【チュニジア・チュニス観光】歴史とアートと地中海の風景を楽しむ首都の魅力!観光スポット3選!

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北アフリカ・チュニジアの首都チュニス(Tunis)は、アラブ・イスラム文化とヨーロッパ、地中海の影響が交差する美しい街。

伝統とモダンが共存し、古代の遺跡から活気ある市場、写真映え抜群の海辺の村まで、見どころがギュッと詰まった都市です。

今回は、チュニス観光で絶対に訪れたい3つのスポットを中心にチュニス旅行の情報をご紹介いたします!

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チュニス空港から市内へのアクセス方法

チュニジア旅行の際には、チュニスの空港に到着しますが、市内へのアクセスに関しては以下の3つの方法があります。

タクシー(おすすめ)

  • 所要時間:15〜30分(渋滞状況による)
  • 料金目安:20〜30チュニジアディナール(約1,000〜1,500円)

タクシー利用時は必ず到着ロビーにある公式タクシー乗り場を利用しましょう。メーターを使ってもらうように頼むのが安心です(「メトル シルヴプレ」と言うと通じます)。

路線バス

  • 路線番号:35番・635番(SNT社運行)
  • 所要時間:30〜45分
  • 運賃:1ディナール以下(約50円)
  • 行き先:市内中心部のバルセロナ広場(Place de Barcelone)付近

スーツケースなどの荷物が多い場合は不便に感じることも。また、夜間は本数が少ないので避けた方が安心です。

カルタゴ遺古代ロマンに触れる

チュニジア観光で外せない歴史スポットといえば、カルタゴ遺跡(Carthage)。チュニス郊外に位置するこの場所は、紀元前9世紀にフェニキア人によって築かれ、地中海の覇権をめぐってローマと争ったカルタゴ帝国の中心地。ハンニバル将軍の名で知られるこの文明は、歴史好きにとってはたまらない“生きた教科書”です。

歴史とロマンが交差する場所

現在残っている遺跡の多くは、ローマによって征服・再建された後のものですが、そこにはカルタゴとローマ、二つの大帝国の興亡が色濃く刻まれています。

アントニヌスの共同浴場:地中海を望む絶景の中に残る、ローマ時代の巨大浴場跡。柱や床の構造も見どころ。

円形劇場(カルタゴ劇場):現在も音楽祭などで使用されている劇場跡。古代の音響技術に驚かされます。

トフェ(供犠場):カルタゴ時代の宗教的聖域で、子供の生贄伝説が残るミステリアスなスポット。

プニック港跡:軍港・商港が分かれていた高度な都市設計の名残。帝国の栄華を偲ばせます。

アクセス

  • 場所:チュニス市街から約18km
  • 移動方法:チュニスのバルセロナ駅(Gare de Tunis)からTGM(郊外電車)で約30分Carthage Hannibal 駅などで下車
  • 交通費:TGMは数ディナールと手頃。途中で地元の生活も垣間見られます。

入場情報

  • 料金:10〜12チュニジア・ディナール(約500〜600円)
  • 共通チケット制:主要な遺跡を網羅できる便利なシステム。チケットは遺跡入口で購入可。
  • 営業時間:ほとんどの施設は8:00〜18:00(冬季は17:00まで)

カルタゴ遺跡の楽しみ方

  • 海と遺跡が同居する絶景は、地中海世界の中でも格別。フォトスポット多数。
  • 遺跡を巡りながら、紀元前〜ローマ時代の時間旅行を満喫。
  • 静かで広々とした敷地内は、混雑も少なくのんびり散策可能。

旅行者向けアドバイス
夏場は非常に日差しが強く、照り返しもあるため、帽子・サングラス・日焼け止め・水の持参が必須です。遺跡間はやや離れているため、歩きやすい靴での訪問がおすすめ。

バルドー博物館モザイクを楽しむ芸術の宝庫

チュニジアの首都チュニスを訪れたら、必ず立ち寄りたいのがバルドー博物館。ここは世界最大級のローマ時代のモザイクコレクションを誇る、北アフリカ屈指の美術館です。

美術館の建物自体がかつての王宮を利用しており、イスラム様式の美しい装飾と西洋美術が融合した空間は、まるで芸術そのものに包まれているような感覚になります。

魅力あふれる展示内容

バルドー博物館の最大の目玉は、保存状態が非常に良好な古代ローマの床モザイク。細部まで緻密に描かれた人物像や神話のシーン、動植物などが色鮮やかに残っており、まるで2000年前の芸術が今も息づいているよう。

