬虔な指導者を意味し、その名の通りこの広場一帯には、由緒あるモスクやマドラサ(神学校)、霊廟、図書館などが静かに佇んでいます。

広場の中心には、16世紀に建てられた「バラク・ハン・マドラサ」や「ティラ・シェイフ・モスク」といった歴史的建造物が立ち並び、それぞれに美しい装飾タイルや荘厳な建築が施されています。青と白を基調としたクチャ風建築様式が、中央アジアらしい風情を演出。

オスマン写本は注目!

特に注目すべきは、ティラ・シェイフ図書館に収蔵されている「オスマン写本」。これは7世紀に書かれたとされる世界最古のコーラン写本の一つで、かつてウスマーン・イブン・アッファーン(第3代正統カリフ)が使用していたと伝えられています。現在でも厳重に保管されており、多くの巡礼者や観光客がその神聖な存在に触れようと訪れます。

観光ポイント

  • 装飾が美しい門構えと中庭
  • 地元の人々が礼拝する姿を垣間見る静謐な空気
  • 図書館のオスマン写本は展示時間が限られるため事前確認が◎

歴史と信仰が融合するこの地では、敬意を持った見学と服装マナーの順守が求められます。タシュケント観光においては外せない必訪スポットの一つです。

チョルスー・バザールChorsu Bazaar

タシュケント旧市街の中心に位置する、地元の暮らしと文化が凝縮された歴史ある市場。「チョルスー」とはペルシャ語で「交差点」を意味し、かつてのシルクロード交易の要衝として賑わった場所です。

このバザールの象徴ともいえるのが、巨大な青緑色のドーム屋根。1970年代のソ連時代に建てられた建築ですが、古くから続く市場の伝統を受け継ぎ、今も地元民と観光客で活気に満ちています。

異文化の市場を楽しもう!

市場内には、新鮮な野菜や果物、香り高いスパイス、ナッツ、乾燥フルーツなどが山のように積まれて並び、五感を刺激される空間。地元の人たちとのやりとりも、異文化体験として魅力的です。さらに、パン焼き窯で焼かれるノン(ナン)や、サムサ、クルト(乾燥チーズ)などの伝統食材や軽食も豊富で、食べ歩きも楽しめます。

観光ポイント

  • 色鮮やかなスパイス売り場やフルーツ山積みの様子はフォトジェニック
  • 地元の人と交流しながら買い物ができる貴重な体験
  • 中央ドームは建築的にもユニークで、内部も広々とした構造

タシュケント観光で地元の暮らしを肌で感じたいなら、まずここへ。観光と実用が融合した、中央アジアならではのマーケット体験が待っています。

クケルダシュ・マドラサKukeldash Madrasah

タシュケント旧市街の中心部にそびえる、16世紀の歴史的な神学校(マドラサ)。シルクロード交易が盛んだった時代、イスラム教教育の拠点として建てられました。現存するタシュケントのマドラサの中では最も有名で、中央アジアにおけるイスラム建築の代表例の一つとされています。

「クケルダシュ」とは“王の兄弟”の意味を持ち、当時のブハラ・ハン国の有力者が建設を支援したといわれています。重厚なレンガ造りの外観と、入口の大アーチ(ポルタル)に施された美しいタイルモザイクが特徴で、特に青とエメラルドグリーンを基調とした幾何学文様は見応えがあります。

当時の雰囲気を感じよう!

現在は宗教学校としては使われていませんが、観光名所として一般に開放されており、歴史的建造物として保護・保存されています。内部の中庭や回廊は、静寂に包まれた空間で、かつての学生たちが学びを深めた雰囲気を感じ取ることができます。

観光のポイント

  • 16世紀当時のイスラム建築様式が今も色濃く残る外観
  • 繊細で色鮮やかなタイル装飾は撮影スポットとしても人気
  • 旧市街にあるため、チョルスー・バザールやハズラティ・イマーム広場とあわせて巡るのがおすすめ

