ウズベキスタン旅行を計画する上で、「通貨は何?」「どこで両替すればお得?」「現金はどれくらい必要?」といったお金に関する情報は重要なポイントです。
ここでは、ウズベキスタンの通貨「スム(UZS)」に関する基本情報や、両替方法・おすすめの両替場所・必要な現金の目安についてわかりやすく解説します。
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ウズベキスタンの通貨単位は「スム(UZS)」

ウズベキスタンの通貨はスム(Uzbekistani Soʻm:略号UZS)です。補助単位としてティインも存在しますが、現在は流通していないため、実質的にはすべてスムで表記・取引されます。現在流通している紙幣・硬貨は以下の通りです。
▶ 紙幣(主な種類)
1,000スム/2,000スム/5,000スム/10,000スム/20,000スム/50,000スム/100,000スム/200,000スム
▶硬貨(使用頻度は少なめ)
50スム/100スム/500スム
※インフレ対策により、ここ数年で高額紙幣の導入が進んでいます。
ウズベキスタンではスム以外の通貨も使える?
観光地や一部の高級ホテル・ツアー会社では米ドルが使えるケースもありますが、基本的にはスムでの支払いが主流です。特にローカルレストランやバザール、交通機関ではスム以外は受け付けられないことが多いため、日本円からの両替は必須です。
ウズベキスタンでお得に両替する方法は?
ウズベキスタンで日本円や米ドル、ユーロをスムに両替する際のおすすめスポットとレートの目安は以下の通りです。
両替場所 | 特徴 |
---|---|
市内の銀行 | 正規レートで安全。英語対応も比較的よく、都市部では快適に利用できる。 |
空港の両替所 | 到着直後の利用に便利。市内よりややレートが劣ることも。 |
ホテルのフロント | レートが不利なことが多いが、緊急時に便利。両替可能な金額が少ない場合もある。 |
非公式な両替 | 違法かつトラブルの原因になるため絶対に利用しないこと。 |
両替時のチェックポイント
レートはほぼ一律に近く、以前のような闇両替の必要はありません(現在は公式レートの一本化が進んでいます)。両替所や銀行ではパスポートの提示が必要です。
日本円は一部の両替所でしか対応していないため、米ドルかユーロを持参すると便利です。
日本での両替はおすすめしない理由
日本の銀行や空港でウズベキスタン・スムへの両替は基本的に対応していないか、極端に不利なレートになるためおすすめできません。
事前に米ドルまたはユーロに両替し、現地でスムに換えるのが最もお得です。米ドルは新札・きれいな状態の紙幣が好まれるため、持参時には注意しましょう。
日本から米ドルを持っていくのが便利な理由

ウズベキスタン旅行の際、日本から持参する外貨としては米ドル(USD)がおすすめです。中でも、米ドルが最も実用的とされていますが、ユーロでも問題ありません。その理由は以下の通りです。
ウズベキスタンでは日本円がほとんど通用しない
現地の両替所では日本円の取り扱いがほぼ皆無です。あったとしてもレートが非常に不利で、手数料も割高になります。確実性と利便性を考えると、日本円は避けた方が無難です。
米ドルやユーロは現地での両替がスムーズ
首都タシケントやサマルカンド、ブハラなどの都市部にある銀行や両替所では、米ドルやユーロからウズベキスタン・スム(UZS)への両替がスムーズに行えます。特に米ドルは最も広く流通し、レートも安定しています。
新札・高額紙幣が好まれる
両替時には、シワや破れのない新しい紙幣(特に100ドル札)が優遇されます。古い紙幣や汚れのある紙幣は、両替を拒否されるか、レートが不利になることがあるため注意が必要です。
日本国内でも、米ドルやユーロは主要銀行(三菱UFJ銀行、みずほ銀行など)や空港で両替可能です。旅行前に少額を用意しておけば、現地での初日の対応がスムーズになります。
ウズベキスタン旅行で必要な現金の目安

ウズベキスタンでは、まだクレジットカードが使えない場所も多く、現金(スム)の携帯は必須です。特に以下のような場面では現金が求められます。
- 地方の食堂や市場(バザール)
- タクシー(交渉制)
- 小規模宿泊施設
- 入場料やチップ
1日あたり約3,000〜5,000円分の現金があると安心です。7泊8日の旅行であれば、25,000〜40,000円相当を両替しておくと、ほとんどの場面に対応できます。
ウズベキスタンのクレジットカード事情

首都タシケントでは、一部のホテルや高級レストラン、スーパーマーケット、大型ショッピングモールなどでクレジットカードが利用可能です。特に外国人観光客が多く訪れる場所では、カード決済対応が進んでいます。
ただし、サマルカンドやブハラ、ヒヴァなどの地方都市や観光地では、まだ現金のみ対応の場所が多いため、ウズベキスタン・スム(UZS)の現金も必携です。
ウズベキスタンでは非接触型(タッチ決済)の普及率はまだそれほど高くありません。一部の国際チェーンや高級ホテルでは対応しているものの、基本はカード挿入+PIN入力やサインによる決済が主流です。
利用できるカードブランド
- Visa・Mastercard:もっとも広く利用可能
- American Express(アメックス)・JCB:対応している店舗はかなり限定的
ATM事情

ウズベキスタン国内の主要都市には国際ブランド対応のATMが多数設置されています。VisaやMastercard付きのクレジットカード/デビットカードでキャッシング可能です。
- ATM画面は基本的に英語対応あり
- 引き出し上限は1回2,000,000UZS(約2,500円〜3,000円)程度が一般的
- ATM手数料や為替手数料は銀行やカード発行会社により異なります
💡 ワンポイントアドバイス
レストランやホテルでカードを使う場合は、事前に「カード使えますか?」と確認を。
スキミング被害対策として、なるべく銀行併設のATMや大手施設の端末を利用しましょう。
クレジットカードは予備的な手段とし、基本は現金主義で考えておくと安心です。
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