海神ネプチューンや狩猟シーンを描いた巨大モザイク
数十平方メートルにわたる大作が壁一面に展示されており、圧巻のスケール。

フェニキア人、カルタゴ時代、ローマ時代、ビザンチン時代、さらには初期イスラム文化まで幅広い時代の展示。
チュニジアの歴史を多面的に体験できる構成になっています。

イスラム時代の木彫りや陶器、書道アートも展示されており、チュニジアの多文化的背景を体感できます。

館内は一部フラッシュなしで写真撮影可能。モザイク前での記念撮影はもちろん、王宮建築のアーチや幾何学装飾もSNS映え間違いなしのスポットです。

アクセス情報

  • 所在地:チュニス中心部からやや西、バルドー地区
  • アクセス
    • タクシー:市内中心部から約15〜20分(片道10ディナール前後)
    • 市電(メトロ)4号線「Le Bardo」駅から徒歩5分程度

入場料・基本情報

  • 入場料:12ディナール(約600円前後)
  • 開館時間
    • 火〜日:9:00〜17:00(冬季は16:30まで)
    • 月曜:休館

見応えたっぷりの展示数なので、時間に余裕を持って訪問しましょう。英語・フランス語表記がメインなので、展示の解説が難しい場合は事前に簡単な歴史を予習しておくと理解が深まります。

シディ・ブ・サイド白と青の印象的な村

チュニジア観光で絶対に外せない場所といえば、“地中海のサントリーニ”とも称される美しい村「シディ・ブ・サイド」

チュニスの郊外に位置するこの村は、真っ白な壁と鮮やかな青いドアや窓枠のコントラストが魅力で、まるで絵本の中に迷い込んだかのような風景が広がります。

風景と文化が溶け合う場所

シディ・ブ・サイドは、1920年代にフランス人画家ロドルフ・ダルネがこの町の景観保護を提唱し、白と青の統一された建築スタイルが現在まで保たれています。

その美しさはチュニジア人のみならず、世界中のアーティストや詩人を惹きつけ、多くの作品のインスピレーション源にもなってきました。

・白壁 × コバルトブルーの扉や鉄格子=どこを切り取っても“映え”確定
・地中海を見渡せる断崖の上に広がる絶景のロケーション
・石畳の坂道や路地裏に隠れた可愛らしい雑貨店や工房

カフェ文化も魅力のひとつ

観光の合間に立ち寄りたいのが、チュニジアの伝統的カフェ。特に有名なのが、村の高台に位置する老舗カフェのカフェ・デ・ナット(Café des Nattes)です。

▶ カフェ・デ・ナット(Café des Nattes)

  • 素朴な座布団に座って、ガラスのカップで供されるミントティーや松の実入りのグリーンティーを楽しむのが定番スタイル。
  • カフェのテラス席からは青い海と白い村が見渡せる絶景
  • 観光客だけでなく地元の人々にも愛される、歴史ある憩いの場です。

他にも、モダンなカフェやスイーツショップも増えており、散策中の休憩にもぴったりです。

ショッピング・散策ポイント

村内には多くの手作り雑貨やアート作品を扱う店が点在しています。カラフルな陶器、金属細工、織物など、お土産探しにも最適。

中にはアトリエを併設している店もあり、職人と直接話せるチャンスも。

アクセス情報

  • 所在地:チュニスの北東約20km、地中海に面した高台の村
  • アクセス方法
    • チュニス中心部のTGM線(チュニス–ラ・グレット–ラ・マルサ)に乗車し「Sidi Bou Said」駅で下車(所要約30〜40分)
    • 駅から村の中心部までは徒歩5〜10分ほどの坂道
  • タクシー利用も可能(市内から約30〜40分、料金目安:15〜20ディナール)

観光のポイントと注意事項
石畳の坂が多いため、歩きやすい靴を推奨!カフェや雑貨店は夜になると閉まるのが早いため、早めの訪問がオススメです。

チュニス観光は“古代 × 芸術 × 地中海”の三拍子!

チュニスは、古代遺跡のロマン、芸術的な博物館、そして青と白の絶景村という3つの顔を持つ都市。

・歴史を感じるなら「カルタゴ遺跡」
・アートに触れるなら「バルドー博物館」
・癒されたいなら「シディ・ブ・サイド」

1日では回りきれない魅力が詰まっています。北アフリカの中でも比較的治安も安定しており、女性の一人旅にもおすすめの旅行先です。

ぜひチュニジア旅行の際は、チュニスをゆっくり満喫してみてください!

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