メキシコ旅行を計画中の方にとって、現地での「お金の使い方」や「両替事情」は非常に重要なポイントです。
この記事では、メキシコの両替規制、現金の持参方法、米ドルの便利さ、クレジットカード事情、ATM利用時の注意点について、2025年の最新情報をもとに詳しく解説します。
メキシコの通貨は「ペソ」|まずは基本情報をチェック

メキシコの通貨単位は「メキシコ・ペソ(MXN)」です。
現地では日本円は流通しておらず、都市部での両替でもレートが悪いケースがほとんど。特に地方都市では円の両替ができないケースが多いため、あらかじめ計画を立てておくことが重要です。
日本円からの両替はどこでできる?
日本国内で日本円からメキシコペソに両替できる場所は少なく、両替出来る場合にもレートが悪いケースが多いです。
- メキシコシティなどの大都市では日本円→メキシコペソの両替が可能
- 地方都市では、基本的に米ドルからしか両替ができない場合が多い
地方へ足を運ぶ予定がある方は、米ドルを事前に用意しておくのがおすすめです。日本国内で日本円から米ドルに両替しておくと安心です。
米ドルを持参すれば安心!その理由とは?

近年のメキシコでは、外国紙幣からの両替に対する規制が厳しくなっており、日本円の扱いが難しい場合も多くあります。
米ドルはメキシコ国内で広く受け入れられているため、以下の点からも「米ドル持参」が推奨されます。
- 多くの観光地・ホテル・レストランで米ドル支払いが可能
- 両替所で米ドルからペソへの両替がスムーズ
- メキシコペソのレートが悪い場所でも、米ドルのレートは比較的良好
日本国内・メキシコ国内のどちらでも日本円からペソへの両替のレートは悪いので、日本で日本円から米ドルに両替して持参するのが良いでしょう。
【要注意】メキシコの両替規制と必要な書類
2010年以降、マネーロンダリング防止の観点からメキシコでは以下のような両替規制が導入されています。
- 外国人旅行者は「パスポート」と「滞在許可証(観光ビザ)」の提示が必要
- 月間で両替できる上限は最大1,500米ドルまで
- 2011年以降、トラベラーズチェックの利用は不可
つまり、短期滞在の旅行者であっても、複数回の両替や高額な現金両替には制限があるということですので気を付けるようにしましょう。
クレジットカードは使える?使うならここに注意

現金で多くの金額を持ち歩くのは危険ですが、メキシコではクレジットカードの利用も広く普及しており、以下の場所ではほぼ問題なく利用可能です。
- ホテル(中級〜高級)
- レストラン
- スーパーマーケット
- 一部の観光施設・お土産店
おすすめブランド
メキシコにJCBを持ってきても使えるお店を探すのが難しいので、以下の2種類のカードを持っていくのが良いでしょう。
・VISA
・Mastercard
いずれも米国系のカードであり、対応している店が非常に多いため、少なくとも1枚は用意しておきましょう。
スキミング被害に注意
治安面の問題もあるため、カード利用は信頼できる場所のみで行うのが鉄則です。露店や小規模店などではカード情報の盗難(スキミング)被害も報告されているため、現金と併用しながら使うのがベストです。
ATM利用時の注意点

メキシコでは現地のATMでキャッシングする方法もありますが、以下の注意点を守りましょう:
ATM利用時のチェックポイント
- 昼間など人通りの多い時間帯に利用
- ショッピングモールや空港内のATMを優先して使う
- 周囲に不審者がいないか確認してから操作
- 必ずレシートを受け取り、カードはすぐ回収
また、ATM手数料が高額な場合があるため、1回あたりの引き出し金額を高めに設定する方がコスパが良いです。
両替・現金管理まとめ:こんな人に米ドル持参がおすすめ!

メキシコ旅行では、米ドルを持参しつつ、必要に応じて現地でペソに両替、そして信頼できる場所でクレジットカードを使用するという3段構えが安心・安全です。
旅行タイプ | 米ドル持参の必要性 |
---|---|
都市部のみ滞在予定 | ★★(現地両替可だが、持参で安心) |
地方都市も訪れる予定 | ★★★(米ドルが必須レベル) |
現金主義で動きたい方 | ★★★(両替制限があるので多めに) |
カード使用を避けたい方 | ★★★(現金準備が必要) |
ポイントまとめ
- 地方都市や小規模店舗では日本円は使えない
- 両替にはパスポート+滞在許可証が必須
- 月間両替上限は1,500米ドル
- トラベラーズチェックは使えない
- ATMやカード利用は安全面に要注意
安全かつ効率よくメキシコ旅行を楽しむためにも、事前の「お金の準備」は入念に行いましょう!