ポーランド旅行で気になる治安・よくある犯罪・危険エリアなどを徹底解説!

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ポーランド旅行を計画しているけれど、現地の治安が気になるという人も多いのではないでしょうか?ヨーロッパの中では比較的安全な国とされているものの、日本と比べると注意が必要なポイントもあります。

そこで今回は、ポーランドの治安情報をまとめ、旅行者が安全に滞在できるようにするための対策を詳しく解説します。これからポーランドへの渡航を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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ポーランドの治安状況の全体像

日本と比べると窃盗やスリなどの軽犯罪は多いものの、殺人などの重大犯罪は欧州平均よりも低水準。2000年代初頭に一時的に治安が悪化した時期もありましたが、政府の警察強化や市街地の監視カメラ整備により、近年は安定しています。

外務省の海外安全情報でもポーランドは「危険レベル0」(注意喚起なし)とされており、旅行先としては比較的安全な国に分類されます。

外国人犯罪の増加

2022年以降、ウクライナとの国境地域では不法入国者の増加に伴い、一部で外国人による犯罪が報告されています。

ただし、これらは国境付近に限られるケースが多く、ワルシャワやクラクフ、グダンスクといった観光都市に大きな影響は及んでいません。観光客にとって危険度が高まったわけではないため、過度に心配する必要はありません。

ポーランドで旅行で気を付ける犯罪の種類

ポーランドを訪れる際に気を付けるべき犯罪の種類をご紹介します。

1. スリ・置き引き・ひったくり

もっとも多いのはスリやひったくりです。観光客が集中する鉄道駅、旧市街、ショッピングモール、公共交通機関では特に注意が必要。バッグを開けられる、スマホを奪われるといった被害が多発しています。

2. 詐欺・スキミング

経済成長とともにクレジットカード詐欺やオンライン詐欺が増加しています。特にATMでのカードスキミングは旅行者も被害に遭いやすいため、利用場所には十分注意しましょう。

3. 偽タクシーによるぼったくり

空港や中央駅周辺で観光客を狙った「非公式タクシー」が料金を数倍に請求するケースがあります。最近の海外旅行はタクシーよりもアプリ配車サービス(UberやBolt)を利用するのが最も安全です。

ワルシャワで注意すべきエリア

大都市ほど犯罪件数が多いのは世界共通。ポーランド最大の都市・ワルシャワでも、以下のエリアでは注意が必要です。

ワルシャワ中央駅周辺
混雑時はスリが多く、深夜は酔っ払いが増えるため長居は禁物。

公共交通機関(バス・トラム・地下鉄)
乗車中にバッグを狙うスリが多発。リュックは前に抱えて持ちましょう。

憲法広場・新世界通り周辺
昼間は観光客で賑わいますが、夜は酒に酔った若者によるトラブルや強盗が発生。女性の一人歩きは避けるのが無難です。

旧市街(観光名所一帯)
集団で活動するスリに要注意。写真撮影に夢中になっている間に盗難被害に遭うケースもあります。

旅行者が取るべき安全対策

ポーランドを旅行する際には特に以下のポイントに注意して行動しましょう。

貴重品の管理

  • 財布やスマホはズボンの前ポケットや防犯ポーチに収納
    後ろポケットや開口部の広いバッグはスリの標的になりやすいので避けましょう。
  • バックパックは人混みで背負わず前に抱える
    特に電車やバス、混雑した旧市街では前に抱えるのが基本です。
  • ホテルのセーフティボックスを活用
    パスポートや大金は外出時に持ち歩かず、宿泊先に預けるのが安心です。

夜間の行動

  • 人気の少ないエリアや公園を避ける
    犯罪の多くは人目の少ない場所で起こります。明るく人通りの多い通りを選びましょう。
  • 移動はUberやBoltなどの配車アプリを利用
    料金が明示されるのでぼったくりの心配が少なく、夜間移動の強い味方です。
  • バーやクラブでは飲み物から目を離さない
    睡眠薬や違法薬物を混入されるケースを防ぐため、自分のドリンクは常に手元で管理しましょう。

ATM利用時

  • 銀行内やショッピングモール内のATMを選ぶ
    路上のATMより安全で、監視カメラがあるため不正行為も起こりにくいです。
  • カード挿入口に不審な装置がないか確認
    スキミング機器が設置されていないかチェックしてから利用しましょう。
  • 暗証番号入力時は手で隠す
    覗き見や小型カメラによる盗撮を防止できます。

タクシー利用

  • メーターが作動しているか必ず確認
    走行開始時に確認し、作動していない場合はすぐ降りるのが鉄則です。
  • 空港や駅で客引きしているタクシーは避ける
    非公式ドライバーの可能性が高く、法外な料金を請求されることがあります。
  • 公式タクシー会社または配車アプリを利用
    配車アプリでは事前に料金が表示されるため、安心して乗車できます。

クレジットカードの安全対策

  • 店舗での支払いは必ず目の前で処理してもらう
    店員がカードを持ち去る場合は不正利用のリスクが高まります。
  • ICチップ付きカードを利用
    磁気ストライプよりもセキュリティが高く、偽造されにくいのが特徴です。
  • 毎月の明細を確認し、不正利用を早期発見
    少額でも身に覚えのない請求があれば、すぐにカード会社へ連絡しましょう。