歴史好き・建築好きなら外せないスポット。タシュケント観光で過去と現在が交差する場所の一つとして、ぜひ立ち寄りたい名所です。

タシュケント市内の移動方法快適&お得な移動手段を使いこなそう

タシュケント市内は観光スポットが比較的コンパクトにまとまっており、公共交通機関やタクシーを上手く組み合わせれば快適に巡ることが可能です。以下に代表的な移動手段を紹介します。

地下鉄(Metro)

ウズベキスタン初の地下鉄は1977年に開通し、現在は3つの主要路線(チランザル線・ウズベキスタン線・ユヌサバッド線)が市内を網羅しています。運賃は1回約1,400スム(約15円)と非常にリーズナブルで、券売機や窓口でトークンまたはICカード形式で乗車可能です。

主な駅と観光スポットの例

  • アミール・ティムール広場駅:ナヴォイ劇場、博物館エリア
  • コスモナウトラル駅:宇宙開発をテーマにした装飾が見どころ
  • チャース駅:チョルスー・バザールやクケルダシュ・マドラサへのアクセスに便利

旧ソ連時代の影響を色濃く残した駅構内の豪華な装飾。各駅には異なるテーマがあり、シャンデリアや大理石の柱、モザイク画など、美術館さながらの空間が広がります。

タクシー(配車アプリ:Yandex Go)

タシュケントではタクシーもありますが、配車アプリ「Yandex Go」が広く使われており、料金は事前表示制でボッタクリの心配がないため、旅行者にも安心して利用できます。

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ウズベキスタン旅行で便利な配車アプリYandex Goの使い方を解説。日本での事前登録方法やクレジットカード設定のコツも紹介します。

車種や料金帯も選べ、短距離なら1〜2ドル程度で利用可能です。

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市内の一般的なタクシーはメーターが付いていないことが多く、言語や料金交渉のストレスを避けたい場合はアプリ一択。

観光を効率よく&ストレスフリーに楽しむなら、地下鉄+配車アプリの併用が最もおすすめ!歴史とモダンが融合するタシュケントの移動も、旅の楽しみのひとつとして満喫しましょう。

タシュケントのオススメホテル3選

タシュケントでおすすめのホテルを、快適さ・立地・口コミ評価などを総合して3つ厳選してご紹介します。観光にもビジネスにも使いやすいホテルをピックアップしました。

Hyatt Regency Tashkentハイアット・リージェンシー・タシュケント

タシュケントを代表する5つ星高級ホテル。設備・サービス・朝食のクオリティも非常に高く、世界的チェーンの信頼感も◎。

市中心部、地下鉄ムスタキリク・マイダニ駅近くで観光にも便利。

  • 特徴
    • 屋内プール・スパ・フィットネス完備
    • 全室モダンで清潔なインテリア
    • 空港送迎あり

参考価格:1泊 約300~400USD

Lotte City Hotel Tashkent Palaceロッテ・シティホテル・タシュケントパレス

格式ある老舗ホテルで、外観も内装もエレガント。ロッテ系列ならではの安心感があり、韓国人利用者も多い。

ナヴォイ劇場のすぐ近く。ショッピングや観光の拠点に最適。

  • 特徴
    • 中庭プールや屋上レストランからの眺めが魅力
    • 重厚感あるクラシカルな雰囲気
    • 朝食の種類が豊富

参考価格:1泊 約120~200USD

ART Deluxe Hotelアート・デラックス・ホテル

手頃な価格で泊まれるスタイリッシュな3つ星ホテル。コスパが良く、口コミでも高評価。

タシュケント中心からやや南寄り。地下鉄駅まで徒歩圏。

  • 特徴
    • 清潔で落ち着いたデザインの客室
    • 朝食付き&スタッフの対応が丁寧
    • 空港や鉄道駅へのアクセスも良

参考価格:1泊 約40~80USD

タシュケント観光を楽しもう

タシュケントはウズベキスタンの今を感じられる都市であり、歴史的遺構と近代的設備が調和する非常に魅力的な街です。

サマルカンドやブハラに比べて見過ごされがちですが、実は「観光+文化体験+暮らし」の全てが味わえる都市。

首都ならではのインフラと多様性を活かして、心に残るウズベキスタン旅行をスタートさせましょう。

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