ベトナム旅行を計画している皆さん、現地での通貨調達について十分に検討されていますか?
適切な両替をすることで旅行費用を実質10~20%程度節約する事も出来るぐらい両替が大事という事をご存じでしょうか。
本記事では、ベトナムの最新の両替事情と実践的な通貨戦略を徹底解説します。初心者から上級者まで、あなたの旅行スタイルに最適化された両替プランを見付けてみてください。
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ベトナムドン(VND)の基本情報

ベトナムの法定通貨「ドン(dong)」は、1978年の通貨改革以来、現在の形態となっています。
国際通貨コード「VND」となっており、通貨の記号は「₫」で表記され、東南アジア通貨の中でも特に桁数の多い通貨として知られています。
・2025年6月時点のレート
100円 が 約18,000 ドンとなっています。
「k」表記システムを知っておこう!
ベトナムの価格表記で頻繁に使用される「k」は、1,000の単位を表します。この表記システムを理解することで、現地での買い物がスムーズになります。例えば、メニューなどに「25k」と書いてある場合には、 25,000₫の商品という事になります。
ベトナムの現地での両替方法を徹底解説
ベトナムに旅行にいく際には、日本の空港よりお現地での両替の方がレートが良いというケースも多いので、現地での両替方法を徹底解説します。
1.空港両替所|到着時の戦略的活用

一例として、ハノイのノイバイ国際空港には、到着ロビーに5-7箇所の両替所が設置されています。営業時間は早朝5:00から深夜24:00まで、一部は24時間営業です。
名前に「Bank」が入っている銀行系と、「Exchange」が入った両替所系の2種類があり、色々な場所のレートをチェックしてお得な場所を選ぶと良いでしょう。
空港での両替所選びのポイント
- 複数業者の比較:到着後、3-4箇所でレートを確認
- 最小限両替の徹底:市内までの交通費+初日の食事代程度
- 小額紙幣の確保:50,000₫以下の紙幣を多めに要求
- レシート保管:トラブル時の証拠として必須
▷ 空港両替の隠れたメリット
空港で両替するメリットとしては以下の3つが挙げられます。
・偽札リスクの完全回避
・24時間対応による安心感
・公的監督下での透明な取引
銀行両替|安全性最優先の選択

空港で両替を少額にした場合などの街中で両替する際の選択肢として銀行での両替があります。
街中の銀行などで両替する事も出来、空港と比べるとレートが良いというケースもあるので、こちらも近くの銀行を比較してみても良いでしょう。
銀行両替の実践プロセス
- 必要書類の準備:パスポート原本(コピー不可)
- 番号札の取得:外国人専用窓口を利用
- 申請書の記入:英語版フォームの要求
- 身分確認:パスポートと顔写真の照合
- 現金受領:金額確認とレシート受取
▷ 主要銀行の両替サービス比較
銀行名 | レート競争力 | 英語対応 | 支店数 |
---|---|---|---|
Vietcombank | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
BIDV | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
Techcombank | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
VPBank | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
▷ 銀行利用の最適タイミング
原稿の混雑を避けたい場合には、平日の午前中(9:00-11:00):最も空いている時間帯です。また、月曜日と金曜日は地元客で混雑するケースも多いので避けるのが無難でしょう。
また、昼休み時間(12:00-13:30)は昼休憩となっているケースもあるので、外していくのが無難でしょう。
認定両替商|バランス重視の実用選択

観光客が集まるエリアには両替所が多くあり、「Exchange」などで検索してみるとすぐに見つける事が出来るでしょう。信頼できる両替商を見分けるポイントは以下の通りです。
両替所選びのポイント
・店舗の清潔感と整理整頓されているか
・レートが掲示されており明確か
・GoogleMAPでの口コミ件数と内容の確認
▷ 政府公認の正規両替所を利用しよう
ホーチミンで両替をする際は、違法な両替所や不当なレートを提示する店舗に注意が必要です。安全かつ安心に両替するためには、政府公認の正規両替所を利用することを強くおすすめします。
正規の両替所には、「両替営業者登録証」が店頭に掲示されています。利用前にこの証明書の有無を必ず確認しましょう。また、両替レートもその場でチェックし、納得のうえで手続きを進めてください。
ベトナム旅行ではクレジットカードも意外と使える!

ベトナムでは、ここ数年でクレジットカードの利用が徐々に一般的になってきました。特にホーチミンやハノイ、ダナンなどの大都市圏では、大型ショッピングモール、国際ブランドのホテル、高級レストランやカフェなどでVisa・Mastercard・JCBなど主要カードが問題なく使えるようになっています。キャッシュレス化が進む中、海外旅行者にとっても便利な環境が整ってきた印象です。
また、一部のGrab(配車アプリ)や旅行会社のオンライン予約サイトでは、カード払いが可能になっており、スマホひとつでの旅も現実味を帯びてきています。
まだ現金主義の文化が強い!
カードや電子マネーが普及してきているとはいえ、ベトナムはまだまだ現金主義の文化が根強く残る国でもあります。ローカル市場やナイトマーケット、屋台、個人経営の食堂や商店、地方の観光地などでは、カードが使えないのが一般的です。
さらに、公共交通機関(ローカルバスや一部のタクシー)も原則現金払いとなるため、現金は常に手元に用意しておく必要があります。
▷ クレジットカード利用時の注意点
・サインやPINコードを求められるケースが多いので確認しよう。
・カード対応の有無は店舗によって異なるので事前にチェック。
・手数料(3〜5%)がかかる店舗もある
・ATMでのキャッシングも可能
現金+カードの“ハイブリッド”がおすすめ
ベトナム旅行では、クレジットカードは主に「ホテル・ショッピング・高額支払い」用、現金は「日常の買い物やローカル体験」用に使い分けるのがベストです。必要なときにどちらでも対応できるようにしておくことで、ストレスフリーな旅が実現します。
安全面でも、多額の現金を持ち歩かずに済むカードの存在は大きな安心材料。現地での両替と組み合わせて、スマートに旅を楽しみましょう。
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