東南アジアの静かな首都、ラオス・ヴィエンチャン。「世界一なにもない首都」と揶揄されることもありますが、実際に訪れてみると歴史ある寺院や独自の文化、どこか懐かしい穏やかな雰囲気に癒され、すっかり好きになってしまう街でした。
今回は2泊3日で滞在した中で訪れた、おすすめの観光スポットやアクセス情報をまとめてご紹介します。日本からラオスへの直行便はないので、バンコクからのアクセス方法や注意点もあわせて解説していきます。
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ヴィエンチャンってどんな街?

ラオスの首都ヴィエンチャン(Vientiane)は、タイとの国境・メコン川沿いに位置する穏やかな都市。
16世紀後半に首都となった歴史を持ち、多くの仏教寺院や仏塔が点在しています。
高層ビルはほとんどなく、車も少なくて静か。急かされることのない時間が流れ、旅の疲れを癒したい人にぴったりの場所です。
バンコクからヴィエンチャンへのアクセス

バンコクからは以下のような移動手段があります。
【飛行機】
所要1時間半〜2時間程度。ラオス国営航空やタイ・エアアジアが運航。
空港からタクシーまたはバスで市内へ
【夜行列車+国境越え】
1. バンコク駅からノーンカーイ駅(タイ国鉄)
2. ノーンカーイ駅からタイ=ラオス友好橋を超え、タナレーン駅へ
3. タクシーまたはバスで市内へ
鉄道旅も風情がありおすすめですが、時間と楽さを考えると飛行機の方がオススメです!
見逃せないヴィエンチャンのおすすめ観光地
今回はヴィエンチャンで特にオススメの2つの観光地をご紹介いたします。
タートルアン(That Luang)|ラオス仏教の象徴

ラオスを代表する仏教寺院「タートルアン」。16世紀に建立されたこの黄金の仏塔は、ラオス国章にも描かれているほど重要な存在です。
入場料:ラオス人 5,000キープ、外国人 30,000キープ(約200円)
タートルアン(That Luang)の見どころ

- 黄金に輝く仏塔の圧倒的存在感
- 歴史的な仏像や水害の記録展示
- 周辺には地元の人が祈る姿も多く、信仰の深さを感じられます
訪れるなら午前中または夕方がおすすめ。太陽に照らされる黄金の仏塔は格別です。
パトゥーサイ(Patuxai)|ラオス版・凱旋門

市内中心部にそびえるパトゥーサイ(凱旋門)は、ラオス政府庁舎の並ぶエリアに位置するランドマーク。1960年代に建設が始まり、ラオスの独立と革命の勝利を記念して建てられました。
- 🕍 モデルはパリの凱旋門
- 🎟️ 入場料:無料(上に登るには小額のチケット購入)
パトゥーサイ(Patuxai)の見どころ

- ラオス各地の観光案内パネル
- 歴史的写真の展示
- 天井の装飾が見事!
展望台からは大統領府や市内全体を一望でき、晴れた日には遠くメコン川まで見渡せます。
現地通貨はキープ(LAK)ですが、タイに滞在していた人はタイバーツも広く使えるのでキープの両替なしでもOKです!
「La Terrasse(ラ・テラス)」で味わうフレンチ×ラオス

ヴィエンチャンの中心地で見つけた、カジュアルかつ本格的なフレンチレストラン「La Terrasse(ラ・テラス)」。朝から夜まで営業しており、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。
今回は実際に訪れてみた体験をもとに、メニューやおすすめポイント、支払い方法など、旅行者に役立つ情報をまとめました。
「La Terrasse」の基本情報
「La Terrasse」は、地元の人や旅行者に人気のカジュアルフレンチレストラン。総菜パンやフランスパン、菓子パンの販売もしており、テイクアウトだけの利用も可能です。
項目 | 詳細 |
---|---|
店舗名 | La Terrasse(ラ・テラス) |
営業時間 | 月〜土曜:7:00〜20:00 |
日曜:7:00〜13:30 | |
英語メニュー | あり |
朝食・昼食・ディナーと、時間帯ごとにメニューが変わるのも特徴。日中はカフェ利用、夜はしっかり食事といった使い分けもできます。一人での来店もしやすい雰囲気でした。
注文したのは「ステーキのホワイトソース添え」

今回のディナーは「ステーキのホワイトソース添え」をチョイス。焼き加減も絶妙で、クリーミーなホワイトソースがラオスのビールと相性抜群!心地よいディナータイムを満喫できました。
雰囲気がとても良かったので、後日改めて再訪問するほど気に入りました。
外国通貨対応!支払いはタイバーツでもOK

支払い時の伝票には、ラオスキープのほか、米ドル、ユーロ、タイバーツの表記がありました。今回はラオスキープの現金が少し足りなかったため、タイバーツで支払い。
おつりはラオスキープで返ってきましたが、複数通貨が使えるのは旅行者にとって非常に便利です。
特にヴィエンチャンではタイバーツが使える店舗が多いため、少し多めに持参しておくのがおすすめです。
※営業時間や対応通貨は変更になる可能性があります。最新情報は現地での確認をおすすめします。
ビエンチャンのオススメホテル3選
ビエンチャン(Vientiane)はラオスの首都で、メコン川沿いの落ち着いた雰囲気と豊かな文化が魅力の都市。おすすめのホテルを3軒ご紹介します。
1. セッタパレスホテルSettha Palace Hotel

1930年代のフレンチコロニアル様式の建築が特徴のブティックホテル。豪華な内装と高級感溢れる雰囲気が魅力です。
おすすめポイント:屋外プール、スパ、レストランなどの施設が整っており、贅沢な滞在が楽しめます。特に、フランス料理のレストラン「La Belle Epoque」が評判です。
市内中心部に位置し、ワット・シーサケットやパトゥーサイなどの観光名所へのアクセスが良好です。
2. サラナ ブティック ホテルSalana Boutique Hotel

モダンなデザインとラオスの伝統的な要素が融合したブティックホテル。市内中心部に位置し、観光に便利な立地です。
おすすめポイント:屋外プール、スパ、ジム、レストランなどの施設が整っており、快適な滞在が可能です。特に、屋上バーからのメコン川の眺めが魅力です。
ワット・シーサケットやパトゥーサイなどの観光名所まで徒歩圏内。空港からは車で約20分の距離です。
3. ホテル ビュー リバージュ メコンHotel Beau Rivage Mekong

メコン川沿いに位置するカラフルな外観が特徴のホテル。リーズナブルな価格で快適な滞在が楽しめます。
おすすめポイント:メコン川の眺めが素晴らしく、朝日や夕日を楽しむことができます。レストランでは地元料理を味わうことができます。
市内中心部に位置し、ワット・シーサケットやパトゥーサイなどの観光名所へのアクセスが良好です。
ヴィエンチャは色々な魅力がある!

「何もない」と言われがちなヴィエンチャンですが、実際は歴史・文化・人の温かさが詰まった魅力的な街でした。
ラオスのビール、ビアラオはかなり安いのでお酒が好きな方は是非川沿いでのんびり飲むのもおすすめです。
朝は托鉢の僧侶が歩き、日中は穏やかな仏教寺院を巡り、夕方はメコン川沿いで地元の人と共に屋台を楽しむ——そんな心穏やかな時間が流れています。
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