モンゴル旅行で訪れるべきスポットのひとつが、ゴビ砂漠です。
モンゴル南部から中国北部にかけて広がる広大な砂漠地帯で、その面積はなんと約130万平方キロメートル。東京ドームに換算すると約270万個分という、まさにスケールの違う世界が広がっています。
「砂漠」と聞くと一面の砂だけを想像しがちですが、ゴビ砂漠は砂丘だけでなく、岩山、荒野、草原、峡谷など多様な地形を有するダイナミックな自然エリア。さらに、世界的に有名な恐竜の化石発掘地でもあり、探検心をくすぐられること間違いなしです。
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ゴビ砂漠へのアクセス方法

日本からの直行便でウランバートル(チンギスハーン国際空港)まで約5時間半。そこから車で約8〜12時間(ツアーや目的地による)でゴビ砂漠にアクセスできます。
多くの旅行者は、ウランバートル発の現地ツアーに参加して、ゴビ砂漠内を3〜5日かけて周遊するスタイルを取ります。英語ガイド付きや日本語サポートのあるツアーもあり、初心者でも安心です。
基本的はツアーを利用してみるのが良いでしょう。
ゴビ砂漠で体験できる人気アクティビティ
ゴビ砂漠に行って何をするの?と思うかもしれませんが、以下にて人気のアクティビティをご紹介いたします!
1.ラクダライド|砂漠を旅する非日常のひととき

ゴビ砂漠観光でぜひ体験したいのが「バクトリアンラクダ(フタコブラクダ)に乗る」ツアー。
広大な砂丘の中をゆっくりと進むラクダの背に揺られながら眺める風景は、日常から完全に切り離された幻想的な体験。
朝焼けや夕暮れ時に行われるサンライズ・サンセットライドも人気で、写真映えも抜群です。
ポイント
ラクダ乗りの際は、帽子・サングラス・スカーフなどで日差し・砂埃対策を。
2. 恐竜の化石発掘地|バヤンザグ(フレーミングクリフ)

ゴビ砂漠の中でも特に有名なのが「バヤンザグ(Bayanzag)」、通称フレーミング・クリフ(燃える崖)。
ここは20世紀初頭にアメリカ人探検家ロイ・チャップマン・アンドリュースによって世界初の恐竜の卵の化石が発見された場所として知られています。
現在も発掘体験を含むエコツアーやガイド付きトレッキングなどが組まれており、恐竜時代のロマンを感じられるスポットです。
豆知識
かつてゴビ砂漠一帯は豊かな森林地帯だったとされ、その証拠が多くの化石に残されています。
3.ゲル宿泊&星空観賞|大地に包まれて眠る体験

砂漠での夜は、ぜひ遊牧民の伝統的な住居「ゲル(パオ)」に宿泊してみましょう。
日中の強い日差しから一転、夜は一気に冷え込み、澄んだ空気の中で星が降るような満天の星空が広がります。
観光客向けに整備された「ツーリストゲル」は、ベッドや食事付きの快適仕様になっているところも多く、初心者でも安心。
砂漠の静寂と壮大な自然に包まれる、忘れられない夜が過ごせるでしょう。
\ゲル滞在のポイントは以下の記事をチェック/

ゴビ砂漠の気候とベストシーズン
ゴビ砂漠は典型的な大陸性気候で、夏は暑く、冬は極寒。日中と夜間の寒暖差が非常に大きいため、服装の準備は万全にしましょう。
月 | 平均気温(昼間) | 平均気温(夜間) | 降水量 |
---|---|---|---|
6月〜8月 | 25〜35℃ | 10〜15℃ | 少なめ |
9月・5月 | 15〜25℃ | 0〜10℃ | やや乾燥 |
10月〜4月 | -5〜10℃ | -10〜-30℃ | 乾燥極まる |
ベストシーズンは6月~8月ですが、紫外線と暑さ対策をしっかりとしておきましょう。
持ち物&服装のポイント(夏季基準)
- 帽子・サングラス・日焼け止め:紫外線対策は必須。日差しが非常に強いです。
- 薄手の長袖・羽織り:日中は暑くても、朝晩の冷え込み対策に。
- スカーフ・バンダナ:砂埃・風よけとして便利。
- 保湿グッズ(リップクリーム、化粧水):極度の乾燥に対応。
- 虫除けスプレー:夏は虫が出ることもあります。
- トレッキングシューズ or サンダル:地形に合わせて履き分けを。
モンゴルの冬(12月〜2月)は、極寒・乾燥・風の強さが特徴です。とくにゴビ砂漠やウランバートルでは最低気温が−30℃以下になることもあり、観光の難易度は一気に上がります。
ゴビ砂漠で得られる感動とは?

ゴビ砂漠は、単なる「何もない」場所ではありません。
そこには、地球の鼓動を感じる広大な自然、悠久の時を刻む化石の記憶、そして人間の営みと調和した遊牧文化があります。
都会の喧騒を離れ、大地と空と風だけの世界に包まれて過ごす時間は、まさに“人生を見つめ直す旅”になるはずです。
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