安全に旅行を楽しむための準備

  • 「デバイスを探す」機能を有効化(スマホ盗難時の位置追跡用)
    紛失や盗難時に位置情報を追跡できるため、被害を最小限に抑えられます。
  • クレジットカード会社や保険会社の緊急連絡先を控えておく
    トラブル時にすぐに対応できるよう、紙とスマホ両方に記録しておくと安心です。
  • 海外旅行保険への加入(盗難・詐欺・トラブルに備える)
    医療費補償だけでなく、盗難・携行品損害補償がついているプランを選ぶのがベスト。
  • 現金は分散管理(財布・ホテル・セーフティポーチなどに分けて保管)
    万一盗難に遭っても、すべてを失うリスクを減らせます。

基本的な防犯意識で安心のポーランド旅行を

ポーランドはヨーロッパの中でも比較的安全な国であり、致命的な危険に巻き込まれる可能性は低いです。とはいえ、日本と比べれば軽犯罪は多いため、常に「盗まれない意識」を持つことが大切。

特にワルシャワやクラクフなどの観光都市では、【貴重品の管理を徹底する】【夜の一人歩きを避ける】【公式交通手段を利用する】この3つを守るだけで、安心して滞在できます。

しっかり準備と対策をして、ポーランドの歴史、文化、美食、自然を心から楽しんでください。

ポーンランドでトラブルに遭った際にどうする?

ポーランドで万が一、犯罪の被害に遭った場合は焦らずに落ち着いて手続きを進めて行きましょう。

以下にて犯罪に巻き込まれた際に重要な連絡先などをご紹介いたします。

ポーランドの緊急連絡先一覧

用途電話番号
緊急全般(警察・救急・消防)112
警察997
救急(医療)999
消防998

在ポーランド日本国大使館へ相談

ポーランドでトラブルがあった場合には、ポーランド日本国大使館への連絡・相談が必要となり、大使館では、下記のようなサポートを受けることが可能です。

帰国のための渡航書の発給:盗難や紛失によりパスポートが手元にない場合、総領事館にて「帰国のための渡航書」を発行してもらうことができます。この渡航書は日本への一時帰国に限り有効です。申請には、現地警察の「盗難証明書」が必要になるので、必ず警察署で届け出を行いましょう。

現地情報や助言:必要に応じて、被害後の行動について適切なアドバイスを受けることができます。

在ポーランド日本国大使館

住所:Szwoleżerów 8, 00-464 Warszawa, ポーランド
電話番号(代表):+48226965000

トラブル時の旅行保険の活用

旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。

▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書


その他の対応策

地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。

クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を受けられる場合もあります。

海外旅行ではスマホが重要!

海外旅行中、思わぬトラブルに遭遇する可能性は誰にでもあります。パスポートや荷物の紛失、体調不良、道に迷ったりと、さまざまなリスクがつきものです。

そんなときに頼りになるのが、手元にあるスマートフォンです。旅行中の安全対策としてスマホを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。

緊急時の連絡手段としてスマホを活用

スマホがあれば、緊急連絡先にすぐに電話やメッセージを送ることができます。事前に以下の情報をスマホに保存しておくと安心です。

・現地の緊急番号
・日本大使館や領事館の連絡先
・旅行保険会社の緊急連絡先

さらに、無料の通話アプリ(例:LINEやWhatsApp)を活用すれば、Wi-Fi環境やモバイル環境さえあれば通信費を抑えつつ迅速な対応が可能です。

GPSで迷子知らず

初めての土地では、迷子になるリスクがあります。スマホの地図アプリ(Google MapsやApple Mapsなど)を活用すれば、現在地の確認や目的地への最短ルートを瞬時に検索可能です。

オフラインマップを事前にダウンロードしておけば、通信環境が悪い場所でも安心です。

翻訳アプリで言葉の壁を克服

海外旅行中、言語が通じず困る場面は意外と多いものです。翻訳アプリ(Google翻訳やiTranslateなど)を使えば、簡単な会話や文章をその場で翻訳できます。

カメラ翻訳機能を使えば、メニューや看板の文字もすぐに理解できるため、トラブルを未然に防げます。

情報収集と共有がスムーズ

現地での観光情報や交通手段、緊急ニュースなど、必要な情報はスマホで簡単に検索できます。また、トラブルが発生した際、家族や友人に状況を共有してアドバイスをもらうことも可能です。

特に、現地の公式アプリやサービスを事前にインストールしておくと便利です。

配車アプリで移動もスムーズ

最近は海外旅行の際の安全な移動手段として、タクシーではなく配車アプリを利用する旅行者が増加しています。目的地にピンを立てて正確に立てられたり、価格もアプリで事前に分かるといメリットもありますが、一番はドライバーの身元が確かという点でしょう。

海外旅行の際には目的地で利用されている配車アプリをチェックしましょう。

モバイル決済で安全な支払いを

最近は観光客でも使えるモバイル決済サービスを取り入れる国も増えてきています。

現金を持ち歩くリスクを減らすため、スマホを使ったモバイル決済(Apple Pay、Google Pay、PayPalなど)を活用しましょう。特にスリや盗難が多い地域では、現金を最小限にしてスマホで支払うのが安全です。

・海外旅行が決まったら通信環境の準備を
スマホは単なる便利なガジェットではなく、海外旅行中の安全を守る強力なツールです。出発前には、現地のSIMカードやeSIMを用意して通信環境を整え、必要なアプリをインストールしておきましょう。スマホを上手に活用すれば、トラブルを最小限に抑えつつ、安心して旅行を楽しむことができます!

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